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zoom RSS 「おんな城主 直虎」 違和感の正体

<<   作成日時 : 2017/02/19 13:39   >>

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とりあえずチラチラ見てますが、少女漫画的という声はよく聞く気がします。
これは、元ネタが少女漫画的なので、仕方ないのです。

ヒロインに幼馴染の婚約者がいた。
その人物(亀ノ丞こと井伊直親)が逃亡する羽目になったり、結局結ばれない運命だったり、
非業の死を遂げたりした。
井伊の男性がいなくなり、還俗して女城主、井伊直虎となる。
その幼馴染で元婚約者の息子(井伊直政)を養育し、その子は徳川四天王と呼ばれるまでになる。

こんな少女漫画的要素もあるドラマティックな物語に多くの人は魅かれているのでしょうが、そもそも年代的に無理がある。

おとわ(便宜上そう呼んでおく)の父直盛は1526年生まれ。
直親とは10歳しか違わないのだ。
おとわと直親が幼馴染=同年代とすると、おとわは直盛が10歳の時の子になってしまう。

ドラマ初回、杉本哲太19歳。多分妻役の財前直見さんもそれくらい。
阿部サダヲ12歳(数えで13歳かな)より以前から時空は歪んでいたと以前書いたのはそういう事。

そんな19歳そこそこで、もう跡継ぎの男子には恵まれないのではないかというような雰囲気はおかしいし、亀ノ丞を戻して跡継ぎにしようとする前に、側室でもなんでも置いて男子をもうけようとする方が先のはずでしょう。
子役から大人役にバトンタッチした時ですら、直盛28歳。
まだいける年齢のはず。

西洋絵画で、厳密に計算すれば遠近法的におかしいし、パースが変だが、一見すると分からない、という作品は多くある。
今作も、演じているのが杉本哲太さんと財前直見さんだから、直盛が1526年生まれとわざわざ言わなければ、この夫婦にもう男子は生まれないかも、となんとなく納得してしまうが、実際には初回の直盛19歳なのである。

ドラマ的にはもっと年がいってる事にするにしても、そうすると今度は井伊直平っていくつだよ、という事になってしまう。
ドラマでも、直平は直盛の祖父になっているのだから。

つまり、この大河の少女漫画的要素の元になっている、直盛の娘と直親が幼馴染というのは作り話で、婚約者だったというのも考えにくいということだ。
違和感の正体だが、そんな無理のある「井伊家伝」という、この時代から150年も後になって作られた、少女漫画みたいな二次資料を基に作ってるという所にある、と思う。
だからドラマの時空が歪み、違和感が生じるのだ。

これは脚本家のせいというより、女城主、井伊直虎など存在しなかったとはっきりさせてこなかったせいだと思う。
直虎という人物は存在したのだが(徳政令に花押がある)それが女性だと言ってるのは、そんな信用ならない「井伊家伝」だけなのだから。

放映直前に、直虎は男性だったとする新資料が見つかったと話題になったが(その資料も二次資料なので頭から信用はできないが、すくなくとも「井伊家伝」よりは信頼性があるように思う)、なぜこのタイミングでと言われていたが、その前から直虎男性説はあったのだ。
が、女性なのに城主で井伊直虎という、ドラマティックな匂いのする要素に目くらましされてきたように思う。

とりあえず、続く。多分。

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