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戦国武将・石田三成のこと、漫画のことなどを語っていきたいなと思っています
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これまでの朝ドラと大河ドラマ

2018/04/21 17:22
朝ドラ「半分、青い」、不思議なタイトルですね。
脚本の北川さんはベテランですが、朝ドラは多分初めてだと思います。
でも、朝ドラとしてのバランス感覚は優れているように思います。

子供時代、娘の片方の耳が聞こえなくなった事について、母親は悲嘆にくれるのですが、最初は同情していても、和子さんに「律君の喘息は治るかもしれんけど・・・」とか喘息も大変でしょうに、けっこう酷い事言って八つ当たりする辺りは、もういい加減にしろと思うがそれを見越したように、次の瞬間には反省し、夫に完璧じゃなくていいというセリフを言わせ、謝りに行く場面を入れる。

また担任の先生が、ややヒステリックで無神経な所があり、こういう先生いたよなーって感じなのですが、そうした描写もやりすぎない。

朝ドラという事を配慮して、見ていて不快感を感じさせないようにバランスを取っている気がします。
このあたりの感じ方は人それぞれでしょうが、自分的にはちょうどいい。
ヒロインも、子供時代も今も、ちょっと失礼で嫌な所もあるのですが、なかなかリアリティがあって、不快感まではいかないところで調整されている気がします。

子役から交代したとき平成になりましたが、世相は入れても昭和天皇崩御ほぼスルーは、ポップな作風を考えると正解だったと思います。

今の所、恋愛ドラマが得意なだけあるというか、恋バナやるならせめて、このくらいのクオリティはなければね(前作比)。
懐かしアイテムの入れ方はちょっとうっとおしいと感じるところもありますが。
舞台となっている岐阜はけっこう近いこともあり、親近感を持ちます。
良作になればいいなと思います。

大河「西郷どん」第十四話ですが、うーん・・・残念ながらちょっと酷い。
史実どうこう以前に、そのドラマの人物の言動にリアリティや説得力を持たせてほしいのですが、何故次の将軍は慶喜がいいのか、なぜ井伊は西郷をヘッドハンティングしようとしたのかさっぱりだし、主人公側の言動が意味不明。
前作の主人公の子孫である井伊がすっかり悪役ですが、本作の中ではまだしも一番まともに見えるという有様。

この時期の幕府がそんなに無能で外国に対しても腰抜けだったかというと、そうでもなかったと言われ始めているのだが。
今回は恋バナを入れてたわけでもないのだが、政治の回でこんな状態。
実際の西郷はこの後言動がブレまくるようで、難しい題材だったのかもしれない。

再来年の大河は明智光秀に決まったようで、知名度が高い割に前半生は空白が多いようですし、本能寺の変の動機も諸説あるようですが、説得力のある面白いフィクションを見せてくれるでしょうか。
朝倉があんまり無能描写にならなければいいなと思っていますが。

最新の研究というワードも入ってるようですが、「軍師官兵衛」みたいに、今って平成だよねと思うような手垢のついた俗説まみれ作品になるよりは、そういうのを取り入れるのは結構な事ですが、最新でも専門家によって見解が異なったりしますし、そういう宣伝文句がある事で逆にこのドラマは絶対に正しいと思われかねない危険性もあったりします。

でも大河ドラマというものは、もう見ないかもしれない。
そんなに思い入れがあったわけではないときは気楽に見られても、思い入れをちょっと持ってしまうと、どうしてもストレス溜まったりする。
「真田丸」はストレスで疲労したしな・・・・。
あれも最新の研究どうのであんなだったからね。
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「わろてんか」その2と、大河等実話ドラマについて(やや追記)

2018/04/14 20:29
もう新しい朝ドラが始まって二週経つ中、前作「わろてんか」のことなどなかった事にしたいですが、その1と前回書いてしまったので、一応その2。
この作品に好意的な方はスルーで。


大河ドラマや実話系朝ドラといった、実在の人や歴史、実際の出来事などを元にしたドラマを考えるにあたって、絵画も参考になるのではと思いました。
というのは、ぶらぶら美術・博物館での「怖い絵」シリーズで、監修の中野京子さん解説での「ジェーン・グレイの処刑」の絵についてを見たのがきっかけです。

ロンドン・ナショナルギャラリーにあるドラローシュ作「レディ・ジェーン(ジェーン・グレイ)の処刑」という絵画作品は、実在の人物、実際の出来事が描かれています。
が、事実そのままとは微妙に異なります。
舞台美術も手掛けていたという作者は、まさに舞台の一場面のような構成で、実際には黒い服だったというジェーン・グレイに、まばゆいほどの美しい白い衣装を着せました。
その結果若くして処刑される少女の無垢さが際立ち、傑作と呼ばれる作品となりました。
実際白の衣装に一番衝撃を受けたという感想もよく見られます。

このように真実を土台にして、より胸を衝かれる作品にするのが、ドラマでも傑作と呼ばれるものになるのでしょう。

実際と同じように黒い衣装を着せ、特に工夫もなくただ真実を写し取っただけのものは、ドラマでも凡作になったりしますが、場合によっては駄作とまでは言われないかもしれませんし、誠意は感じられるかもしれません。

そしてショッキングピンクの衣装を着せたりけばけばしく見せたり、そういうのをドラマでも改悪とか駄作とか、実在の人への侮辱とか、つまらないとか言われるものになるのでしょう。
大河でもなんでも、史実と違うと文句言うのはそういう時です。
別に何でもかんでも史実通りにしろという意味ではありません。

「わろてんか」ですが、残念ながらまさに改悪、駄作というものになっていたと思います。
恋愛結婚、駆け落ちという改定をしていましたが、駆け落ちなんてけしからんという事ではなく、モデルとなった吉本せいさんの生き方が正解なんだという事でもありません。

親の決めた相手と結婚して苦労を重ね、「貞女二夫に見(まみ)えず」とか、浮気して遊んでばっかりの夫の代わりに働いてとか、偉いともなんとも思わないし、今どき何ら参考になるものでもありません。
が、それが彼女の芯であり、強さであったはずです。
また、時代でもあったはずです。
そこを否定して、なぜ吉本せいをモデルにドラマを作ろうと思ってしまったのか、なぜその時代を描かないのか。
その1でも触れましたが、そこが本気で疑問です。

ドラマはフィクションだからとよく言い訳をしますが、この人がモデルだと言われれば、そういう風に見るものです。

また今回、俳優、女優に漫才は厳しいと思いました。
何故芸人を使わなかったのか。
見ていてイタくて苦痛でした。
笑いをきちんと描かず、馬鹿の一つ覚えみたいに「笑いは素晴らしい」的な事連呼されても、空虚にしか響かない上にイライラするだけでしたよ。

キャラを使い捨てにしておいて最後の週に新キャラを出したり、構成も変でした。
もう迷走して混乱してたんでしょうねえ。
とにかく全体的に、センスがないと強く感じました。

興行というのは、綺麗事では済まされない部分もあるでしょう。
成立から黒い影もあったようですし、吉本興業といえば、独立しようとした芸人が干されて餓死したり、札束で芸人を縛ると揶揄されたり、ギャラがどうのとか、今でもクリーンなイメージではありません。
しかしそれでも多くの人を惹きつける魔力のようなものがあるのでしょう。

朝ドラではハードルが高いと言えましょうし、そうしたものを描くという覚悟がどれほどあったのか。
吉田智子という脚本家も悪いですが、制作者の罪が一番深いと思います。
少なくとも、実在の人のドラマを描く資格のない人達という印象を持ちました。

ドラマを見ないため、この脚本家の他の作品は知りませんが、完全オリジナルなら、もっとマシな作品になったかもしれません。
史実の人物をめちゃくちゃにして時代を描く気もないドラマでしたが、一応縛りがあるため、何もかもが中途半端な出来になっていました。

その1でも恋愛ドラマとしても出来が悪いと書きましたが、お互い何が好きなのか全然伝わってこないのに加え、どの恋バナでも、相手を思いやるという事が全然見えまぜんでした。

キャラクターの出来は、伊能栞が特に酷く、存在意義はほぼなかった。
高橋一生さんがキモく見えるとは。
モデルは小林一三と言われていますが、これ本当なんでしょうか。
かすりもしてなかったと思うのですが。

高橋一生さんが長々と意味もなく出演しつづけさせられていたのは、「おんな城主直虎」の小野政次でブレイクしたつながりかもしれませんが、私はあのドラマで一番良かったのは、たしかに高橋一生さんの小野政次とは思いますが、同時に一番良くなかったのもまた小野政次だったと思っている。

というのは、小野政次を、主君を守るため悪役に徹するという、ある意味萌えキャラにしたがために、主人公含む井伊家中が悉くボンクラ化してしまったからである。
萌えキャラとしては秀逸だったと同時に、これは見ていて、愉快ではなかった。
そもそも、悪役を演じなければならない意味もあまりなかったし。

途中で話が逸れましたが、上手く改定創作できなければ史実通りにやるべきだったし、それも嫌、モデルとなった人物になんら共感もリスペクトもできないなら、引き受けるべきではなかったし、託すべきではなかった。


怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-07-23
中野 京子

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「信長の忍び外伝 尾張統一記」

2018/04/07 20:04

信長の忍び外伝 尾張統一記 1 (ジェッツコミックス)
白泉社
2014-08-29
重野なおき

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テレビが故障してしまった・・・
地上波ならまだワンセグで見られるけど、BSが見られない。
録画も出来ない・・・・

さて、度々紹介した「信長の忍び」ですが、こちらはそのプロローグにあたる「尾張統一記」全三巻。
やはり四コマギャグ漫画ながら、なかなかあなどれない作品です。
「信長の忍び」は1巻が桶狭間の戦いですが、こちらはその前段階、信長の尾張統一についてです。
どうしても桶狭間の戦いから天下へ!という事に注目がいきがちですが、尾張統一があってこそなんですよね。
ここら辺は、ダイナミックに全国展開していく桶狭間以降と比べて、狭い範囲で身内同士でごちゃごちゃ戦ってややこしいので、なんかもう面倒ですが、これは分かりやすい。

そのまた前段階の話になりますが、織田氏はもともと越前の神官の出だったという説がある。

主筋にあたる斯波氏が1400年に尾張守護、1405年に遠江守護となる。
1402年に織田教広が尾張の守護代となり伊勢守家と呼ばれ在京生活。
尾張には在国守護又代として、大和守家を配置。

漫画の方でも織田一族ごちゃごちゃ仲悪いですが、1467年応仁の乱にまで遡り、斯波氏は両軍に分かれ、織田一族も分かれることになる。
その後、岩倉織田氏と清洲織田氏が戦ったり、なんだかんだぐちゃぐちゃしている。

信長の祖父信貞の時代の1500年代前半、斯波は遠江を巡ってなんども今川と戦い、全部負ける。
これにより斯波の権威は下がり、織田が下剋上しやすくなった。
この時代から今川と尾張は戦っており、おそらく後の桶狭間合戦につながっていく。

尾張は生産力が高く、小氷河期の戦国、手に入れたい場所だった。
信長が後に天下を狙えたのも、尾張を手にしたから。

1524年、織田信貞、津島を支配。
これが飛躍の礎となる。
次の信秀も頑張ったからこそ、身分は低め(守護の下の守護代のさらに下。でも戦国で生き残った守護ってあんまりいないかな。)でも金持ちになれた織田は、信長の代での飛躍が可能だったのである。
大河で「織田三代」やってくれないか。
桶狭間合戦で終わりでいいと思う。

ともあれ、あまり馴染みのない信長の尾張統一を分かりやすく描いた「尾張統一記」、面白かったです。
駆け足ですし、このあたり資料の少ない所もあるので、難しい所もありますが。
カバー外した本体にも注目。

この辺りを描いたものとしては、以前ちらっと紹介したこちらも。
特に2巻あたりか。

センゴク外伝 桶狭間戦記全5巻 セット (KCデラックス)
講談社
宮下 英樹

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信長公記では、首巻部分にあたります。

現代語訳 信長公記天理本首巻
デイズ
2018-01-20
太田牛一

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春ですね

2018/04/01 12:02
どうもこの頃億劫になってしまい、更新が滞りがちになってしまいました。
そのうち終了した朝ドラ「わろてんか」について何か書こうとは思ってますが。
(いい事は書かないと思うので、お好きだった方はスルーで。)

昨日名古屋城に行ってきました。
写真の一つでも載せられれば良かったのですが、デジカメ忘れた・・というか、相変わらず億劫癖がまだ抜けなくて。
桜と石垣のコントラストが見事でした。
今年は満開の時期が短く、早くも桜吹雪でしたが。
なんという儚さ。
戦国の家紋などでは桜は好まれなかったのも分かります。
しかし良い時期でした。
桜とお城は、絵になりますよ。

ぶら美でも紹介されていた本丸御殿、修復が終わったところを公開してましたが、白木が美しい。
結構並んでました。
貴重な木材使用ということで、かなり気を使われていました。
写真撮影は、フラッシュ無しならOKですが、つい落としてしまわないように。
名古屋城は空襲で焼けてしまいましたが、資料はけっこう残っているということで復元でき、当時の様子を垣間見ることができました。
残りの本丸御殿完成は、6月の予定のようです。

一部疎開して空襲を免れた襖絵や天井絵などがあり、名古屋城で展示されていました。
金シャチ横丁はかなりの人なので、ここでお昼を、とか思わない方がいいかもしれません。
並ぶことは覚悟しなくてはと思います。

名古屋城といえば天守閣木造復元がなにかと話題で、募金なども募っていましたが、資金だけでない問題も色々あるようで。
こちらのサイトさんにちょっと詳しく載っていましたが。
http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=7328&comment_sub_id=0&category_id=233
さてどうなることやら。
名古屋の貴重な観光資源でもありますが、本丸御殿修復をあそこまで立派にしたのだから、その上狭い天守閣にまでそんなにこだわる必要あるのかなあとは思ってしまいます。

名古屋城について
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
たくさんの人で賑わうといいですね。
武将隊もやっぱり人気ですし。
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これまでの朝ドラ「わろてんか」その1

2018/03/18 10:28
あと少しで終了なので、終わってからと思っていましたが、いきなり傑作になることはないので、もうこの辺りで、ちょっと全体の感想など。
この作品がお好きな方は、スルーして下さい。


まず最大の疑問は、何故この題材を取り上げたのだろう、という事です。
今まで見てきた感想が、これです。
何故制作者はこの題材を選び、何故この脚本家に託し、そしてこの脚本家は何故引き受けたのか。
本気で謎である。

というのは、結局のところ、この作品からは「自由恋愛万歳」しか伝わってくるものがなく、主人公のモデルとなった吉本せいは、本作と違って自由恋愛したわけでもなく、それをしたがってたわけでもないからだ。
本人の心境までは本人にしか分からないけど、少なくともそんな話は出てきてない、と思う。
女興行師という反面、極めて古風な女性らしいと感じる人物でもあるのだが。

では恋愛ドラマとして優れているかというと、その点でも駄目という有様。
史実を曲げて、主人公は親の反対を押し切り、駆け落ちまでしていますが、お互い何故どこがそんなに好きなのか、全く分からなかった。顔?としか。

さらに息子も駆け落ちしますが、朝ドラに駆け落ちは多いものの、こんな何の共感もないどころか嫌悪しか感じなかった駆け落ちがあるだろうか。
隼也自体は、「あさが来た」の千代といった主人公ジュニアよりはよっぽど好感が持てたものの、お相手のつばきは、視聴者のヘイトを一身に集めたのではないかというようなキャラにしかなってなかった。
全体を通して、一番見ていて苦痛だった。
そしてこれもお互い、何故そんなに好きなのかさっぱりだった。

その他にも恋バナは色々出てきましたが、この脚本家は時間経過に伴う登場人物の年齢を全く計算してないのではないかと思えるほど、稚拙で下らないエピソードばかりであった。
やるならせめて、登場人物の年齢に見合った恋愛を描いてくれたらまだ良かったのに。

またとにかくこの脚本家は、金持ちの男と結婚して玉の輿に乗ったり、家のために親の決めた結婚をする事は、とんでもない悪だと思っているようだ。
リリコとつばきのエピからそれが伺えるが、相手がすごく嫌な奴だったら、たしかにそうだなと思えるが、双方とも相手がどんな男性なのか、全く出さなかったので、リリコの場合は藤吉が邪魔をした、つばきは単なる我が儘にしか見えなかった。

また史実では、吉本興業誕生の裏にあったのは、吉本せいの親の決めた結婚があったわけで、決して自由恋愛があったわけではない、なのに脚本家は自由恋愛至上主義。
ここに、なぜ引き受けたという冒頭の疑問がグルグルするわけである。

先週、今週と戦時下の検閲をやってるわけであるが、これもまたなぜか、恋愛描写はいかん、という話に終始している。
恋愛話が至高であり、それを禁止する検閲は悪、というのは、本作の恋バナは素晴らしく、それを批判する視聴者は悪、という制作者側の意図が漏れ出ているように見えて仕方なかった。
大体検閲ってそんなんじゃなく、戦争賛美作品を作らせたかったわけで、それを見て多くの少年少女が洗脳され、軍国少年少女になっていった。
それを恋愛描写がどうのに終始されても、そもそも本作の恋愛描写がお粗末なんだから、検閲されて気の毒だねとも思えないのである。

伊能も、まるでいつの間にか危険人物みたいな事になっているが、恋愛ものを作る事しか頭にない人にしか見えないので、どうにもそんな大した人物にも見えないのである。

全回終了後、また何か書くかもしれないので、とりあえずその1としておきました。
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春一番

2018/03/10 15:40
お久しぶりです。
春の嵐が吹き荒れていますね。
周囲では、花粉症でくしゅんくしゅんいい出している人たちもチラホラ。
私はどちらかというと、秋ですね。
春は、ちょっと目がかゆいような気がする、というくらいです。
梅も咲き出しています。

書くことがないわけではないのですが、(ちょっと前に今更ながらPS4で始めた「戦国無双4」のシナリオについての不満とか・・・)どうにもこうにもやる気が出ず、放置状態になっていました。
週一くらいは何か書きたいと思っているのですが。
とりあえず、生存報告でした。
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「西郷どん」第七話まで

2018/02/24 23:29
前回書いた時、話数を勘違いしていたようで、「背中の母」が第七話ですね。
今回はあまり見られなくて、再放送でと思っていたらころっと忘れていたので、どうしようかなと思ったのですが、今回とあまり関係なく、今まで一つ気になった事だけ書きたいと思います。

これはずっと思っていたのですが、自分の馬鹿さを露呈するようで言いたくなかったのですが、他にも同じような意見をちらほら目にして、自分だけではないようだと安心したので言いますが、吉之介の仲間たちが、大久保正助以外、誰が誰やらで全然区別がつかない件。

第一話の子役パートの最後によると、それぞれ皆重要人物になるような人たちなんでしょ。
それなのに。
薩摩藩士に詳しかったり、公式HPやガイドブックを熱心に読んでたりならともかく、普通に見てたら分かりづらい。

たしかにいい加減に見てますよ。
でも例えば途中までは良かった朝ドラ「ひよっこ」では、これも朝のいい加減なながら見でしたが、乙女寮の面々とかキャラが立っていて、すぐ区別つきましたよ。
ドラマあんまり見ないので漫画とかになってしまいますが、個人的にキャラの立て方が上手いと思う「あさひなぐ」では、誰が主役になってもおかしくないほど多様なキャラクターの描き分けが見事です。
それでいながら両作品とも、決して主人公が埋没していなくて、ちゃんと主人公らしい。

それなのに今作では、主人公の仲間たちは、適当に騒いでいて下さいとしか演技指導されていないかのようだ。
実在の人物でしょう。
薩摩藩士をきちんと描き分けられないで、なんのために薩摩を舞台にした。
個人的に一番の駄作大河「軍師 黒田官兵衛」でも、秀吉も羨むほどの官兵衛の家臣という設定の割には描き分けができていなかったが。

このあたりが今のところ、本作で一番問題かなと思うところです。
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白熱の戦い!女子シングル

2018/02/23 18:50
フィギュアスケートの女子シングル、フリーも無事終了しましたが、いやあ、レベルの高い戦いでしたね。
宮原知子さん、素晴らしかったです!
坂本花織さんも、頑張りましたね。6位入賞、立派です。
あのフリーのアメリ、可愛いですよね。

メドヴェージェワ選手、ショートもフリーも素敵な衣装だったな。

ザキトワ選手、レベル高い!
これはかなわない。
フリーは、後半にジャンプが集中するのは、得点は高くなるけど作品としての構成は・・・とか一部で言われてたようですが、そもそもフリーの曲のバレエ「ドン・キホーテ」は、後半の音楽が盛り上がってくる場面で、クルクル回りまくったり跳びまくったりするので(結婚式の場面なので、浮かれて高揚してるのだ)、構成的にも全然あってると思います。

ルッツ、ループの3−3は、昔安藤美姫さんが得意なジャンプで、世界選手権優勝時の大きな得点源だったのですが、その後回転不足やエッジエラー判定が厳しいルール改正になってしまい、強みにならなくなってしまったんですよね。
しかし次世代のザキトワ選手は、しっかりものにしてますね。
男子もそうそうやらない非常に高難度の組み合わせの3−3を後半に跳ぶとか、凄いですね。

回転不足に関しては、ジャンプというのは、回り切るか降りるか、どちらが優先されるべきかというと、降りる方だと思うのですよね。
ぐらっとしたり、転倒したりははっきり分かりますが、ちょっとグリ降りぐらい、ぱっと見た目にはそんなに分からないじゃないですか。
なのにあまりに苛烈に減点すると、見た目と得点に大きな差が出て、不信感を持たれてしまうと思うのですよね。
もちろん回り切って降りるに越したことはないですし、一時期よりは多少変わってはいるようですが、GOE(出来栄え)での減点に留めるべきでは、と思います。
基礎点から引かれて、さらにGOEで二重に引かれるのは、厳しいですよね。

オズモンド選手も素晴らしかったと思います。
どうしても贔屓目でみてしまうので、宮原さんの方が・・と思ってしまうのですが、(というよりアジア選手が好きだな)公正にみても、納得の銅メダルだったと思います。

コストナー選手は、どうしてもいつも得点が高すぎるような気がするのですが、良く言われるのが、大柄なせいか画面からは良さが伝わりにくいということです。
スケーティングの伸びなどが素晴らしいらしい。
ソチの時のコストナー選手は良かったですけどね。
長年見ていたので、あの銅メダルは嬉しかった。

冬の競技の進化というのは、道具の進化と共にあるようで、スケート靴も、ここ数年大分軽量化され、進化しているようです。
そういう事情等もあるので、たまに聞くソチ五輪に出ていたらとかいうのは、まったく意味がない話だと思います。
トレーニングの方法も数年前より、日々進化していますし、ルールの事も考えなくてはいけませんからね。
バンクーバーの時の男子は四回転冬の時代でしたが、特に回転不足減点が苛烈な時で、若い頃からその対策が出来ているという時期でもなく、四回転の基礎点そのものも今ほど高くなかったと思うので、やるメリットよりデメリットの方が高いという事情もあり、その頃の選手が今より劣っているとか、そういう事でもない。
大事なのは、今ですから。今だからこそできた演技なのでしょう。

今は難しい3−3は女子でも当たり前になりましたが、バンクーバー五輪の時に跳んでいたキム・ヨナさんはやっぱり凄かったと思います。
今と以前では、事情も違いますし、その時は当たり前でない事をやるのは凄い事だと思います。
つまり、あの時代に3Aを跳んだ伊藤みどりさんはやっぱり凄い!

撮影技術も色々進歩しているのですね。
テクニカルの状況が画面上に出るのは、なかなか便利だなと思いました。
しかし、真上から撮影するのを見せるのはやめて欲しい。
真上から見せられても、何も分からないよ。


最後にそんな最中、大杉漣さんの訃報を聞き、大変驚きました。
個人的には、「ゲゲゲの女房」のお父さん役を思い出します。
いい俳優さんだっただけに、残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
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金メダルおめでとうございます!

2018/02/17 19:46
連日オリンピック熱戦が続いていますね。
フィギュアスケート男子シングルでは、羽生選手、宇野選手、金、銀おめでとうございます。
こんなにハラハラしたのは、バンクーバー五輪の高橋君以来でしたわ。

田中選手も頑張りましたね。
全日本のような演技が出来れば8位入賞の可能性もあったと思いますが、でもよく頑張ったと思います。
こうした舞台で、大崩れしなかっただけでも立派です。
四回転も決めましたしね。

今回はレベル高かったですね。
ソチのグダグダ大会は何だったのか。
今回は文句なしの王者といっていいと思います♪
フェルナンデス選手は、昔はフリーで崩れる事もけっこうあった気がしますが、成長しましたね。素敵でした。オリンピックのメダルは初めてですね。
他外国勢も、皆さん素晴らしくて、見応えのある大会でした。

個人的には、以前は高橋君や町田君が好きで、羽生君はそんなに好みではなかったのですが、いつの間にかすっかり魅せられました。

あ、それと本日は、将棋の藤井君六段昇進もありましたね。
こちらもおめでとうございます。
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「西郷どん」第六話まで

2018/02/14 20:44
第六話「なぞの漂流者」まで終わったわけですが、第五話、六話は、うーん・・・、一言で言うと「アイタタタ・・・・」ってとこでしょうか。

ジョン万次郎と西郷を無理矢理絡ませていたわけですが、創作して主人公を色々な事に絡ませるのは、まあ仕方ないですが、ちょっと雑だったかな。
出来のいい創作でもなかったような。

しかし何より、もっと無理矢理な恋バナでしょうかね、問題は。
恋バナはもう今作は、あまりに酷くなければ目くじらを立てないとは以前言いましたが、残念ながらあまりに酷かったと言わざる得ない。

なんだか糸は、こんな時代、国でさえなければ好きな吉之助と結婚できたのにと言わんばかりだったが、吉之助は糸が好きだなんて一言も言ってないじゃん。
最後に告白された時でさえ「あちゃー、そうだったのか」って感じで、この時点では別に糸の事なんとも思ってなさそうだった。
相思相愛なのに結ばれないというならまだ分かるけど、今の時点ではそうじゃないので、時代や身分とか国とか関係ないじゃない。

悲恋と「西郷どんったら鈍感♡」というのを両方ぶち込みたかったがために、恋バナとしても変なことになってしまった。
見ようによっては、正助と吉之助で糸を押し付け合ってるようにも見えてしまったり。

また前にもどこかで言いましたが、この時代西洋がそんなに自由で平等で、自由恋愛もOKだったかというと、決してそうではなかったと思うのですが。
当時の日本人からは、そんなに自由に見えていたのだろうか。

そして明治の世になって、自由恋愛ばんばんOKになったのだろうか。
女性の地位という点では、イエ制度でもっと悪くなった面もあるのではないかと思う。

はっきり制度としての身分制度というのはなくなったとしても、見えない身分の壁というのは、昭和の戦後になってもなくなっていないのは朝ドラ「ひよっこ」でも示されていたし、作中で白石佳代子(役名忘れた・・)の言うように「百年経ったってなくならないわ、そんなもの」なのである。
「ひよっこ」の凄いところは、それを否定的に描かなかったところである。
下手な恋愛至上主義ドラマより、個人的には感心した。
もちろん昭和なので、好きな相手と結婚したのですが、自分の身分と釣り合った方を選んだのである。

この脚本家さんは朝ドラ「花子とアン」にはがっかりしたので、ちょっと不安ではあったのですが、やっぱり良くない方向に行ってしまうかなあ。
来週からまた持ち直してくれるといいのですが。
時空を歪めて糸を早くに登場させていますが、マイナス面が大きいかな。
黒木華さんは素敵なのですが。

ところで、斉彬の富国強兵策と、以前吉之助が言っていた貧しき人を救う件は、相容れるのが難しいですが、今後スルーしないよね。
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「信長の忍び」4巻、5巻

2018/02/09 19:19

信長の忍び(4) (ジェッツコミックス)
白泉社
2011-06-29
重野なおき

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信長の忍び 5 (ジェッツコミックス)
白泉社
2012-03-29
重野 なおき

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以前ちらっと紹介した「信長の忍び」、5巻まで読みました。
4巻は、主に金ヶ崎撤退戦。
四コマギャグマンガで、過酷な撤退戦をここまで臨場感を持って描けることに感心。
光秀がかっこいい、そしてちょっと可愛い。

5巻は主に姉川の戦い。あと野田・福島の戦いとか。
カバーをはずした本体表紙にも注目。
前巻でかっこよかった光秀、ここではダメダメに・・・・
そして本願寺顕如の登場。
千鳥ちゃん、洗脳の危機。
このあたりは、「センゴク」(無印)7巻と合わせて読むとちょっと面白い。

全体的に、ややマイナーな武将が多く活躍していて楽しい。
有能なのか無能なのか分からない朝倉義景の今後の描き方にも注目。
今川氏真がやっぱり馬鹿っぽいのが残念だなあ。
信雄も、何巻かでちらっと出てきましたが、やっぱり馬鹿っぽい顔だったな。
この人も、ちょっと見直されてる向きもあるのですが。
ヒロインとは、伊賀侵攻で因縁を持ちそう。
そこはちょっと憂鬱ですが、作品としては今後も楽しみです。
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「西郷どん」第四回「新藩主誕生」まで

2018/02/03 16:52
吉之助は、斉彬を神かなんかだと思っているのか。
お由羅は、殿のためなら自分が悪人となってもいいという所は良かったけど、ロシアンルーレットの場面はいなくてもいいだろう。やっぱりイタい人みたいになってるのが残念。
久光、斉彬との関係は悪くなさそうだったし、悪人描写ではないけど、あれじゃマザコン小物だよ。
斉興が悪人みたいで気の毒。前回の調所と同じく、紀行でちょっと救ってもらってたが、そういうのは本編でも入れてあげてほしかった。
この騒動、斉彬サイドも結構強引な事しているようで、その辺りがないのはフェアではないな。

こんなところでしょうか。
でもなんとなく、嫌いではないです。

序盤の薩摩編、後の伏線のつもりでやってるのかな、と思う所はある。
斉彬と調所、どちらも島津、薩摩の事を思っているのは同じなのに不幸な結末となったのは、幕末の日本全体、西郷の行く末を暗示しているのかな、とか。

赤山先生の、芋は一つ一つ違うように・・・の部分も、やっぱり彼らの(不幸な)行く末を思ってしまう。

今が苦しいのは、今の藩主の悪政のせいで、藩主が斉彬に変われば良くなるに違いない→今が混乱してるのは幕府のせいで、幕府を倒しさえすれば良くなるに違いない。
・・・そうはならなかったわけで。

題材で得してる気がする所もある。
唐突なロシアンルーレットも、島津ならあり得る気がしましたし(元ネタはあるらしい)、西郷が単細胞みたいなのも、まあ西郷だし、という気もするし、全体的に、まあ薩摩だし、というか。
薩摩を馬鹿にしてるわけではなく、なんというか、そういう所も薩摩の魅力かな、と。

斉彬は、西洋列強に対して軍事費を拡張したいと考えてるわけで、貧しい人たちをどうにかしたいと思って藩主になりたかったわけではない(もちろんどうにか出来るものならしたかったでしょうが)。
この辺りの、藩の財政を傾けた蘭癖の曽祖父譲りの所に斉興は反発したわけだが、今も北朝鮮が、北朝鮮が、と言って軍事費を拡張しまくるのが、正しいかどうかは分からないけど、当時清がアヘン戦争でやられたのは、ショックと恐怖は大きかったでしょう。
アヘン戦争はイギリスでは反対も多かったらしいのですが、結局黒歴史になってしまいましたねえ。

そうしたことと関係なく、吉之助は斉彬様なら貧しい人たちの事どうにかしてくれる、と大した根拠もなく思いこんでるわけですが、そうはならないわけで。
どうにかしたい気持ちはあったとしても、どうやって、とか、今の苦しい現状は何故?という深いところにまで考えが及んでないわけです。
これは脚本の粗というより、西郷隆盛だからなあ・・と思ってしまうわけですが、どこまでその辺りを計算に入れて作っているのかは分かりません。

第三回だったか、吉之助は、武士が借金するなんてどうこう言ってましたが、斉興と調所は赤字をどうにかするためにアレな手を使いながらも、圧政してでも奮闘したわけで、吉之助は現政権に批判的ながらあの言動というのは、西郷隆盛という人物と明治維新の矛盾を表してるのか、どうなのか。

お由羅は黒幕ではない事はドラマでも示されておりましたが、吉之助はあの妾のせいで、といきりたっていて、主人公を頭のいい人とは描いてないと思う、
第二回でも、よかれと思ったことが、そうでもなかったり、主人公の活躍のおかげで娘は売られずにすみました、とはしなかった。
斉彬に働きかけたり、主人公上げはあるにしても、完全な英雄とは違った側面で描いてるのかな、としたら、ちょっとそこは期待したいと思う。
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寒い・・・・

2018/01/28 12:27
寒くて冬が苦手のため、こちらも手をつけられない状態になってしまいました。
とりあえず、生きてはいます、という事で。
滞りがちになると思いますが、皆様も風邪や事故には気を付けてくださいませ。
路面凍結の中、自転車で一度ぐらっとしてヒヤヒヤしてしまいました。
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「西郷どん」第二回「立派なお侍」

2018/01/18 22:00
視聴率は今の所あまりよろしくないようですが、BSではけっこう健闘しているようで。
地元鹿児島では34%超えたなんて話も。

さて第二回。
OPはなかなか壮大で楽しいですね。
今回から早くも本役ですが、まだ18歳ということで、主人公の青さを強調した回。
ちょと朝ドラっぽさもありましたけどね。
朝ドラヒロインのような西郷隆盛・・・・
まあまだ序盤だし、こんなもんじゃないでしょうかね。
しかし今後も、思い通りにいかないことだらけの人生になりそうですけどね。

上役が賄賂を受け取ってましたが、民の方も隠し田があったりと、このあたりはちょっと面白かったです。
「センゴク外伝 桶狭間戦記」で、今川義元の所に民が悪代官の事を訴えに来るのですが、民の方もごまかしをしており、義元は双方納得するような裁定を下して自分も得する芸当をやってのけてましたが、もちろんまだ青い下っ端役人の西郷は、うろたえるばかり。
なんにしても、不作でも年貢徴収は一定というのは、やっぱり良くないですな。
それやると不作の時の農村大変ですから。
スターリンもこれやらかしたようですし。
豊作の年余分にとってでも、不作の時は考慮しないと。

糸さんも大人になって登場してましたが、私は今回は、恋バナがどうとかは、あまり酷くて目に余るということがない限りは、目くじらたてないスタンスでいきます。
糸さんは、第一回の子役から時空を歪ませて登場させ、(本当は西郷隆盛より、ずっと年下)ジェンダー絡みの部分は賛否両論というか否定的意見の方が多かった気がしますが、西郷隆盛をフェミニストにしたければ、好きにすればいいと思います。

それよりも第一回で気になったのは、菓子泥棒ですかね。
身分が低くて貧しいとはいえ、武士の子が菓子泥棒って。
冒頭で言ってた郷中教育は何だったんだ。
あの辺には天狗が出る、の話から度胸試しをしようみたいな流れになって、斉彬との邂逅、みたいな感じでもよかったじゃないか。

さらにそれよりも、今の所一番良くないと思うのは、お由羅ですよ。
今回も、なんでいるんだよと思ってしまう酷さ。
今後やるであろう島津のお家騒動は、お由羅騒動とも呼ばれているようですが、彼女がどこまで関わっていたかは定かではないようですし、どんな人だったかもはっきりしてない模様。

個人的に大河ドラマで一番やって欲しくないのは、実在の人物をカリカチュアライズしたような描き方をすることです。
時々、史実の人が可哀相という言い方をしますが、実際会ったことがあるわけでもないし、本当のところは分からないのですが、分からないからこそ、妙な描き方はやめて欲しいです。

あと不安なのは、今後の島津久光の描き方。
前作の今川氏真にならないことを祈る。
この人も多分、最終回までいると思うから。

何が良くて何が嫌と思うかは個人によりますが、自分としてはこんな感じです。
今の所、今作にそんなに悪い感情はないですが、パルピがどうとかより、割を食う人物を極力出さないよう、なるべく公正にやって欲しいと思います。
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フェルメール遍歴その2

2018/01/14 10:03
遍歴というほど大したものでもなく、駆け足にも関わらず、わざわざ切ってしまいましたが、とりあえず今の所の残り最後。

2015年、京都美術館での「ルーブル美術館展」にて「天文学者」
「地理学者」と対で語られることが多く、「天文学者」の方がやや評価は高いですが、私は「地理学者」の方が明るくて好きかな。

次が、同年冬(夏が多かったのですが、これは冬に見た)やはり京都美術館での「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち ー世界劇場の女性ー」にて
「水差しを持つ女」

これは、評価の高い作品の一つなんですが、今まで見た中で唯一、写真より良くなかった。
「真珠の耳飾りの少女」が、実際は上品で、いい意味で写真より薄かったのですが、これは、なんかただ薄かった。
いや、あくまで個人的な感想なので。
技量が素晴らしいことは分かりますし、傑作ではあると思いますよ。

今まで生で見た事のあるフェルメールは、以上でまだ9点です。
地元で見たのは「地理学者」だけで、過去記録を見ると、愛知に来たこともあるようですが、最近ではさっぱりですね。
今年も東京と大阪のようですし。

フェルメールが来る場合、大抵同時代(17世紀)のオランダ絵画も一緒に来ることが多いと思います。
ピーテル・デ・ホーホ、ファン・ミーリス、フランス・ハルス、ヤン・ステーン・・
このあたりが定番でしょうか。
レンブラントも来れば、それも目玉になりますが。
今ではフェルメールばかり有名ですが、これらの画家たちも評価が高く、一緒に会えるのがいつも楽しみです。

特徴は、イタリアなどのスケールの大きい宗教画と違って、チマチマしてるというか(悪い意味ではない)。
プロテスタントの国だったので、宗教画ではなく風俗画と呼ばれる、日常を描いたものが多いです。それだけに、親しみやすく感じます。

恋するフェルメール 37作品への旅 (講談社文庫)
講談社
2010-09-15
有吉 玉青

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フェルメール遍歴その1

2018/01/13 19:04
今年フェルメールが8点も来日予定という事で、今まで鑑賞したものをちょっと振り返ってみました。
すごく簡単に、駆け足ですが。
興味を持ち出したのは割と最近ですし、何故好きになったのかもよく分からないのですが。
いつか実際に所蔵してある海外の美術館で鑑賞してみたいですね。

初鑑賞は「地理学者」
2011年に、豊田美術館での「フェルメール<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展」にて。
フェルメールは晩年の作品は、病気だったか何だかで評価が低いのですが、この作品はギリギリ傑作といえるもの。
この後ぐらいから、ちょっと下り坂になってしまう。
フェルメールは1点だけだけですが、すごく推してましたね。
珍しく男性を描いたものですが、綺麗な絵だと思いました。

次は同年のお盆に京都市美術館で見た
「手紙を書く女」
「手紙を読む青衣の女」
「手紙を書く女と召使い」
フェルメールからのラブレター展にて。

17世紀オランダは、プロテスタントで聖書を読むことが重要だったためか、比較的識字率が高く、郵便制度が発達して手紙を書くことが流行したそうです。
よって、フェルメールも他の作品も、手紙がテーマとなっていた展覧会でした。

フェルメールが3点も来て感激でした。(もちろん別室で特別扱い。)
「手紙を書く女」は、生で見たら写真と違う度がとても高い作品でした。
黄色が輝いていて、女性(可愛い)全体が発光しているかのよう。

「手紙を読む青衣の女」は、修復直後ということで、最も注目されていた作品でした。
青い衣装が鮮やかに綺麗になっていました。

「手紙を読む女と召使い」は、この中では晩年の簡略化に向っていると評価のあまり高くない作品ですが、たしかに微妙なニュアンスには欠けるものの、これはこれで綺麗で面白い絵だと思いました。

次が「真珠の首飾りの少女」
2012年の夏に、東京、上野の国立西洋美術館での「ベルリン国立美術館展」にて。
タイトルが紛らわしいですが、耳飾りの方ではないですよ。
これも傑作の部類に入る作品で、写真では気付かなかった細かい所も見られました。

次が、というか、こちらの方が先だったかもしれませんが、同時期に開催されていて、東京へ行くのだからとはしごした(同じ上野で近かったですし)、東京都美術館での「マウリッツハウス美術館展」にて「ディアナとニンフたち」
そしておそらくもっとも有名な、「真珠の耳飾りの少女」
列出来てましたよ。別名「青いターバンの少女」

「デイアナのニンフたち」はフェルメールには珍しい神話画で、フェルメール作品ではないとする専門家もいるようです。

「真珠の耳飾りの少女」は、「手紙を書く女」と同じく、実物は印象が違う度の高い作品でした。
もっともあちらと違って、写真より薄い印象を持ちました。
というと良くないように取られるかもしれませんが、いい意味で薄かったというか、実際は写真で見るより上品でした。
この後写真を見たら、どぎつく感じてしまいましたから。

その2へ続く



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何年か後の関ヶ原は・・・

2018/01/12 22:47

歴史群像 2017年10月号 [雑誌]
学研プラス
2017-09-06

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そのうち購入しようと思っていたら、もうなくなってた・・・・
なので貼ってもしょうがないのですが。

関ヶ原の合戦、その実態は従来考えられていたものと大きく違うようです。
極端な話、関ヶ原の合戦なんてなかったんや、というくらい。

今まで考えられていた布陣図なんかは、明治の旧陸軍参謀が考えたもののようで、旧陸軍参謀というと、今ではほぼ否定されている、桶狭間合戦の織田軍迂回奇襲説や、長篠合戦の鉄砲三段撃ちといった説も、この方々が犯人じゃなかったっけ。
違ったらすみませんが。

白峰旬氏が新説の第一人者のようで、細かいところで反論も色々あるようですが、従来のものと大きくかけ離れていることは確かのようです。
BS番組の「諸説あり!」で司会者の方も言ってましたが、観光関係大変じゃないですか。

エピソードなんかも、江戸時代に創作されたものが多いようです。

有名な合戦ですが、今まで二次資料頼みで、一次資料や史跡の研究とか、全然進んでいなかった事が驚きです。
長年しみついていたものが刷新されていくのは非常に時間がかかるでしょうが、何十年か後は、関ヶ原の合戦という言葉自体ないかもしれませんし(ひとまとめに慶長の乱、になってるかも)、内容も大きく変わってることと思います。
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「西郷どん」第一回「薩摩のやっせんぼ」

2018/01/08 20:51
感想は書かないだろうとか言いつつまた書いてしまってますが、例によってあやふや感想です。
突っ込みどころはあれど、なかなか良かったと思います。
NHKは相変わらずいい子役見つけてくるなあ。

西郷辺りの事はよく知らないし、思い入れがあるわけでもないので、気軽というのもありますが。
ちょっと知ってたり思い入れがあったりすると、すぐキーキー言いたくなってしまうので。

プロローグ、銅像披露で西郷の奥さんが「こげな人じゃなか」と言ったという実話から。
ここから入ったのは、鈴木亮平さんって西郷隆盛のイメージと違うのでは、という声を薄める狙いもあったかもしれません。

ところでナレーションも西郷どんなのね。
「飛ぶが如く」で西郷隆盛を演じた西田敏行さん。
ちなみに島津斉興を演じている鹿賀さんはその時大久保利通でしたっけ。
動画でちらっと見ただけですけどね。

始まりの主人公紹介、「男にも女にもめっぽうモテた」というのは、前宣伝で散々言ってた事なので、今更目くじら立ててもしょうがない。
「今作はそういう方針で行きますよ。いいですね。ついてこれる人はついて来なさい」というダメ押しで視聴者をふるいにかけてる印象を持ちました。
仕事描写より恋バナに夢中みたいな感じで評判の悪かった「花子とアン」と、同じ脚本家であることも、そういう意味があるのかも。

大河に恋バナを求める人はそういないので、パルピはほどほどにして欲しいとは思いますが、一度こういう方針で行くと決めたら、例え批判が多くても、途中で日和ってブレさせると、余計こじれるだけなので、ちゃんと貫いた方がいいと思います。

次の「この男がいなかったら新しい日本はなかった」
・・・うーん、そうなのか??
まあいいけど。主人公だし。

OP明け、のっけから鎖国という言葉が出てきちゃいましたけど、江戸時代は厳密に鎖国といえるのか?という事でこの言葉はもう使用しない事になったんじゃなかったっけ?

西郷隆盛(小吉)の父が風間杜夫さんで、大久保の方が平田満さんというのは、昔の演劇ファンにとってはちょっと嬉しい組み合わせかも。
松阪慶子さんもいると「蒲田行進曲」。

島津斉彬は、西郷隆盛が敬愛する人物という事で、謙さんマジックもあり名君オーラを漂わせていますな。
ただそのために父島津斉興が駄目っぽく見えますが、あの大砲実験とか先進技術導入には莫大な金が必要であり、斉興が跡を継がせるのをためらう気持ちも分からなくはない。

島津久光は、斉彬との関係は悪くなさそうだし、頼りなさそうながら人は良さそうと思ったのですが、小吉達の前を馬上で通った時は、嫌な感じで偉そうだったな。
本人としては威厳を出そうとしたのかもしれないけど。
西郷隆盛とはソリが合わなかった人物のようなので、今後の描写が心配である。

ちょっと前に「英雄たちの選択」で島津久光を取り上げていましたが、別に暗愚とかいうわけではない。
久光と西郷、客観的に見てどうかな、どっちもどっちという気も。

お由羅は、あらかさまに悪女描写だったな。あれは酷い。
こんななら、お由羅騒動はちゃちゃっと終わらせてほしい。

西郷隆盛は子供の頃、ケンカだかで怪我して剣の道断念というのは史実らしい。
もっともその内容は多分創作だと思うけど、剣が振れなくなって慟哭の場面はなかなか泣ける。
この時斉彬からお言葉をいただき感涙する小吉。
感動場面だが、ここフィクションっすよ的なナレーションが入る。
これけっこう好感を持った。
全体的に随分フリーダムな斉彬様だったが、天狗と言われたり、この場面だけじゃなくこの回ファンタジーですよみたい感じなのかも。
今作の斉彬様は天狗、というか妖精さんか。

ラストのシーン、低い身分の、貧しいお腹を空かせた少年たちだが、この少年たちが新しい日本を作っていく事になろうとは・・・で一人一人写真付きで紹介されるのだが、素直に見れば高揚するいいシーンであろう。
だが、数年前の会津ドラマ「八重の桜」を見てた人なんかは、素直に感動できないところもあるかもしれない。
その過程で、どれほどの人々が踏みにじられてきたか、と。

また、そうは言っても仲間割れするんだよなーとか、その新しい日本とやらはそんなにいいものだったかは、また別の話である、とかひねくれた思いも湧いてきてしまうのであった。

というのは、西郷隆盛や明治維新というものに対して、昔ほど手放しで評価できない、功罪の罪の方もいま問われている風潮にあるからだ。
その急先鋒が「明治維新というあやまち」という著作だろうが、これはちょい極端かもしれないし、功罪というからには功だってあるのだろうが、今まで英雄視しすぎていたのもまた確かであろう。

西郷隆盛にしても、今回くどいほど言ってた「弱かもんを守る」とは正反対の残虐行為もやらかしているのである。
特に二大黒歴史とも言える、庶民を巻き込んだ江戸でのテロ「薩摩御用盗」、それに赤報隊の処刑。
これをどうするか。前作の家康の気賀虐殺みたいに、他の人に泥を被せるだけというのは無しにしてほしい。
子供の頃はこういう志だったのに、どうしてこうなった、と苦悩するみたいな感じになるのかな。第一回はそのための前振りとか?
原作未読なので、先は分からないが。

幕末は、尊王攘夷をどう描くかという問題もあるし、よく取り上げられる割に視聴率が苦戦するのは、何百年も前の戦国とかとは違い、より身近であるだけに、いたたまれなくなるというのもあるかもしれない。
幕末をリアルに描けるほどその時の社会が成熟しているか、という問題もある。
現代は、ちょっと難しい時代かもしれない。

前宣伝で、もしかして甘ったるい大河ドラマになるのか?と全般的にハードルが下がり気味だったせいか、評判は概ね悪くない様子。
しかし、「花燃ゆ」も第一回はそんなに評判悪くなかったんだよな・・・・

ところで今回もサブタイトルはOPの最初じゃなく最後ですが、ライトノベルサブタイ、二文字縛り、名作もじりときて、普通になってるのは良かった。やっぱり普通が良い。
あとは、聞き取りがちょい大変。
もうちょっと字幕入れてもいいと思う。



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今年はフェルメールが来日

2018/01/06 09:10

美術展ぴあ2018 (ぴあMOOK)
ぴあ
2017-12-29

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年始には、その年に開催される美術展が載ってる雑誌がけっこう出ますが、今回もコンビニで見かけたぴあ本、心なしか2017年版より薄いような。気のせいかな。

2018年美術展情報で驚いたのが、かなり先の話で詳細はまだ明らかではないですが、秋から冬にかけて、フェルメールが8点も来日する事!
8点!!マジですか。
何が来るかははっきりしてないようですが、「牛乳を注ぐ女」は来るそうですよ。
東京と大阪で予定しているようです。
これは今年の美術展の目玉ですね。
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「おんな城主直虎」まとめその3

2018/01/05 20:11
個人的感想です。
本作に好意的な方は、スルーして下さい。




最後です。
といっても、今まで書いてたことの繰り返しになるので、ちゃちゃっと。

前半ですが、井伊対今川が長すぎてうんざり、飽きた、とそんな感じです。
そもそもこの構図自体に疑問符が付くのですが、こういう構図にするにしても、今川視点(寿桂尼だけでない)も入れれば、ドラマが立体的になったのではないかと思います。
直政の生母をメンヘラにしてしまった、しのと直虎の諍いなどいらなかった。
今川を通り一遍にしか描かなかったので、のっぺりして面白くなかったです。

今川氏真や家康の若い頃をやる機会などそうないので、まろイメージの強い氏真や逃げ回るイメージの強い家康が、双方ともかなり剣術が強かったこともやればよかったのに。
その人物のテンプレ的イメージとは違う意外性を描いてこそ、ドラマを作る価値があるというものだろう。

あと、オリジナルキャラの龍雲丸は評判悪かったですが、実際この人が出る場面は悉くつまらなかった。
終盤の柳楽君は良かったですが。

後半、直虎が当主を降りておとわに戻って直政編になってからの方が面白いとの声が高いようですが、確かにそうは思う。
ただ、何度も言ってきたように、家康の黒歴史が悉く他の人のせいになっていたことは、ちょっと見過ごせない。
黒歴史とは書いたが、そもそも黒くない戦国武将などいない。
それを全部他の人物に泥を被せるとか、むしろ家康と、そんなしょうもない主君について行く徳川家臣団への侮辱だろう。

気賀一揆の場面など、本作では一揆の体裁すら取ってなかったが、凄惨な一揆制圧は何人もの武将がやっている事であり、その武将を顕彰している書ですら、その事は隠してなかったりする。
例えば、城井谷の悲劇での黒田官兵衛の残忍さは、江戸時代に彼を顕彰する目的で編まれた「黒田家譜」ですら隠してないという。(なのに「軍師 黒田官兵衛」では息子のせいにした)。

気賀一揆についての家康の残忍さも、今に伝わっているといういことは、多分これは別に隠してはいなかったと思う。
家光の時代も、「島原の乱」という凄絶な一揆制圧がありますしね。

そして、近藤康用、酒井忠次、織田信長といった面々は、井伊谷乗っ取りと小野処刑、気賀虐殺、信康事件(築山殿事件)といった黒歴史の家康の泥被りという役目が終わったら、途端にキャラ変してお人好しになるのもまたドラマとして普通に不自然だった。

今川氏真にしても、前半散々テンプレ的暗愚描写で、徳川側になった途端なんかいい人っぽくなったし。
それでも、瀬名の両親を死なせておきながら、今川家臣の娘だったのだから瀬名を助けたいとか、何言ってんだかとしか思えなかったが。

織田信長だが、なんか評判は良かったようだが、ぱっと見からしゃべり方から、なんだか「戦国無双」の信長っぽい。要するにゲームっぽかった。
前作の「馬鹿と話すと疲れる」のこれまた「戦国無双」っぽい石田三成と合わせてげんなり。
ゲームは嫌いじゃないが、大河ドラマにそんな要素はいらない。

小野政次、瀬名姫(築山殿)、信康といった、後に悪人みたいに書かれてしまった人たちを良く描こうとしているのは評価できるが、あれが正しいかというと、ちょっと首を傾げる。
特に瀬名は、家康からかなり冷遇されていたはずなのに、何考えてるのかよく分からないというか、お人好しすぎなんじゃないかという印象を受けた。

直虎がおとわに戻る時、家にこだわらない平和主義になったのは、その時は嫌いじゃないと書いたし、そういう思考に至るまでの過程はちゃんと描いていたと思う。
だが、その弊害として、家康があんな描かれ方になってしまった。
もっと野心を持った人物として主人公を描いていたら、そんな事にはならなかっただろう。

今作は、家康の成長物語のつもりもあったのかもしれない。
家康が野心を持ち始めて、天正壬午の乱を起こし始めたころ主人公は死ぬのである。
だが、以前桶狭間合戦は、家康は叔父の水野信元を通して織田とつながっていたのではないかと書いたが、かなりの確率でそうだと思っている。

つまり十代そこそこで、そこまでのしたたかさを身に着けていたのであり、今川の人間である妻子を見捨てる冷酷さも、また身に着けていたのである。
それぐらいでなくて、どうして乱世を勝ち抜いて天下を取れようか。
過酷な生い立ちを見ると、それも納得できる。
幼少期の松平なんて、もう身内の殺し合いでボロボロだし。

徳川家康がどんな人物だったかなど、知らない。
本人じゃないし会ったこともないし。
だから作り手なりの家康があっていい。
しかし信長と違って身内にもけっこう冷たいし、本作の直虎が、あんな何度も煮え湯を飲まされても信頼するのが分からないし、今川は嫌で徳川はいいという説得力にも欠けた。
未来の天下人だからという結果から逆算して、としか見えなかった。

本作は、視聴率はともかく、評価としては賛否両論ではあるが、一定の評価は得てるようだ。
戦国大河だからといって、合戦で活躍した主人公にして、合戦シーンをばんばんやれとは言わない。
そうではない部分を描こうとした挑戦作、とは思うし、そこに不満はない。
が、そういう挑戦は今後もあっていいが、今作は挑戦して成功はしてないと思う。

井伊直政主人公で続きをやって欲しいという声とか聞くと、やっぱり王道戦国大河を見たい人が多いのかという気はしますが。

やたら面白くないとは言ってますが、全部が全部面白くなかったわけではないし、合戦ばかりではないニッチ戦国大河はあっていいと思うので、今川や家康が、もっと違う描かれ方だったら、と残念に思います。

「天地人」「江 姫たちの戦国」「軍師 黒田官兵衛」「真田丸」「おんな城主直虎」といった近年の戦国大河で、個人的に一番駄作だと思うのはカンベーですね。
他は、失敗作なりに何をしたかったかは分からないではないですが、カンベーは、あれほど知性というものを感じさせない大河ドラマはなかったと思う。

悪しき年表大河と言われていたが、出来事だけポンポン適当に入れただけで、繋ぎは適当。
さらに全般的に手垢のついた俗説まみれ。
黒田官兵衛の良さは何も描けていなかったと思う。
本格大河という触れ込みでしたが、ブショーとブショーが近い距離で怒鳴り合っていれば本格大河だと思っているのではないか。

ちなみに、直虎以外には石田三成出てきますが、個人的に一番最悪な三成は「真田丸」だな。
あれに比べれば、最凶と言われるカンベーの三成の方がまだ有能に見える。

全体的に、あくまで個人的感想であることは繰り返しておく。
感想は人それぞれであり、万人受けするのは無理でしょう。
今作、役者さんはみなさん良かったと思います。
特に、女城主という役でありながら、凛々しさと可愛さを同居させた演技を見せてくれた柴咲コウさんは、お疲れ様でした。

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