アクセスカウンタ

プロフィール

ブログ名
Cantabile
ブログ紹介
戦国武将・石田三成のこと、漫画のことなどを語っていきたいなと思っています
よろしくお願いします
zoom RSS

「西郷どん」第二回「立派なお侍」

2018/01/18 22:00
視聴率は今の所あまりよろしくないようですが、BSではけっこう健闘しているようで。
地元鹿児島では34%超えたなんて話も。

さて第二回。
OPはなかなか壮大で楽しいですね。
今回から早くも本役ですが、まだ18歳ということで、主人公の青さを強調した回。
ちょと朝ドラっぽさもありましたけどね。
朝ドラヒロインのような西郷隆盛・・・・
まあまだ序盤だし、こんなもんじゃないでしょうかね。
しかし今後も、思い通りにいかないことだらけの人生になりそうですけどね。

上役が賄賂を受け取ってましたが、民の方も隠し田があったりと、このあたりはちょっと面白かったです。
「センゴク外伝 桶狭間戦記」で、今川義元の所に民が悪代官の事を訴えに来るのですが、民の方もごまかしをしており、義元は双方納得するような裁定を下して自分も得する芸当をやってのけてましたが、もちろんまだ青い下っ端役人の西郷は、うろたえるばかり。
なんにしても、不作でも年貢徴収は一定というのは、やっぱり良くないですな。
それやると不作の時の農村大変ですから。
スターリンもこれやらかしたようですし。
豊作の年余分にとってでも、不作の時は考慮しないと。

糸さんも大人になって登場してましたが、私は今回は、恋バナがどうとかは、あまり酷くて目に余るということがない限りは、目くじらたてないスタンスでいきます。
糸さんは、第一回の子役から時空を歪ませて登場させ、(本当は西郷隆盛より、ずっと年下)ジェンダー絡みの部分は賛否両論というか否定的意見の方が多かった気がしますが、西郷隆盛をフェミニストにしたければ、好きにすればいいと思います。

それよりも第一回で気になったのは、菓子泥棒ですかね。
身分が低くて貧しいとはいえ、武士の子が菓子泥棒って。
冒頭で言ってた郷中教育は何だったんだ。
あの辺には天狗が出る、の話から度胸試しをしようみたいな流れになって、斉彬との邂逅、みたいな感じでもよかったじゃないか。

さらにそれよりも、今の所一番良くないと思うのは、お由羅ですよ。
今回も、なんでいるんだよと思ってしまう酷さ。
今後やるであろう島津のお家騒動は、お由羅騒動とも呼ばれているようですが、彼女がどこまで関わっていたかは定かではないようですし、どんな人だったかもはっきりしてない模様。

個人的に大河ドラマで一番やって欲しくないのは、実在の人物をカリカチュアライズしたような描き方をすることです。
時々、史実の人が可哀相という言い方をしますが、実際会ったことがあるわけでもないし、本当のところは分からないのですが、分からないからこそ、妙な描き方はやめて欲しいです。

あと不安なのは、今後の島津久光の描き方。
前作の今川氏真にならないことを祈る。
この人も多分、最終回までいると思うから。

何が良くて何が嫌と思うかは個人によりますが、自分としてはこんな感じです。
今の所、今作にそんなに悪い感情はないですが、パルピがどうとかより、割を食う人物を極力出さないよう、なるべく公正にやって欲しいと思います。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


フェルメール遍歴その2

2018/01/14 10:03
遍歴というほど大したものでもなく、駆け足にも関わらず、わざわざ切ってしまいましたが、とりあえず今の所の残り最後。

2015年、京都美術館での「ルーブル美術館展」にて「天文学者」
「地理学者」と対で語られることが多く、「天文学者」の方がやや評価は高いですが、私は「地理学者」の方が明るくて好きかな。

次が、同年冬(夏が多かったのですが、これは冬に見た)やはり京都美術館での「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち ー世界劇場の女性ー」にて
「水差しを持つ女」

これは、評価の高い作品の一つなんですが、今まで見た中で唯一、写真より良くなかった。
「真珠の耳飾りの少女」が、実際は上品で、いい意味で写真より薄かったのですが、これは、なんかただ薄かった。
いや、あくまで個人的な感想なので。
技量が素晴らしいことは分かりますし、傑作ではあると思いますよ。

今まで生で見た事のあるフェルメールは、以上でまだ9点です。
地元で見たのは「地理学者」だけで、過去記録を見ると、愛知に来たこともあるようですが、最近ではさっぱりですね。
今年も東京と大阪のようですし。

フェルメールが来る場合、大抵同時代(17世紀)のオランダ絵画も一緒に来ることが多いと思います。
ピーテル・デ・ホーホ、ファン・ミーリス、フランス・ハルス、ヤン・ステーン・・
このあたりが定番でしょうか。
レンブラントも来れば、それも目玉になりますが。
今ではフェルメールばかり有名ですが、これらの画家たちも評価が高く、一緒に会えるのがいつも楽しみです。

特徴は、イタリアなどのスケールの大きい宗教画と違って、チマチマしてるというか(悪い意味ではない)。
プロテスタントの国だったので、宗教画ではなく風俗画と呼ばれる、日常を描いたものが多いです。それだけに、親しみやすく感じます。

恋するフェルメール 37作品への旅 (講談社文庫)
講談社
2010-09-15
有吉 玉青

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 恋するフェルメール 37作品への旅 (講談社文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


フェルメール遍歴その1

2018/01/13 19:04
今年フェルメールが8点も来日予定という事で、今まで鑑賞したものをちょっと振り返ってみました。
すごく簡単に、駆け足ですが。
興味を持ち出したのは割と最近ですし、何故好きになったのかもよく分からないのですが。
いつか実際に所蔵してある海外の美術館で鑑賞してみたいですね。

初鑑賞は「地理学者」
2011年に、豊田美術館での「フェルメール<地理学者>とオランダ・フランドル絵画展」にて。
フェルメールは晩年の作品は、病気だったか何だかで評価が低いのですが、この作品はギリギリ傑作といえるもの。
この後ぐらいから、ちょっと下り坂になってしまう。
フェルメールは1点だけだけですが、すごく推してましたね。
珍しく男性を描いたものですが、綺麗な絵だと思いました。

次は同年のお盆に京都市美術館で見た
「手紙を書く女」
「手紙を読む青衣の女」
「手紙を書く女と召使い」
フェルメールからのラブレター展にて。

17世紀オランダは、プロテスタントで聖書を読むことが重要だったためか、比較的識字率が高く、郵便制度が発達して手紙を書くことが流行したそうです。
よって、フェルメールも他の作品も、手紙がテーマとなっていた展覧会でした。

フェルメールが3点も来て感激でした。(もちろん別室で特別扱い。)
「手紙を書く女」は、生で見たら写真と違う度がとても高い作品でした。
黄色が輝いていて、女性(可愛い)全体が発光しているかのよう。

「手紙を読む青衣の女」は、修復直後ということで、最も注目されていた作品でした。
青い衣装が鮮やかに綺麗になっていました。

「手紙を読む女と召使い」は、この中では晩年の簡略化に向っていると評価のあまり高くない作品ですが、たしかに微妙なニュアンスには欠けるものの、これはこれで綺麗で面白い絵だと思いました。

次が「真珠の首飾りの少女」
2012年の夏に、東京、上野の国立西洋美術館での「ベルリン国立美術館展」にて。
タイトルが紛らわしいですが、耳飾りの方ではないですよ。
これも傑作の部類に入る作品で、写真では気付かなかった細かい所も見られました。

次が、というか、こちらの方が先だったかもしれませんが、同時期に開催されていて、東京へ行くのだからとはしごした(同じ上野で近かったですし)、東京都美術館での「マウリッツハウス美術館展」にて「ディアナとニンフたち」
そしておそらくもっとも有名な、「真珠の耳飾りの少女」
列出来てましたよ。別名「青いターバンの少女」

「デイアナのニンフたち」はフェルメールには珍しい神話画で、フェルメール作品ではないとする専門家もいるようです。

「真珠の耳飾りの少女」は、「手紙を書く女」と同じく、実物は印象が違う度の高い作品でした。
もっともあちらと違って、写真より薄い印象を持ちました。
というと良くないように取られるかもしれませんが、いい意味で薄かったというか、実際は写真で見るより上品でした。
この後写真を見たら、どぎつく感じてしまいましたから。

その2へ続く



記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


何年か後の関ヶ原は・・・

2018/01/12 22:47

歴史群像 2017年10月号 [雑誌]
学研プラス
2017-09-06

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 歴史群像 2017年10月号 [雑誌] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


そのうち購入しようと思っていたら、もうなくなってた・・・・
なので貼ってもしょうがないのですが。

関ヶ原の合戦、その実態は従来考えられていたものと大きく違うようです。
極端な話、関ヶ原の合戦なんてなかったんや、というくらい。

今まで考えられていた布陣図なんかは、明治の旧陸軍参謀が考えたもののようで、旧陸軍参謀というと、今ではほぼ否定されている、桶狭間合戦の織田軍迂回奇襲説や、長篠合戦の鉄砲三段撃ちといった説も、この方々が犯人じゃなかったっけ。
違ったらすみませんが。

白峰旬氏が新説の第一人者のようで、細かいところで反論も色々あるようですが、従来のものと大きくかけ離れていることは確かのようです。
BS番組の「諸説あり!」で司会者の方も言ってましたが、観光関係大変じゃないですか。

エピソードなんかも、江戸時代に創作されたものが多いようです。

有名な合戦ですが、今まで二次資料頼みで、一次資料や史跡の研究とか、全然進んでいなかった事が驚きです。
長年しみついていたものが刷新されていくのは非常に時間がかかるでしょうが、何十年か後は、関ヶ原の合戦という言葉自体ないかもしれませんし(ひとまとめに慶長の乱、になってるかも)、内容も大きく変わってることと思います。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「西郷どん」第一回「薩摩のやっせんぼ」

2018/01/08 20:51
感想は書かないだろうとか言いつつまた書いてしまってますが、例によってあやふや感想です。
突っ込みどころはあれど、なかなか良かったと思います。
NHKは相変わらずいい子役見つけてくるなあ。

西郷辺りの事はよく知らないし、思い入れがあるわけでもないので、気軽というのもありますが。
ちょっと知ってたり思い入れがあったりすると、すぐキーキー言いたくなってしまうので。

プロローグ、銅像披露で西郷の奥さんが「こげな人じゃなか」と言ったという実話から。
ここから入ったのは、鈴木亮平さんって西郷隆盛のイメージと違うのでは、という声を薄める狙いもあったかもしれません。

ところでナレーションも西郷どんなのね。
「飛ぶが如く」で西郷隆盛を演じた西田敏行さん。
ちなみに島津斉興を演じている鹿賀さんはその時大久保利通でしたっけ。
動画でちらっと見ただけですけどね。

始まりの主人公紹介、「男にも女にもめっぽうモテた」というのは、前宣伝で散々言ってた事なので、今更目くじら立ててもしょうがない。
「今作はそういう方針で行きますよ。いいですね。ついてこれる人はついて来なさい」というダメ押しで視聴者をふるいにかけてる印象を持ちました。
仕事描写より恋バナに夢中みたいな感じで評判の悪かった「花子とアン」と、同じ脚本家であることも、そういう意味があるのかも。

大河に恋バナを求める人はそういないので、パルピはほどほどにして欲しいとは思いますが、一度こういう方針で行くと決めたら、例え批判が多くても、途中で日和ってブレさせると、余計こじれるだけなので、ちゃんと貫いた方がいいと思います。

次の「この男がいなかったら新しい日本はなかった」
・・・うーん、そうなのか??
まあいいけど。主人公だし。

OP明け、のっけから鎖国という言葉が出てきちゃいましたけど、江戸時代は厳密に鎖国といえるのか?という事でこの言葉はもう使用しない事になったんじゃなかったっけ?

西郷隆盛(小吉)の父が風間杜夫さんで、大久保の方が平田満さんというのは、昔の演劇ファンにとってはちょっと嬉しい組み合わせかも。
松阪慶子さんもいると「蒲田行進曲」。

島津斉彬は、西郷隆盛が敬愛する人物という事で、謙さんマジックもあり名君オーラを漂わせていますな。
ただそのために父島津斉興が駄目っぽく見えますが、あの大砲実験とか先進技術導入には莫大な金が必要であり、斉興が跡を継がせるのをためらう気持ちも分からなくはない。

島津久光は、斉彬との関係は悪くなさそうだし、頼りなさそうながら人は良さそうと思ったのですが、小吉達の前を馬上で通った時は、嫌な感じで偉そうだったな。
本人としては威厳を出そうとしたのかもしれないけど。
西郷隆盛とはソリが合わなかった人物のようなので、今後の描写が心配である。

ちょっと前に「英雄たちの選択」で島津久光を取り上げていましたが、別に暗愚とかいうわけではない。
久光と西郷、客観的に見てどうかな、どっちもどっちという気も。

お由羅は、あらかさまに悪女描写だったな。あれは酷い。
こんななら、お由羅騒動はちゃちゃっと終わらせてほしい。

西郷隆盛は子供の頃、ケンカだかで怪我して剣の道断念というのは史実らしい。
もっともその内容は多分創作だと思うけど、剣が振れなくなって慟哭の場面はなかなか泣ける。
この時斉彬からお言葉をいただき感涙する小吉。
感動場面だが、ここフィクションっすよ的なナレーションが入る。
これけっこう好感を持った。
全体的に随分フリーダムな斉彬様だったが、天狗と言われたり、この場面だけじゃなくこの回ファンタジーですよみたい感じなのかも。
今作の斉彬様は天狗、というか妖精さんか。

ラストのシーン、低い身分の、貧しいお腹を空かせた少年たちだが、この少年たちが新しい日本を作っていく事になろうとは・・・で一人一人写真付きで紹介されるのだが、素直に見れば高揚するいいシーンであろう。
だが、数年前の会津ドラマ「八重の桜」を見てた人なんかは、素直に感動できないところもあるかもしれない。
その過程で、どれほどの人々が踏みにじられてきたか、と。

また、そうは言っても仲間割れするんだよなーとか、その新しい日本とやらはそんなにいいものだったかは、また別の話である、とかひねくれた思いも湧いてきてしまうのであった。

というのは、西郷隆盛や明治維新というものに対して、昔ほど手放しで評価できない、功罪の罪の方もいま問われている風潮にあるからだ。
その急先鋒が「明治維新というあやまち」という著作だろうが、これはちょい極端かもしれないし、功罪というからには功だってあるのだろうが、今まで英雄視しすぎていたのもまた確かであろう。

西郷隆盛にしても、今回くどいほど言ってた「弱かもんを守る」とは正反対の残虐行為もやらかしているのである。
特に二大黒歴史とも言える、庶民を巻き込んだ江戸でのテロ「薩摩御用盗」、それに赤報隊の処刑。
これをどうするか。前作の家康の気賀虐殺みたいに、他の人に泥を被せるだけというのは無しにしてほしい。
子供の頃はこういう志だったのに、どうしてこうなった、と苦悩するみたいな感じになるのかな。第一回はそのための前振りとか?
原作未読なので、先は分からないが。

幕末は、尊王攘夷をどう描くかという問題もあるし、よく取り上げられる割に視聴率が苦戦するのは、何百年も前の戦国とかとは違い、より身近であるだけに、いたたまれなくなるというのもあるかもしれない。
幕末をリアルに描けるほどその時の社会が成熟しているか、という問題もある。
現代は、ちょっと難しい時代かもしれない。

前宣伝で、もしかして甘ったるい大河ドラマになるのか?と全般的にハードルが下がり気味だったせいか、評判は概ね悪くない様子。
しかし、「花燃ゆ」も第一回はそんなに評判悪くなかったんだよな・・・・

ところで今回もサブタイトルはOPの最初じゃなく最後ですが、ライトノベルサブタイ、二文字縛り、名作もじりときて、普通になってるのは良かった。やっぱり普通が良い。
あとは、聞き取りがちょい大変。
もうちょっと字幕入れてもいいと思う。



記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


今年はフェルメールが来日

2018/01/06 09:10

美術展ぴあ2018 (ぴあMOOK)
ぴあ
2017-12-29

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 美術展ぴあ2018 (ぴあMOOK) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


年始には、その年に開催される美術展が載ってる雑誌がけっこう出ますが、今回もコンビニで見かけたぴあ本、心なしか2017年版より薄いような。気のせいかな。

2018年美術展情報で驚いたのが、かなり先の話で詳細はまだ明らかではないですが、秋から冬にかけて、フェルメールが8点も来日する事!
8点!!マジですか。
何が来るかははっきりしてないようですが、「牛乳を注ぐ女」は来るそうですよ。
東京と大阪で予定しているようです。
これは今年の美術展の目玉ですね。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


「おんな城主直虎」まとめその3

2018/01/05 20:11
個人的感想です。
本作に好意的な方は、スルーして下さい。




最後です。
といっても、今まで書いてたことの繰り返しになるので、ちゃちゃっと。

前半ですが、井伊対今川が長すぎてうんざり、飽きた、とそんな感じです。
そもそもこの構図自体に疑問符が付くのですが、こういう構図にするにしても、今川視点(寿桂尼だけでない)も入れれば、ドラマが立体的になったのではないかと思います。
直政の生母をメンヘラにしてしまった、しのと直虎の諍いなどいらなかった。
今川を通り一遍にしか描かなかったので、のっぺりして面白くなかったです。

今川氏真や家康の若い頃をやる機会などそうないので、まろイメージの強い氏真や逃げ回るイメージの強い家康が、双方ともかなり剣術が強かったこともやればよかったのに。
その人物のテンプレ的イメージとは違う意外性を描いてこそ、ドラマを作る価値があるというものだろう。

あと、オリジナルキャラの龍雲丸は評判悪かったですが、実際この人が出る場面は悉くつまらなかった。
終盤の柳楽君は良かったですが。

後半、直虎が当主を降りておとわに戻って直政編になってからの方が面白いとの声が高いようですが、確かにそうは思う。
ただ、何度も言ってきたように、家康の黒歴史が悉く他の人のせいになっていたことは、ちょっと見過ごせない。
黒歴史とは書いたが、そもそも黒くない戦国武将などいない。
それを全部他の人物に泥を被せるとか、むしろ家康と、そんなしょうもない主君について行く徳川家臣団への侮辱だろう。

気賀一揆の場面など、本作では一揆の体裁すら取ってなかったが、凄惨な一揆制圧は何人もの武将がやっている事であり、その武将を顕彰している書ですら、その事は隠してなかったりする。
例えば、城井谷の悲劇での黒田官兵衛の残忍さは、江戸時代に彼を顕彰する目的で編まれた「黒田家譜」ですら隠してないという。(なのに「軍師 黒田官兵衛」では息子のせいにした)。

気賀一揆についての家康の残忍さも、今に伝わっているといういことは、多分これは別に隠してはいなかったと思う。
家光の時代も、「島原の乱」という凄絶な一揆制圧がありますしね。

そして、近藤康用、酒井忠次、織田信長といった面々は、井伊谷乗っ取りと小野処刑、気賀虐殺、信康事件(築山殿事件)といった黒歴史の家康の泥被りという役目が終わったら、途端にキャラ変してお人好しになるのもまたドラマとして普通に不自然だった。

今川氏真にしても、前半散々テンプレ的暗愚描写で、徳川側になった途端なんかいい人っぽくなったし。
それでも、瀬名の両親を死なせておきながら、今川家臣の娘だったのだから瀬名を助けたいとか、何言ってんだかとしか思えなかったが。

織田信長だが、なんか評判は良かったようだが、ぱっと見からしゃべり方から、なんだか「戦国無双」の信長っぽい。要するにゲームっぽかった。
前作の「馬鹿と話すと疲れる」のこれまた「戦国無双」っぽい石田三成と合わせてげんなり。
ゲームは嫌いじゃないが、大河ドラマにそんな要素はいらない。

小野政次、瀬名姫(築山殿)、信康といった、後に悪人みたいに書かれてしまった人たちを良く描こうとしているのは評価できるが、あれが正しいかというと、ちょっと首を傾げる。
特に瀬名は、家康からかなり冷遇されていたはずなのに、何考えてるのかよく分からないというか、お人好しすぎなんじゃないかという印象を受けた。

直虎がおとわに戻る時、家にこだわらない平和主義になったのは、その時は嫌いじゃないと書いたし、そういう思考に至るまでの過程はちゃんと描いていたと思う。
だが、その弊害として、家康があんな描かれ方になってしまった。
もっと野心を持った人物として主人公を描いていたら、そんな事にはならなかっただろう。

今作は、家康の成長物語のつもりもあったのかもしれない。
家康が野心を持ち始めて、天正壬午の乱を起こし始めたころ主人公は死ぬのである。
だが、以前桶狭間合戦は、家康は叔父の水野信元を通して織田とつながっていたのではないかと書いたが、かなりの確率でそうだと思っている。

つまり十代そこそこで、そこまでのしたたかさを身に着けていたのであり、今川の人間である妻子を見捨てる冷酷さも、また身に着けていたのである。
それぐらいでなくて、どうして乱世を勝ち抜いて天下を取れようか。
過酷な生い立ちを見ると、それも納得できる。
幼少期の松平なんて、もう身内の殺し合いでボロボロだし。

徳川家康がどんな人物だったかなど、知らない。
本人じゃないし会ったこともないし。
だから作り手なりの家康があっていい。
しかし信長と違って身内にもけっこう冷たいし、本作の直虎が、あんな何度も煮え湯を飲まされても信頼するのが分からないし、今川は嫌で徳川はいいという説得力にも欠けた。
未来の天下人だからという結果から逆算して、としか見えなかった。

本作は、視聴率はともかく、評価としては賛否両論ではあるが、一定の評価は得てるようだ。
戦国大河だからといって、合戦で活躍した主人公にして、合戦シーンをばんばんやれとは言わない。
そうではない部分を描こうとした挑戦作、とは思うし、そこに不満はない。
が、そういう挑戦は今後もあっていいが、今作は挑戦して成功はしてないと思う。

井伊直政主人公で続きをやって欲しいという声とか聞くと、やっぱり王道戦国大河を見たい人が多いのかという気はしますが。

やたら面白くないとは言ってますが、全部が全部面白くなかったわけではないし、合戦ばかりではないニッチ戦国大河はあっていいと思うので、今川や家康が、もっと違う描かれ方だったら、と残念に思います。

「天地人」「江 姫たちの戦国」「軍師 黒田官兵衛」「真田丸」「おんな城主直虎」といった近年の戦国大河で、個人的に一番駄作だと思うのはカンベーですね。
他は、失敗作なりに何をしたかったかは分からないではないですが、カンベーは、あれほど知性というものを感じさせない大河ドラマはなかったと思う。

悪しき年表大河と言われていたが、出来事だけポンポン適当に入れただけで、繋ぎは適当。
さらに全般的に手垢のついた俗説まみれ。
黒田官兵衛の良さは何も描けていなかったと思う。
本格大河という触れ込みでしたが、ブショーとブショーが近い距離で怒鳴り合っていれば本格大河だと思っているのではないか。

ちなみに、直虎以外には石田三成出てきますが、個人的に一番最悪な三成は「真田丸」だな。
あれに比べれば、最凶と言われるカンベーの三成の方がまだ有能に見える。

全体的に、あくまで個人的感想であることは繰り返しておく。
感想は人それぞれであり、万人受けするのは無理でしょう。
今作、役者さんはみなさん良かったと思います。
特に、女城主という役でありながら、凛々しさと可愛さを同居させた演技を見せてくれた柴咲コウさんは、お疲れ様でした。

記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「おんな城主直虎」まとめその2

2018/01/03 12:38
まとめその1はちょっと疲れてしまって短くなってしまったが、その続きとして、では井伊直虎とは何だったのか。

井伊氏サバイバル五〇〇年 (星海社新書)
講談社
大石 泰史

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 井伊氏サバイバル五〇〇年 (星海社新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




井伊直虎の真実 (角川選書)
KADOKAWA
2017-05-26
黒田 基樹

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 井伊直虎の真実 (角川選書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


上は直虎が男性だったとする新資料が出る前のもので、主に井伊家の歴史について、下は新資料が出た後のもので、大河ドラマ放映中だったせいか、こういうタイトルになっていますが、主に井伊谷徳政令について。
双方とも直虎という人物そのものについての記述は多くなく、その人について一冊書けないような人物を一年の大河ドラマの主役にしてしまったわけである。

それよりどちらも、つまり直虎の正体が井伊直盛の娘だろうが関口氏経の息子だろうが、一次資料からは直虎は今川寄りだったとなっている。

徳川の遠江侵攻時には、小野と直虎は今川寄り、他の家臣は徳川寄りだった事が伺える。
心の内までは本人じゃないから分からないけど、表面的にはそうなる。
小野が他の家臣と対立関係にあったのはこの時期で、ドラマのように最初からではない。
小野が讒言したという事実も、おそらくない。
小野と直虎が対立関係にあったという事実も、おそらくない。

直平、直盛、直虎は、直平が方向転換して以来今川寄りであり、特に直盛は忠臣と今川からも思われていた。
遠州錯乱でも、直平は今川についている。

直虎が出した唯一の判物である「井伊谷徳政令」だが、これは関口氏経との連署になっている。それが長い間謎とされていた。
他家の人物ながら当主と共に連署する者は、父や兄弟の場合がほとんどだから、だそうだ。
そんな中、直虎は関口氏経の息子であるとされる新資料が出てきたわけで、これは信憑性があるのではないか、という事である。

ちなみにその前に「次郎法師黒印状」という、次郎法師という人物がその時点(1565年)での井伊家当主であるという資料もあるのだが(ドラマではここはスルーされていたが)、この次郎法師というのは何なのか、という点については、武将ジャパンでの本郷和人氏はこういう見解。
https://bushoojapan.com/hon/2017/01/24/92949
次郎法師=直虎は、井伊直盛の、記録から抹消された息子ではないか、とかなり飛躍した論を展開している。

新資料(雑秘説写記)発見者でもある井伊達夫氏は、「井伊家伝記」との折衷案で、次郎法師は直盛娘、直虎は氏経息子説。
個人的には、この次郎法師も氏経息子であり、それが長じて直虎となった、でいいのではないかな、と思います。

男性か女性かは、そもそも単純に、次郎直虎なんて女性がいるわけないだろう。
しかも花押ですからね。花押の使用は、男性しか例がない。
直虎女性説の根拠はただ、信用度の低い「井伊家伝記」が次郎法師が女性だと言ってるだけですからね。直虎の事は言ってない。

それにしても、新資料からのこの時期の井伊家周辺というのは、「井伊家伝記」(またそれをもとにしたと思われる「寛政重修諸家譜」)と全く違い、驚くことばかり。
直親は後継者ではなかった、とか。
詳しくは「井伊直虎の真実」を読んでいただくとして、もちろん新資料も二次史料であり、こっちが全部正しいとは限らないにしても、このあたりの井伊家の歴史、相当な改ざんの可能性があるようだ。

元から「井伊家伝記」は怪しいと言われていたのに、それを鵜呑みにして大河ドラマを作ろうというのは、やっぱりもうちょっと考えて作っていただきたいと思うところである。
それ以前に、その1で書いたように、歴史番組のあり方。
ドラマはファンタジーで色々ごまかしていたが、それが上手いと思う部分もあったが、いやごまかされないぞと思う方が個人的には多かった。
他の分野ならともかく、大河ドラマですからね。
その3へ続く(多分)。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6


「おんな城主直虎」まとめ その1

2018/01/02 18:28
けっこう今更ですが、まず題材選びに難があったと思う。
では何故そういう失敗が起こったかという事については、NHKの歴史番組作り全般の問題に及んでくる。
というのは、プロデューサーによると、NHKの歴史番組である「歴史秘話ヒストリア」で井伊直虎が取り上げられたのが、この大河のきっかけであるという。

この番組は嫌いではないし面白く見る事もあるのだが、どうも信用ならない資料もそうでないのも、ごっちゃにする傾向があるように思う。
ほとんど一回丸ごと俗説だらけというのもある。
たまに「うーん??」と思う事や、後で「騙された」と思う事もある。

問題の直虎の回は見てないのであんまり言えないのだが、「井伊家伝記」を鵜呑みにした、そんな丸ごと怪しい回だったのではないか。
そしてそれをそのまま鵜呑みにして、一年間の大河ドラマとしてしまった。

ヒストリアの前の「その時、歴史が動いた」も批判の多い番組だったし、NHK出版の歴史本も時々批判されていたようだし、NHKはそもそも歴史番組作りから見直した方がいいのではないか。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


明けましておめでとうございます

2018/01/01 15:11
皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年はちょっと忙しいかなと思うので、いつもにも増してあまり更新できないと思いますが、できれば週に一度は何かしら書いていきたいなとは思っています。

大河ドラマは、見るかもしれませんが、多分感想は書かないと思います。
つまらなさそうとかではなく、ちょっと忙しいのと、大したことも書けなさそうですので。
幕末には疎いですし。
もっとも大抵の事に疎いのですが・・・・

では、良いお年を♪
記事へガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 9


「おんな城主直虎」 第五十回(最終回)「石を継ぐ者」

2017/12/29 09:41
前途中まで書いていたのが消えてしまい、もう記憶もあやふやになってきてしまったので、気になったのを二点だけ。

おとわ「ここから徳川に天下を獲らせたい」
自分の家の者が仕えてるところに天下獲って欲しいというのはいいのですが、おとわの場合そういう戦国っぽい事ではなく、優しい世の中的な事言ってたので、なんか突然何を言っているのかと。
綺麗事で天下獲れると思っているのでしょうか。
徳川の天下取りのやり口からして、そんなわけないのですが。

主人公はそこまで生きてないからいいやといった印象を受けます。
そもそも最後の方からして、家康は旧武田領を狙って天正壬午の乱を起こすのもやってますが、その辺りからして主人公の思いとズレてる気がしますが、もうすぐ主人公死ぬからいいや、って感じがします。
もう少し続いていたら、今度は北条が悪者にされていた事でしょう。
別に徳川を批判してるわけではなく、天下取るということは、綺麗事じゃ済まないでしょう。
大体言い方が偉そうすぎる。何様か。

もう一点は、こっちの方が大きく首を傾げてしまったところですが、井伊直政がおとわの、よそ者にも優しくとかなんとか、博愛主義的なものを受け継ぐみたいな事になり、その流れで天正壬午の乱終結に向けて北条との交渉に臨み、成功させたみたいな事になっていたのですが、イヤマテ、沼田を巡って真田と揉めまくり、その遺恨は延々続き、結果的に真田を二つに裂いた事を昨年やったばかりではないか。
わざわざ真田の名前を出して昨年とリンクするような事までして、一体どういうつもりか。
昨年と続けて見てた人は混乱したのではないか。
両作品どちらかが嘘をついているのか、と。

そもそも井伊直政って、そんな博愛精神を受け継いだみたいな人物か?
別に彼をdisってるわけではなく、この人の美点って他の所にあるだろう。
菅田君に変わった時、キレやすい演技でしたが、それも井伊直政っぽさを表してるのかなと思っていたのですが。
井伊直政というと、井伊の赤鬼、人斬り兵部のイメージで、気性が激しく、家臣も「ついて行けない」と言ってたとか。
おとわの言ってたような博愛主義とは遠いですよね。

石田三成が、調べると一般的に思われていたイメージとは違うように、井伊直政もそういうのがあるのかもしれませんが、それならそうで、ドラマ終盤からの短い出番なりに、ナレーションなり何なりでそれを伝えてくれればまだ納得できたかもしれませんが、それもないので、井伊直政について通り一遍の知識しかない自分としては、違和感しかない。

とりあえず、こんな所でしょうか。
またまとめで何か書く・・かもしれません。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 8


寒いですね・・・

2017/12/23 22:39
「おんな城主直虎」第五十回(最終回)「石を継ぐ者」ですが、一応長々と書いていたのですが、最後の方で入力ミスか何かで全部消えてしまったのでやる気がなくなり・・・・そのうち週末にでも、まとめと一緒にちょっと触れようかなと思います。
大したことは書けませんが。

年末ということで、強制的に部屋の大掃除をさせられており、大分色々処分しました。

マンガで読む人生がときめく片づけの魔法
サンマーク出版
近藤麻理恵

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by マンガで読む人生がときめく片づけの魔法 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


こういう本とか参考にしつつ。
漫画なので読みやすかったですよ。
寒いけど、動いたのでちょっと暖まりました。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「おんな城主直虎」 第四十九回「本能寺が変」

2017/12/17 11:38
またまた今更ですが・・・
前回とかは粗筋は追いましたが見逃しました。

本能寺が変って、よくギャグで使われますね。
大河で使うってどうなんでしょう。
こんな大河、ギャグでしかないんですよ、突っ込まないでねって事でしょうか。
大河なのに・・・・・
実際変でしたけど。

何が変ってまず、信長の急なキャラ変。
いきなり気遣いの人になっている。
ウェイターやったのは史実らしいですけど。
海老蔵さんの手つきはなかなか良かった。

信長がおもてなし上手だったことは、岐阜城の説明の時にもよく言われる。
すごい城で威容を示して、相手を従わせたりもしてきた。
今回の徳川の饗応についての食事については、「天下人の城」展の時に触れたが、これだけのものを用意できるという事を示す事でもあった。
殺害しようとしてる相手にする事ではないように思う。

信康事件の時の無理矢理がここで響いている。
あの時、信長の動機としては、徳川が大きくなりすぎないように、という事ではなかったか。
なのに、家康を殺害しようとするのは光秀の嘘で、当の信長は家康に拍を付けてやろうとプレゼント選びするキャラになってるとはどういうことか。
本作でのあの信康事件とは何だったのか。
作り手の意図が分からない。

あの時の信長の「好きにしろ」は本当に文字通りの意味で、家康たちが勝手にびびって信康と瀬名を死なせたって事か?
・・・・酷くない?

そもそもずっと、徳川が過剰に信長にペコペコ状態なのがまず変なのだ。
たしかに同盟相手とはいえ、織田が格上で、徳川が気を使ってたのは確かだろうが、あまりに理不尽な事は受け入れなかったはずだ。
家康も徳川家臣団も、もっと気骨のある人物のはずである。

長篠合戦で、援軍をなかなかよこさない信長に(信長にも事情があったんだが)家康がかなり強気な態度に出たというのは以前書いたが、出元が「甲陽軍鑑」だし信憑性がないという意見もありますが、私は絶対ではないにしても、あり得た事だと思う。
あんまり弱気でいると、家臣や従属してる者たちに見放されるという事もあった。
三方ヶ原でも、それで戦わざる得なかったというのはあったと思う。
当時は主君を変えるとか寝返りとか、当たり前でしたし。

信長が妻子を殺せといったら殺すのか。
じゃあ信長が、お前のところのあの家臣気に入らないから殺せって言ったらそうするのか。
そんな主君について行くのか?しかもあの三河武士が。
そんな主君見放されるだろう。

前回信長が浜松に来た時、こんな大金使って接待しなきゃいけないのか、となってたらしいが、信長だって家康に黄金やったりしてたらしいし、多少は気を使ってたはずだ。

今回家康が、信長は自分たちを本当に殺害する計画があるのかどうとか言っていたが、気配がどうのとかいう以前に、なんで殺害するのに京までおびき出す必要があるのか。
しかも光秀が毛利攻めに行くことになって、軍勢が減るのに。

大河は明智光秀が信長に蹴られる場面がよほど好きなのか、よく出てくるけど、饗応で変なもの出したとか、そんな理由でなかったのはまだマシだったと思う。
そういうのは質の悪い二次資料でしか出てこない事らしいし。
フロイスの書物に、蹴られる?場面みたいなものは出てくるようだが、原因は不明らしい。

また龍雲丸出てくるのかとちょっとうんざりしたが、今回は嫌ではなかったというか、柳楽君のいい面が出てたかな。
あんな都合のいい吹き矢があるかとか、もうおとわは四十過ぎてるはずで、当時としてはけっこうな年なのに接待役?とか、しかし二人とも見た目変わらんなとか、そもそも登場の意味あったのかとかはともかくとして。
今回主人公が関わるのが無理やりでしたが、その辺は仕方ないでしょう。

ここのところ、紀行と本編と合ってないですが、今回も困難な伊賀越えだったみたいなこと紀行で言ってた割に、本編では「謀反?知ってた」ということもあり、コント交えつつ緩い伊賀越えであった。

本能寺の変について、なにがしかの黒幕説はよく言われますが、どれも決め手に欠けることから、とりあえず今の所は黒幕などいない、光秀単独説が一応有力かと思います。
今回の光秀の謀反の動機って何でしょうね。
野心説?

家康黒幕説もあるにはあるようですが、じゃあ命がらがらの伊賀越えは?ということになる。
もっとも死者はけっこう出てるらしいとは言うものの、家康はじめ重臣たちは無事帰還してますし、その一方穴山は都合良く死んでいる。(今回は本多正信の策みたいになってましたが。本作ではどうあっても、家康は黒くしないので。同じ本多だが、忠勝と正信はウマが合わない的な事も示されてましたな。)その辺、怪しいといえば怪しい。

桶狭間合戦は、家康は叔父の水野信元を介して織田と通じていたのではという説もありますが、それは負けた今川側にいたにも関わらずあの合戦で一番得をしている、その他諸々の理由があるから(それに触れるとちょっと長くなるが、あれだけ織田の砦があるにも関わらず大高城への兵糧入れが可能であったことも挙げられる。水野信元が、桶狭間合戦のキーマンだったと最近言われている。)。
本能寺の変で家康に何か得があったかというと、最後空き城を拾うと言っていたように、領地切り取りで勢力拡大というのがある。

もちろんどちらも結果論かもしれないし、分からないですけどね。

従来とは違った本能寺の変を描こうとしたのは分かりますし、そういう挑戦心はいいと思いますが、ちょっとなんだか無理矢理だったかなという印象でした。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3


大した事ではないですが、ちょっと思ったこと。

2017/12/16 11:32
コンビニ本とかで、歴史雑学っぽい本とかよく見かけますが、なんだか無駄な煽りっぽいものが多い気がします。
今までの常識は全部ウソだった!?とか、ホントは知りたくなかった、とか。

今までの通説より、新説とか新たに分かった事の方が、まるでがっかりする内容であるかのような。
しかし別に実際がっかりした事などないし、煽ってる割に大した内容ではない事が多い。

真実は、別にがっかりするような事ではない。
取り上げている人物に対しても失礼だし、もう少し普通に書けないものかと思います。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


三成祭へ行ってきました その3

2017/12/09 15:29
もうとっくに一か月以上経ってしまいましたし、もうちょっとちゃんと書きたかったのですが、そうすると私の場合いつまで経ってもそのままになってしまうため、とりあえず最後に、あと少しだけ。

毎回野外では屋台やパフォーマンス等があり、石田会館の方では講演会等を行っているのですが、専門家による講演会は目玉の一つになっていると思います。
今年は、彦根市教育委員会の文化財課で、彦根城、そして今年から佐和山城の調査も行っているという、下高大輔氏による「豊臣政権が完成させた佐和山城」でした。

資料展へ行き、うどんを食べ、中は割とちょうどいい気温だったということもあり、前半睡魔に襲われるつつ、大変興味深く面白かったです。
「天下人の城」展でも書きましたが、私は城郭の事は何が何だかという有様で、ちゃんとは理解できてませんが。

しかも時間も経ってしまったのでほんの少し触れておくと、関ヶ原後、豊臣色を払拭するために井伊(徳川)が石田三成の居城だった佐和山城を徹底的に破城して彦根城を築城した、とよく言われますが、下高氏はそういう一方的な見方には否定的で、佐和山城最後の城主は井伊直継であり、調べてみると彦根城と佐和山城は、かなり連動性がある、との見解を示しておられました。
関ヶ原に勝利したからといって、即あらかさまに反豊臣を示すわけにもいかなかった事情もあったと思われます。
井伊の城としての佐和山城、という見方はちょっと新鮮でした。

ちなみに井伊直政の嫡男、直継(後に直勝)は彦根では抹消された存在なんですけどね。
藩祖が直政、二代彦根藩主は直孝になってますから。

交通の要衝を押さえるという事と、東国を向いている佐和山城から、西国(大坂城)を向く彦根城へと、徐々に移っていったという事です。

ゆかりの地を巡るで佐和山に登った時、案内の方から発掘された瓦も見せてもらった覚えがありますが、その時も聞いた気がしますが、佐和山城、あんまりいい瓦じゃなかったみたいですね。ケチった・・・・というか、見せる城ではなかったのかな。
五層か三層かという事もよく言われますが、五層に描かれた絵があるのかな、でもこの場所に五層は必要じゃないだろう、ということで、多分三層説が有力だと思います。

発掘調査、というものに関して、あたりをつける内科的調査、そして実際に発掘する外科的調査、がうまくいってこそ意味があり成果も上がるのですが、今までの佐和山城発掘調査では、
双方が上手く連動してなかった、つまり内科検査もせずに外科手術をしちゃったみたいな感じなので、あさっての方発掘してきて調査終了になってしまったという、なんとも佐和山城発掘調査は残念な状態のようですが、なんとかまたきちんと再開して欲しいなと思います。

保護に関しても、国宝となっている彦根城を知るには佐和山城の調査が不可欠という事ですが、佐和山城に関しては保護されてないという事で、勝手に荒らされないためにも、法で保護されるようになってくれればと思います。

他にもたくさん色々な内容があったのですが、私では上手くまとめられなくて申し訳ない。
講演後販売していた、彦根市開国記念館 企画展図録「佐和山城御普請、彦根御城廻御修復」というのを読むと早いのですが、今どこで手に入るのかな。
かなりお値打ちでした。

講演が終わると野外では、歴史ソングで有名なさくらゆきさんが、トリを飾っておりました。
ここのところ毎年来てくれているので、来年も来てくれるのではないかと思います。
最後には餅投げもあります。
画像

終了時の近くの風景。長閑ですね。山とかは昔と変わってない所もあると思います。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


「怖い絵」シリーズ

2017/12/02 21:32

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)
NHK出版
中野 京子

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 「怖い絵」で人間を読む (生活人新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




探究この世界 2010年2-3月 (NHK知る楽/月)
日本放送出版協会
中野 京子

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 探究この世界 2010年2-3月 (NHK知る楽/月) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


今東京上野で中野京子さん監修の「怖い絵」展が開催されていてかなり盛況のようで、BSの「ぶらぶら美術・博物館」でも紹介されていましたが、これは中野京子氏の「怖い絵」シリーズを最初に知った本です。
といっても私が持っているのは、下のNHK知る楽シリーズのテキストなのですが、上が加筆・修正されたものとの事です。
多分どちらも内容は大体一緒だと思います。

怖い絵といってもスプラッタや幽霊の絵というわけではなく、歴史背景や物語を知るとじわじわ怖いという意味です。
個人的に面白かったのが、ダヴィッドの「マリー・アントワネット最後の肖像」で、一番怖かったのが、テキストの方の表紙にもなっている、ベラスケスの「フェリペ・プロスペロ王子」の章です。
テキストの方で表紙になっているという事は、これが目玉という事だったのでしょうし、まさに最もインパクトの大きいものでした。

絵自体は、普通の子供の肖像で、一見何が怖いの?という感じですが、その歴史的背景の解説が怖いのです。
当時の習慣とか、近親婚が繰り返されていた事とか。

絵というものは、感性で見るものだとか言われがちですが、知識を入れて見てもいいんだ、という事を中野京子氏の一連の著作は教えてくれます。
現代美術とかはまた別でしょうけど。

私は以前一時期、バレエ鑑賞が趣味だったのですが、こちらも前知識を入れておいた方が俄然楽しめるのですよね。
クラシック音楽にしても、難しいからこそ、解説を聞いた方が面白い。
そういうのは邪道だとかいうのは、もう無視していいんだな、と安心させてくれるというのが、このシリーズのヒットにつながっていると思います。
感性で見ろというのに、多くの人が内心では疑問を持っていたという事ではないでしょうか。

「怖い絵」シリーズは多く出ていますが、どれから手をつけていいのやら、という場合はとりあえずこの一冊を押さえておけば間違いないと思います
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「おんな城主直虎」第46回「悪女について」

2017/11/25 18:56
この回を見て、何故本作の家康の黒歴史(井伊谷三人衆による井伊谷乗っ取り、史実では幼い子も含めた小野政次処刑、気賀虐殺、そして今回の信康事件)が悉く他の人のせいになってるのか分かった気がします。
それは主人公を、一言でいえば平和主義の人物にキャラ付けしたからでしょう。
だから井伊が仕える人物も、そういう人物でなければ困るのだ。
もし主人公が、万千代を使って井伊を再興するぜ!家を大きくするぜ!というキャラ付けにしていたら、家康の黒歴史を他の人のせいにしなければいけない理由はなかったはずだ。

小野政次の妻子を抹消したのも、恋バナのためではなく、処刑は近藤康用のせいにしたが、幼い子たちまで処刑してしまったのでは、直虎が近藤を利用して影の領主になるという、ただでさえ無理のある展開が、余計無理矢理に見えてしまうからだろう。

今回の主人公の言い分を、スィーツ大河だなんだと言う気はない。
おそらく「江 姫たちの戦国」もこういう、この時代にあっては進歩的な女性、みたいなものを目指していたのだろうけど、やり方が不味くて叩かれる事になった。

その失敗を踏まえてかどうかは知らないけど、今回のおとわの台詞はそれなりに説得力はあり、これを言わせるために今までの積み重ねがあったのだと思わせるものはあった。
そういう意味では巧みである。

この時代でも、こう思う人はいたと思う。
みんながみんな、命より家が大事と思っていたとは限らないし。

しかしそのキャラ付けのために、色々歪められることになってしまった。
この事件、何の問題もない仲良し家族が、信長の動機も意味も分からない命で信康も築山殿(瀬名)も死ぬことになったとか、そんなわけないだろう。
この回評判はいいようだが、こんな嘘臭さ満載の回の何が良かったのか分からない。
自分は無理のある展開に、首を捻るばかりだった。

この事件に関しては、今まで書いてきたので繰り返さないが、無理のある回だったと思う。
北条と組んだ徳川を敵に回して、信長になんの得があるのか。
こんな事態になったら、徳川の家臣の気風からして、織田に従い続けたりしないと思うが。

この母子と家康に、なんの確執もなかったわけはない。
信康を粗暴に、瀬名を悪女にしなくても、すれ違いが大きくなって最悪の事態に、みたいな風にも出来たはずだ。実際そんな所だったと思うし。

織田信長の魔王イメージも(何あの衣装)、徳川家康の天下泰平に導いたイメージも、いい加減にしてほしいと思う。

今回、徳川家臣団を低能にしたあげく、皆の話を聞いた結果がこれだと家康はキレていたが、実際は自身で決断した事である。
岡崎の国衆と信康を引き離したのも、前回酒井忠次が言ったからみたいになっていたが、それも家康自身が、信康の力を削ぐため、それは信康を処断したくないのと、万一信康の謀反でそういう事態になっても、極力連座者を出さないためか、とにかく自身が命じたことである。

敵側だった時は、あれだけ貶めていた今川氏真を、味方側になった途端、戦国外交の雄らしさを見せ始めさせているが、氏真と家康は昔、共に瀬名母子を命の危険に晒していたのだけどね。そう思うと、今回もなんだかな、と思ってしまった。

とりあえず本能寺の変までであろう本作での家康のやらねばならない黒歴史は終了したため、ようやく自分で決断するぞ、となったわけである。
で、ドラマ的に万千代は、好青年だった本作の信康の代わりとなる、みたいな方向にもっていったわけである。

誤解のないように言っておくが、家康が嫌いでこういう言い方をしているわけではない。
別に嫌いでないし、尊敬すべきところは尊敬している。
が、主人公のキャラ付けからくる様々な歪みは、自分としては容認できないものがあります。

分からない所を創作するのも、ある程度の主人公(側)補正も仕方ないし、研究が進んで後になって、実はああだった、こうだった、というのはあるでしょうが、今作は故意に歪められていると思われる所もある。

もっとも大河ドラマなんて所詮、主人公のキャラ付けや立ち位置によって、史実の出来事や人物が歪められるという、そんなものでしかないのかもしれません。
大河ブランドの胡散臭さというものを、また一つ思い知ったような気もしました。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2


三成祭に行ってきました その2

2017/11/24 22:03
一応その3くらいまで何か書こうと思ってるのですが、ぼんやりしている間に、もう大分時が経ってしまいました・・・

今年は、会場近くの徳明寺書院で、石田三成公関連資料展(初公開3つ、500円)というのもあり、そちらにも足を運びました。
画像

その途中にあった、三成公産湯の井戸。
なんか周り蜘蛛の巣だらけではあったのですが・・・
でもそのものはちゃんと大事にされてる風ではありました。

さて資料展、写真撮影いいですよ、との事でした。
クリックして頂くと多少大きくなる、かな。

まず、石田三成公縁者の書簡
画像

画像

撮り方が上手くないので申し訳ないですが、関ヶ原合戦の翌年に書かれた手紙。
身に危険が及ぶ可能性があるので、発信者の指示により受発信者の部分が削除されている、との事です。

古田織部の書簡
画像

画像


井戸茶碗(寺伝では、古田織部より三成公に贈られたもの)
画像

どれも初めてみるものばかりでした。
そういうものがあるという事も、初めて知りました。

関ヶ原合戦後、縁者がいかに大変な思いをしていたのかという事も身につまされましたし、石田三成と古田織部が、案外親しい関係にあったかもしれないという事も新たな発見でした。
この二人は、お墓が隣同士だった事もありましたし、共に春屋禅師に学んでいた事もあったそうですし。

西軍、東軍に分かれていた事や、三成はフィクションでは、何故か根拠もなく文化人の敵側みたいに描かれることも多いので、「へうげもの」でも最後はともかく両者はいい関係ではないような描かれ方でしたが、実際はそうでもなかったかもしれません。
好き嫌いで戦をするわけではないので、東西に分かれているからといって、仲が悪かったとも限らないなと思います。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「おんな城主直虎」第四十五回「魔王のいけにえ」

2017/11/18 15:03
前回については、先延ばしにしていたら記憶が薄れてしまい、その次の回も案の定一週遅れとなってしまいました。

信康事件(築山殿事件)の始まりですが、うーん・・・微妙・・・・・。
タイトルからして信長のせいにする気ありありですが、むしろ徳川のいけにえではなかったかと思う。
この事件については、以前片岡愛之助さん司会の「歴史捜査」でやっていた内容をここでも紹介しましたが、その再放送が23日(木)夜9時BS日テレであるようです。
「英雄たちの選択」でもちょっと前にこの特集やっていたようですが、それは見逃しました。

この事件、信長命令説は今では後退気味ですが、白家康の本作では、信康の死も、更には水野信元の死も、信長の言いがかりなのであった・・・・・
自分の息子より信康の方が優秀だから、信長は危機感を覚えて、という最早誰も支持してないであろう馬鹿みたいな説は、さすがに取ってはいませんでしたが。信忠に失礼ですしね。

またいかにもテンプレ魔王的な信長ですが、そういうのは後世作られたイメージだという事も最近では言われている。

信長が信康の首実検したという話もあり、信長が全然関係ないとは言わないが、あそこまで徳川が織田の言いなりなのは、果たしてどうだろう。
長篠合戦の時は、なかなか援軍を出さない信長に、家康はかなり強気な態度を取ったという話もある。
もっとも出元が「甲陽軍鑑」なのでどこまで本当かは分からないが、当時の信長の状況からして、家康がマジで武田と組んだらかなりヤバイ事になるので、信長だって徳川に気を遣うところもあったと思う。

浜松組と岡崎組の確執をちょっとやってはいたが、徳川と武田の戦をほとんどカットしているのもあって、今一つ分かりにくく、酒井忠次たち浜松組が岡崎組を苛めているみたいな風にも映ってしまった。

岡崎組は何も悪くない可哀相な人たちみたいになっているが、信康事件の4年前、大賀(大岡)弥四郎事件というクーデター未遂が起こっているのである。
この時岡崎の重臣の多くが武田と通じ、関わっていたという。
それを信康が知らなかったはずはないが、家康は関わった者たちは処断したが、この時は信康を処断していない。
信康を処断したくないから、三河の国衆は信康の所へ詰める必要はないとしたのだろう。
信康事件の時は、二度目の謀反だったから見過ごせなかったのだ。

信康達を抱き込もうとしたのは、ドラマのように信長ではなく、多分武田だったと思う。
徳川が分裂して得するのは、同盟してる織田ではなく、敵対してる武田だろう。

本作では信康達が武田と通じているのは無実としているので、信長言いがかりをつけてまで信康を排除しようとする動機が今一つ見えてこず(徳川が大きくなりすぎると困るとかなんとか言ってたが、今一つ説得力に欠けた)、むしろ徳川を怒らせるのはリスクの方が大きいのではないかと思えて(西にまだまだ脅威を抱えるこの時の織田の状況の説明がないから、分かりにくいが)、無理やり信長のせいにしているように見えてしまった。

実際本作のこの回を見て、「そうか、信康の死は信長の言いがかりだったのか」と素直に思った人はあんまりいないと思う。
それくらい無理矢理に見えた。そもそも動機が見えない。
この事件を信長のせいにするなら、信康が本当に徳姫を蔑ろにするか、武田と通じているかしないと意味が分からなくなるのでは。

家康の母だが、家のために子を斬る事も武家の倣いとかなんとかそんなような言ってたが、子を犠牲にする例はさほど多くないと思うけど。
乳幼児死亡率の高い時代、長丸(後の秀忠)が無事に育つかどうかなんて、この時点では分からないし、跡取りを殺す説得力には欠けていたと思う。

家康は信長にいいようにあしらわれた酒井忠次を罵倒していたが、信康を斬る事に関して母親も論破できなかったお前が言うな。
ほんとに今作の家康は、黒い事はみんな人のせいである。
それにしても酒井忠次って、徳川の家老ではなかったか。今作の小物っぷりはどうした事か。

明智光秀を出したのは、本能寺への伏線か。
今作の家老の扱いよ・・・・・

最後、今川氏真が今更ちょっとかっこ良さげになっていたが、この事件に関してどうにもならない事はもう分かってしまっているし、瀬名の父は今川家臣って、その人物を殺させたのは誰だよ。

家康と信康、築山殿母子が本当のところどういう関係だったのかは想像するしかないが、桶狭間合戦後、家康がこの母子を駿河の今川に置いたまま三河独立を果たして二年も放置していた非道をすでに犯しているのである。

非道と書いたが、べつにこの行為を非難しているわけではない。
そういう非道が必要な時もあるだろう。
しかしこの時この母子は殺されていてもおかしくなかった。
何故殺されなかったのかは分からないが、氏真もそれどころではなかったのか、しかし瀬名の両親は死ぬことになったのである。
なのになぜか本作では家康と築山殿の関係は壊れてなかったが。

信康を好青年に描いているのは、悲劇の前に上げて叩き落すことの多い本作らしい。
実際、その方が悲劇性、ドラマ性が増す。
粗暴だのなんだのと徳川側の資料「松平記」に書かれているが、実際はどうか分からず、再評価の意味合いもあってこう描いているのかもしれないけど、ちょっとやりすぎではないかと思う。

再評価はいいが、違う人物(信長や酒井忠次)を下げて事件の本質が分かりにくくなっているのでは、成功とは言い難い。
謎の多い事件なので、本質って何だよと言われると困るが(武田の陰謀があるように思うが)、少なくとも全部信長の言いがかりという今回は、説得力を感じなかった。

この事件をやるなら、夫婦間、親子間の確執は多少入れるべきではなかったか。
好きで妻子を死なせたわけではないと思うが、確執が全くなかったわけはないと思う。
それがほとんどないので、さあ悲劇ですよ、家康可哀相でしょ、とという意図が透けて見えて、個人的になんだかな、と思わざる得なかった。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


三成祭へ行ってきました その1

2017/11/17 16:35
5日に、滋賀県長浜市石田町で、石田三成新暦命日に近い日曜日に毎年開催されている三成祭へ、初めて行ってきました。

名古屋から米原までは、新幹線だと早いのですが、その距離で新幹線を使うのはどうしてももったいないような気がしてしまうので、やっぱりJRで行きました。
ちなみに平日だと直接米原行きというのはないので、大垣で乗り換えることになります。
米原に付いたら、長浜方面行きに乗り換え。琵琶湖が見えてきます。

午前中に法要があり、屋台がけっこう出ていて(うどん食べました)、ステージで色々イベントをやっていたりします。
この日は天気が良くて何よりでした。
そこまで寒くもありませんでしたし。雨降ると大変だろうなと思います。

ほんとに、地元の手作りのお祭りといった感じです。
ほどよく賑わっていて、ご本人や一族家臣の方々も喜んでらっしゃるのではないでしょうか。
画像

ちょっと切れちゃいましたが、こういうのがあって、私も愛知県のとこに貼りました。
やはり関西近郊が多いですが、関東からも多く、また随分遠くから来てらっしゃる方もいますね。泊りがけで、あちこち観光するのもいいかもしれません。彦根もちかいですし。

この場所に来るのは、ゆかりの地を巡る以来二度目ですが、供養塔あたりとか、普段だと小さくても静謐な空気があり、きちんと掃き清められていて地元の方々に大切にされているのがよく分かります。
特別な日の賑やかさもいいのですが、その辺りの普段の静謐さは伝わりにくい気もしたので、コアなファンは普段の日も訪れてみるのも良いと思います。

駅から一本道とはいえ、歩くとけっこう遠いのですが(車でも15分くらいかかったと思う)、駅には自転車のレンタルもありますし、黒壁ガラス館といった観光地もありますし、反対側には、長浜城歴史博物館もあります。
余裕があれば、電車に乗って彦根に行くのもいいなと思います。
佐和山城址まで登ったり。
石田町まで行けば、観音寺(そこは米原かな)までも近いと思います。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


続きを見る

トップへ

月別リンク

Cantabile/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる