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戦国武将・石田三成のこと、漫画のことなどを語っていきたいなと思っています
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今のNHKに長編は難しいのか

2018/06/17 10:33
今細かい事言う気力はないですが、序盤は好意的に見ていた朝ドラ「半分、青い」ですが、今はもう残念な気分。

http://www.cyzowoman.com/2018/06/post_186024_1.html
ホメゴロス、なのでもちろん褒めてないですが、全部に同意というわけでなくても、こういう記事を面白く読めてしまった時点で、もうこの朝ドラを自分は好意的に見てないんだな、と。

個人的には、豊川悦司さんはいい味出しているものの、秋風羽織のトンチンカン具合がうんざりの一つ。漫画家を馬鹿にしてるの?
なんで言ってる事がコロコロ変わるの?
他にも色々あるけど。

以前、本作は朝ドラという事で、見ていて不快にならないようバランスをちゃんと考えているみたいな事書いた覚えがありますが、勘違いだったようです。


主人公の何が凄いか描かずただ周囲に凄いと言わせるだけ、そして周囲下げ、という「軍師 官兵衛」並みのペラペラ大河「西郷どん」といい。(本作で良かったのは今の所ロケーションくらいか)

NHKは単発や短い期間のドラマ、ドキュメンタリー(たまにやらかすけど)、その他の番組では見るべきものがあるものもあるけど(今自分的お気に入りは「チコちゃんに叱られる」かな)、朝ドラや大河ドラマといった長いスパンのものを創る体力が今ないのではないか。
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「現代詩手帖」2018 6「月に吠えらんねえ」の世界

2018/06/15 20:55

現代詩手帖 2018年 06 月号 [雑誌]
思潮社
2018-05-28

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今年の「現代詩手帖」六月号は、「月に吠えらんねえ」特集ですよ。
作者の書下ろし漫画、対談、論考、色々ですが、登場人物紹介が、一番なるほどと思い、面白かったです。
あそこはそういう事だったのか、とか、気づいてない事が色々あったんだなと思いました。
漫画と共に、こちらもぜひ。
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「おっさんずラブ」最終話その3

2018/06/10 11:04
※牧君好きな方はスルー奨励


もう一週間過ぎてまだこの事を・・・・といった感じですが、ちゃちゃっと。

武川主任まで同性愛者にしてしまったのは、割合の面でリアリティが・・、と書きましたが(あんな面白キャラになるとは思いませんでしたが)、メインからモブに至るまで同性愛に偏見がない人達だらけだった点は、リアリティがどうのという気はない。
ドラマの中ぐらいそういうファンタジーがあってもいい。

中でもちずちゃんのフラットな目線は、かっこよく映った。
特に最終話の、そういう事に関するモブをはじめとする無関心ぶりは痛快なくらいだった。
そもそも今どき、自分や身内に降りかかったならともかく、赤の他人のそういう事にわざわざ攻撃的になる人なんているのか。
いるんだろうけど、そんなにはいなかろう。

割合の件ですが、線引きは昔は曖昧だったと思う。
ルネサンス期の、ダ・ヴィンチはじめヴェロッキオ工房に同性愛者と言われる人が多いのは、当時女性の画家、彫刻家は認められておらず、周囲が男性ばかりという事もあっただろう。
女性画家も出てくる印象派になると、同性愛者と言われる画家は多分ほとんどいない。

戦国武将は秀吉除き、ほとんどバイですが、女性と男性の領域が分けられていた事もあったでしょう。
当時は避妊方法がないというのも多分あった。
薩摩に男色話が多いのは、やはり領域が分けられていたからでしょう。
本人のもともとの性質がどうのというのは、そんなに関係なかった。
しかし現在は、男性と女性の領域の境がなくなってきているので、そんな中ではやはり同性愛は特殊なものとなってくる。

今回黒澤部長素敵だなと思ったのは、公私混同がなかった事。
本社から春田の上海行きの話が出たとき、なかった事にすることも出来たはず。
東京に留まる事を選んだことについても、本当に仕事に愛を持っているのだなと分かって、さすがこの営業所を成績トップにし、部下たちに慕われているだけの事はある。
牧に対しても一度も嫌がらせとかなかったし。

部長さんのキャラですが、インパクト重視だかで無理にヒロインだの乙女だの、イロモノみたいな扱いにしなくても良かったのではないか。
なんだか扱い悪く感じてしまった。
吉田鋼太郎さんを知ったのは、評判となった「花子とアン」の九州炭鉱王役で、ドラマ自体はイマイチでしたが、あの鋼太郎さんは本当にかっこよかった。
あれも相手を若いイケメンに取られる役だったな・・・・

乙女ヴァージョンと上司ヴァージョンの切り替えも見どころの一つではあったのですが、吉田鋼太郎さん自体は素敵な方なので、普通にずっと渋くてかっこいい上司だったら、もっと黒春派は増えたのではないか。
最初は部長可愛いと思っていたが、正直時々ちょっとキモ・・いや引くときも。

部長さんのジェンダーというのもよく分からんな。
蝶子さんと暮らしていた時は乙女なインテリアとかなかったのに。
蝶子さんの時も積極的だったのは部長の方だったらしいので、乙女なのが本性だったら、それを隠す必要はないと思うので、どっちが本当の姿とかではなく、どっちも共存していたのだろう。
蝶子さんをずっと騙していたとは思いたくない。

今回、おっさんずラブといいながら、おっさん二人は振られて終わる話だった。
面接であんなグダグダだった牧君を一人前の社会人にしたのは武川主任だし、春田さんを助け続けていたのは黒澤部長だった。
なのに結局は、にいさんずラブなエンドかよ。
タイトル詐欺じゃないか。
ラブとは(哲学
もっとマシなタイトルはなかったものか。
まあ愛って頑張れば手に入るというものではないからな。

しかし部長可哀相、幸せにしてあげてというのは、むしろ部長に失礼な気もする。
幸せって何だって話になるが、誰かとくっつくだけが幸せではないし、そういうのは独り身の人に失礼だ。
主任はまだ出会いがあってもいいかもしれないけど。
ちなみに振られた者同士がくっつくというのはドラマでよくあるでしょうが、屋上シーンで冗談にしたのは英断だったと思う。
そんな余りものくっつけたみたいな雑な扱いをして欲しくない。
ほんとに爽やかなシーンで、可哀相呼ばわりはやっぱり失礼かな。

つまり、ラブ(愛)=誰かとくっつく事、ではない、と解釈した。
それならタイトル詐欺ではない。哀しい事だが。

牧君は魔性だったな。
めんどくさい奴。
見た感じ主任の時も積極的だったのは牧君だったが、どっちも相手がその気になったら振ってしまい、そのくせ自分がおめめをウルウルさせるだけの子という印象しか持てなかった。
家族は良さげだったし、同性愛に偏見もってる人も作品中出てこなかったので、もっともその辺りは脳内補完も必要かもしれないが、ただ自己否定が強い子だったな。
最終回も結局ほとんど何もしなかったし。
ドラマ的ご都合主義で連絡が取れなかったとき、もさっさと諦めちゃったし。

たしかに部長も色々大概だったが、牧だって、第一話最後のシャワーキスシーン、あれ強制わいせつだろう。
彼も第二話最後で振られているはずだが、何故あの後出て行かなかったのか分からん。
正直この子の魅力が分からんかった。まあツボじゃなかったってやつだが。
そして第六話で牧君への株が大暴落した。
そんな覚悟もなしにノンケを誘惑したのか。酷い奴。
第六話のあれは、相手の幸せを願ってじゃなく、相手の人生を背負う覚悟がなかっただけだろう。

コンプレックスといえば、まいまいもかなりあっただろう。
鉄平兄に会いに来た時、春田がいると知ると帰ろうとしたのは、自分などと付き合ってると知ったら鉄平兄は恥ずかしい思いをするだろうと思ったからだろう。
まいまいを選んだ鉄平兄は賢いよ。

同性愛者側が家事をするという点においてはテンプレ的だったが、これはプロデューサーがこの作品をつくるきっかけとなった出来事が、世話を焼いてくれた人が同性(女性)だったという事なので仕方ないかな。

「月に吠えらんねえ」を以前ご紹介したつながりで、実在の折口信夫と、藤井春洋(はるみ。女性みたいな名前ですが男性)を始めとした、そういう関係にあった弟子たちで、生活能力のないのは同性愛者の折口信夫の方で、世話を焼くのは藤井春洋たち弟子の方であった。
弟子たちは藤井春洋以外、のちに他の女性と結婚しているので、同性愛者ではない。
藤井春洋(後に養子入籍して折口春洋)も多分違うと思う。
つまり本来は同性愛者=家事担当ではない。

このドラマの田中圭さん演じる春田創一は大好きだけど、現実問題として私はこの人とは結婚はできない。
今の時代生活能力が皆無というのは致命的。
それをカバーできるほどの甲斐性があるかも怪しいし。
「可愛い」で許してしまえるほど結婚生活は甘くない。
ちずちゃんと結婚しても、多分続かなかったと思う。
美味しそうに食べてくれるのはポイント高いが。
下手に家事手伝ってくれるより、感謝してくれた方がいいかもしれない。

牧には捨てられ、女性との結婚も難しい状況で、部長との結婚話が出たとき、好きになれるよう努力する気はあったと思う。
だから、流されて部長と結婚とかテレビ誌で書いてあると、黒春派としてはちょっと悲しかった。
50%は流されてかもしれないが、100%流されてあんなウエルカムボード作ったり式やったり出来ないよ。いくらなんでも。
流されて流されてとよく言われるが、彼なりに頑張って必死に考えている。
あの状況で、何人の人が彼ほど誠実であろうとする事が出来るのか。

誓いのキスという場で元カレを思い出してしまい、本当の気持ちに気付いてしまい、さらにそれを相手に悟られてしまったと知った時の春田さんの絶望は、あの「ごめんなさい」と嗚咽に現れ
ていたが、部長も可哀相だが春田さんも可哀相だった。
そんな風に傷付けたくなかっただろうに。
あの指輪どうしたんだろうな。
披露宴はキャンセルしたと嘘をついて、春田の負担を少しでも軽くして送り出す部長男前。
個人的に納得いかなくても、せめて最後に部長をヒーローにしてくれたことには感謝しないとね。

BLや腐女子狙いではないという事でしたが、若いイケメン二人の牧春牧エンドで、なんだ結局はBLかよという思いが個人的にはぬぐえない。
こういうテーマを扱ったものとしては、萌えとか関係ない少し前にBSでやっていた「弟の夫」の方が評価は高いと思う。
今作はコメディ要素もあるからこんな感じでしたが、続編とかいらないよ。
にいさんずがイチャイチャしてるだけだろうし。
はるたん以外の人と恋に落ちる部長とか見たくない。
ドラマとしては綺麗にまとまったのだから、後は好きに妄想する方が楽しかろう。

万人が納得する結末なんてないし、思い通りでないからって文句言うのは良くないとは分かっています。
あのエンドの方が遥に需要が多いのはSNSなど見ても分かってた。
だからそういうエンドにしないと、DVDとかも売れないだろう。
牧春派が席巻する中、黒春派を見つけるのは大変だったが、そこそこいたのは嬉しかった。
こっちだって需要あるんだよ。

だから私も勝手に違う黒春エンドを妄想すると、続編は一人で突っ走りがちな部長を春田がコントロールしていく術を覚えていきつつ、そういうのを背景に普通の不動産ドラマを展開させていくというのが、自分勝手な妄想である。
妄想は自由さ。公式に文句言うのは良くないさ。
牧春に文句いうのも良くないさ。分かってるけど、自分のブログなので言ってみた。
公式サイトとか、そういう所に文句言うのは駄目です。

最後に、多分脚本だけ読んでいたらそこまで好感はいだけなかっただろう春田創一を愛され男子にしてくれた田中圭さんに拍手。
この人を可愛いと思ったことはなかったが、今回こんな可愛く見えるとは。
やっぱり上手い俳優さんだな。
もはや黒歴史であろうヤンデレ三成も、真摯に演じぬいてくれたことはインタビューからも分かっているので、あれも愛してますよ。

あー長かった。多分大体吐き出せた、かな。
春田さんの会社での付き合ってる宣言は、アウティングといえるかどうかけっこう議論になってましたが、それまで語るとさすがに長くなる。

不快になった方ごめんなさい。苦情は受け付けぬ。あくまで個人的感想なのですみませんね。

ところで何だか、町田樹君がアイスショーで「あなたに逢いたくて」で滑る動画見てたら、切なくなってきてしまった。まっちーが乙女になっとる。やっぱりすごいよあの子。
いやご本人の解説は読んでないのですが、「相聞歌」というコンセプトがあるのかな。
でも自分にはそう見えたので。
エロいプログラムで素晴らしい。ぜひ見てみて。なんかね、部長を思い出しちゃった。

ちなみに後続ドラマの原作って「ニャアアアン!」(字数は合ってないかも)の人か。
ウェブで見ても、この人はエッセイ漫画の方が面白いんだけどな。
猫ちゃんたちのために、「ヒモメン」もよろしく。
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「おっさんずラブ」最終話その2

2018/06/05 21:41
牧君好きな方はスルー奨励


視聴率自体はあまり良くなかったみたいですが、それでも上がってったようですし、熱量はかなりのものだったみたいですね。
私はドラマはあまり見ず、見ても特に感想は書かず(書いても朝ドラと大河をぐらい)、よそ様の感想を覗いたりもそんなにしないのですが、これに関しては、ツイッターとか覗きまくってしまった。
それに触発されて、こうして感想を何回かにわけてまで書いてしまってるわけである。

この作品は、同性愛に縁のないロリ巨乳好きノンケの男性が、戸惑いながらも同性を受け入れるドラマだと思っていた。
第五話まではたしかにそうで、その件に関してはそこで一応の完成をみた。

ところが物議を醸した最終回前の第六話、事態は急転直下、ドラマ的ご都合主義でタイミング悪く色々な事に遭遇してしまって、もうライフはゼロよ状態になってしまった牧君が、その事をきちんと話もせず、自分で相手をこちら側に引き込んでその気にさせ、実家に挨拶にまで行かせたのに「あなたといると苦しい」だの「幸せじゃない」だの「好きじゃない」だの一方的に別れを切り出して出て行ってしまったのだ。
春田が可哀相で見てられないスタッフも号泣シーンである。

当初同性愛に強い抵抗を示していた春田さんがそれをあまり気にしなくなった頃、実は一番同性愛にこだわっていたのは、当の同性愛者の牧君であるという構図が浮かび上がった。
一度は振られたものの、春田の相手が同性であると知るとリベンジに出たヒロイン部長も同様である。
そうしたなら、最終話に牧君側の何かを描いて欲しかったのだが、相変わらず自己憐憫にひたってるだけに見えてしまった。

Twitterなどでは牧春が席巻しており、自分は特に何派でもなく、ほんのり黒春派かなあぐらいだったのですが、第六話途中までは牧春いい感じだな、とそっちを楽しんでみていたのです。

が、牧君が六話最後であんな仕打ちをし、最終話の春田と部長の同棲の様子が思いのほかいい感じだったので、最終話にしてぐっと黒春派になってしまった。

お母さん、牧と暮らしていた時は、甘えていただけだと思うのだが、部長だとさすがに何もかもやらせるわけにはいかず、多少は自分でやるようになり、業績も上がった。
部長といた方が人間力がややアップしてるので、春田には年上の方が合ってるんじゃないかと思いました。
どちらの春田が好きかどうかは人によりますが、私はこっちの春田が好きでした。
かといって窮屈に暮らしてるわけでもなく、割と部長に自然な笑顔を向けていて、これが可愛くて。
「ただいまー」とか適度にリラックスしてるようにも見えましたし。
最初に世話にし来た部長が、乙女バージョンではなく春田にとってなじみのある上司バージョンに近かったのも、受け入れやすかったのかもしれない。

これ黒春エンドも有りだったんじゃないかなあ。
第一話でちょっと思わせぶりな場面もあり、ないではないとちょっとは思ってたんだけどな。
ちなみに色々覗いてみて私があんまりいい気しなかったワードは、商業BLがどうのというもの。知らんわ、そんなもん。
そういうものを連想されるのは、プロデューサーの話とか読んでいると一番嫌ってたんじゃないかと思う。

第六話の破局、からの部長の同棲は、そんな商業BLがどうのを黙らせる破壊力があったと思う。実際それからそのワードは見なくなった。
黒春エンドだったら、さらにBLがどうのに鉄槌を下せたのに。
やっぱり若いイケメン二人じゃないといかんのかそうですか。
牧君っておっさんじゃないよね。ボーイズともいえないが。
部長も言動がアレな所があり、共感を得づらいキャラだったのがちょっと残念であった。

ところで、男性でノンケの主人公に想いを寄せる男性が何故二人必要だったのかと思うと、もちろん視聴者をやきもきさせるというのもあるでしょう。
エンドとして、牧君、黒澤部長、ちずちゃん、そして誰も選ばないというのも考えられた。

そういう事以外に、牧君と部長は全体を見ると連動して動いている。
牧君は部長が春田を狙ってると知ってかなり強引に告白する行動にでた。
部長がいなかったら、ノンケの春田に告白しなかっただろう。
牧に捨てられた春田が、部長と少しずつ同棲し(部長のあの高価そうなマンションかな、はどうしたんだ)、一時は結婚まで受け入れたのは、牧君によって同性愛への抵抗が薄れていたのもあるし、春田が牧君への想いを再確認したのは、部長のおかげだし(同棲していてキスもなかったのか。それでよく結婚しようとしたな)。
そして結局は牧かー。まあそうだね。

力尽きたので。とりあえずこの辺で。そしてまたその3へ(まだ続くのか)
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「おっさんずラブ」最終話その1

2018/06/03 11:07
※牧君好きな人は、スルー奨励



うーん・・・・モヤるなあ・・・。
いや、私は牧春派でも黒春派でも、と書いたが、どちらかというと黒春派だったのだが。
まあ、これは単発版(未見だけど)の結末からも、ドラマ全体の流れからも、牧春エンドだとは思ってたよ。
牧春というか、左右は別に固定じゃないけど。
それはいいよ。
というか、牧春派も春牧派も網羅したあのラストは、公式見事としかいいようがない。

だが、そこへの持っていき方が、尺不足を感じさせた。
要するに、なんか雑・・・・
春田ママどこ行ったん?
私の中で第6話で下がった牧君への株が回復しきれないまま、ハッピーエンドですよになってしまったので、私はモヤっと感が残ってしまったのだ。

第6話でハードルを上げすぎたというか、あの破局シーンがあそこまで役者の名演で切ない、春田さん可哀相なシーンになるとは、脚本家にとって誤算だったのではないか。
あそこは春田は何も悪くなくひたすら可哀相だったが、一部で春田批判もあったらしいのには驚いた。

あの田中圭さんは、最終話の泣きながら部長への「ごめんなさい」と合わせて素晴らしすぎた。
この二つの泣きシーンを比べると、やっぱり春田さんは傷付けられるより、傷付けてしまう方が辛い人なんだなと分かる名演技。
部長の事、意味は違うけどたしかに好きではあったんだよね。
余計傷付けてしまうと思うと辛かったよね。

林遣都君の牧凌太は、あちこちで絶賛の嵐なので大変言いづらいのだが、個人的にはそんなに好みでない・・まあそれはそれとして、自分は最後まで、このキャラにあまり好感を持てなかったのだよな。
元カレが二人もいる職場で平然と(ではないとしても)1年間働けるとは、お前のメンタルはガラスなのか鋼なのかどっちだ。

人をその気にさせておいて、あそこまで手痛く振っておきながら、自分がボロボロにした春田を立ち直らせた部長から、大した労もなく春田をゲットしたように自分には見えたので、なんかすごくモヤモヤ。
ただの魔性にみえちゃったよ。

結局、春田が好きで選んだのだからしょうがないと思うしかなくなってしまった。
牧の何が好きじゃないって、自分が色々な人を傷つけてるくせに、自分が一番傷付いていますみたいな顔をしてる事だ。
個人の感想なんで、すみませんね。
あちこちで祝福の嵐だが、私的にはこんな感じ。なんかすみません。

最終的にはみんな幸せにするという事を聞いていたので、単純にみんな誰かとくっつくのかななんて思ってましたが、まあ雑に色々なカップルが誕生してましたが、振られた上司コンビの屋上シーンがこの上なく清々しかったので、そんな浅はかな思いは飛んだ。
一番好きなシーンだったかも。誰かとくっつくだけが幸せじゃないんだね。
まさか黒武じゃないよね。冗談だよね。いや別にいいけ・・ど・・・・・・・・???

第六話の牧の「好きなひとのために身を引く」がただの逃げでしかなかったのに比べ、この上司コンビは本当の「好きな人のために身を引く」を見せてくれた。
年の功ってやつでしょうかね。
あの屋上シーンは、一番「おっさんずラブ」なシーンだった。

武川主任まで同性愛者なのは、割合としておかしい、リアリティが・・と以前文句書きましたが、その考え自体は変わってませんが、眞島秀和さんの演技が素晴らしかったので、うん、まあ、いいか。
狭い範囲内で元カレ今カレがめまぐるしくごちゃごちゃし、マロ(後半から株が上昇したものの、あんな極端なゆとり若者にしなくても良かったとおもうが)は部長の元奥さんといい感じだし、こんなカオスな職場があってたまるかって感じだが、まあいいや・・・(脱力)

最終話としてはこんな感じですが、総括的にまた書くかもしれないので、とりあえずその1としておきました。
いいドラマだったとは思ってますよ。
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このマンガが凄い「月に吠えらんねえ」

2018/05/27 13:56
おっさんずラブ第六話、えらい事になってますねえ。
改めて田中圭さんにキュンキュンしてしまいます。
次週最終回ですが、私は黒春でも牧春でもいい派ですが、皆が幸せになれるといいですね。


月に吠えらんねえ(1) (アフタヌーンコミックス)
講談社
2014-05-09
清家雪子

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さて本題ですが、現在8巻まで出ていて今も月刊アフタヌーンで連載中で、今「このマンガが凄い」と素直に言える作品です。

近代詩人、歌人といった人たちの作品をイメージして擬人化した登場人物たちが繰り広げる世界といった、斬新な作品。
変わったタイトルは、萩原朔太郎作品「月に吠える」からきています。

主人公は、萩原朔太郎作品をイメージしたキャラクターである朔くんですが、当初このキャラがあざといように感じられて、自分はあまり評価してなかった。
戦中の不思議な世界を描いたものとして、大塚英志「木島日記」も連想してしまい、そっちの方がレベルが高いように感じられてしまった事もある。

が、ちょっとBL風味の入った単なる幻想世界だという印象は、巻を重ねるごとに打ち砕かれる。
テーマが戦争詩だということが明らかになってくるからだ。
この時点でサァーっと引いてしまった人も多いかもしれない。

名前だけは聞いたことのある当時の詩人、歌人たちがこれほどの戦争賛美作品を書いていた事も衝撃だったが、もちろんそれを肯定しているわけではなく、安易に否定しているわけでもない。
むしろ、都合の悪い事はなかった事にしようとすることに対する憤りが感じられる。
ではなかったことにされたものはどこへ行くのか。
何故詩が特に戦争賛美へと当時結び付けられていったかの考察もある。

五巻で、日本をはじめ国が擬人化されて出てくる場面があるのですが、女子の姿であることも興味深かった。
世界大戦が女子の苛めの構図にも例えられているかのように見えたので。

巻末の参考文献の量にも圧倒される「月に吠えらんねえ」。
近代詩歌句の勉強にもなります。
まだ連載中ということもあり、この作品については、今後も触れたいと思っています。
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これまでの朝ドラや大河

2018/05/18 20:32
朝ドラ「半分、青い」ですが、やはり第七週はいらない。
というか、東京編に入ってまだ面白くない。
普通に秋風塾スタートで、普通に漫画家修行を見たかった。
五平餅狙いだの、つなぎの役割だの、何無駄で面白くもない事グダグダやってんだ。
鈴愛がつなぎの役目になると思ったのも意味不明。

秋風プロが人でなしすぎて、つまらない。
漫画家に対しても、くらもちふさこ氏に対しても失礼だろう。
もちろんくらもちふさこが、秋風羽織のモデルというわけではない。
でも作品を拝借してるわけだしさ。

秋風プロでなければ漫画家になれないとでも思ってるのもよく分からない。
大抵の人はマニュアル本とか見て、独学で描いて投稿してたんじゃない?
そういう勉強してる描写とかあったっけ?

登場人物も魅力的に見えないし、きつく言えば正人とか下らない男に見えるし、律のキャラもよく分からない。
クールなんだかミーハーなんだか。
ファンの方には申し訳ないが、佐藤健が思いのほか良くない。
イケメンだなとは思うけど、それだけ。
新人さんならともかく、前作の松坂桃李もだけど、すでに名の通った俳優さんなので、ちょっと辛く見てしまう。
前作よりは脚本はマシなので、余計もうちょっとどうにかならないかと思ってしまう。

作品そのものには悪いようには思ってないのですが、残念な所は残念。
ハンデのある主人公がそのハンデで辛い思いをするというのは、あった事は匂わせてもかなり省略し、むしろそのために守られてたところがある分、やや無神経なところがあるというあたりは面白いと思う。


大河「西郷どん」、ものすごくいい加減にしか見てないのであまり言えませんが、島編が始まりましたね。
ロケーションはやっぱり綺麗ですね。
奄美大島の黒糖地獄に触れたのは、一応評価できるといえるのかな。

恋バナが続くのかよと思いますが、序盤の糸の事といい、本作の恋バナも全然出来良くありませんが、江戸編の政争描写のあまりの酷さを思うと、まだ島で恋バナでもやっててくれとも思う。
政争描写はしばらく大久保担当になるのかな。
奄美大島の事しばらくやるなら、考証に照らし合わせて、ちゃんと時代に即した描写をして欲しい。


ついでに「おっさんずラブ」第5話をちらっと追記すると、やばい、主任面白すぎ。(手のひら返しで申し訳ない)。
普通のドラマだったら修羅場ドロドロドラマになるところを(まあ修羅場なんだけど)、おっさん同士だと何故こんなに笑えることになるのか。
役者さんが上手いのもあるでしょうけど。
笑えて切ないですね。しかし牧、しつこいが前髪邪魔。もうちょっと上げよう。
せっかくの綺麗な瞳が。
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「おっさんずラブ」第四話

2018/05/13 13:18
故障していた部屋のポータブルテレビは、保証期間内だったので無償で修理してもらいました。
無事にまた映るようになって良かった。
今後またどうなるか分かりませんが。

「おっさんずラブ」第四話ですが、主任までそっちの人だったという、個人的には避けて欲しかった設定が確定。
方向は春田ではなく牧だったので、そこはミスリードでしたが、元彼だったのかなという想像はあちこちでされていましたので、やっぱりなという気はします。

うーん、これね・・・
前も言ったけど、あの狭い範囲内でそういう人がそんなにいるというのはどうもね。
性的マイノリティ(というのかな?)の方の割合としては、以前何かで、ひとクラス30人くらいだとすると、その中の一人はいると知った時、けっこう多いんだなと思った覚えはある。
それでも多い気がしたのに、あの会社ときたら、ちょっとどうかしている。
割合が少ないから、切なさが増すのではないか。
あれではもはや、マイノリティでもなんでもない。
しかも中の人、割と最近もそういう役やってたでしょ。
何だかな・・・

ただ、主任の存在は春田が牧について考える重要なスパイスになってくるだろうし、思ったより悪い設定でもないのかな、という気はしてきています。
しかし元彼が出現というのはいいけど、主任である必要はあったのか。
あの会社どうなのよ。
せめて違う部署とか。

今回、春田は部長にちゃんと誠実に断ったのは良かったと思います。
背景のハート割れが・・・(泣)
奥さんまで泣いてる・・・
振られて「どうしてー!!」号泣な部長ですが、むしろ何故いけると思ったんや。
でも春田の要望通り、さっと上司に戻るところは良かった。

個人的に、振られて帰宅して、泣きながら奥さんの料理を「やっぱりうまいな」と言って食べてるところが、なんだか良かった。
離婚して春田と一緒になっても、はるたん家の事何にもできないよ。
やっぱり奥さんと一緒にいようよ部長。

田中圭さんの好演もあって、同性に告白され、さらに段々気になっていってしまうノンケの戸惑いを上手くドラマにしていると思います。
しかし個人的に、牧の髪型あんまり好きじゃない。
もっとがっと上にあげればいいのに。
せっかく可愛い目してるんだから。

ついでに、朝ドラ「半分、青い」ですが、ガイドブックのあらすじを読んでしまったのですが、正直今週の最後と次週(第七週)は、丸々いらないと思った。
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「中国嫁日記」7巻

2018/05/11 23:11

中国嫁日記 (七)
KADOKAWA
2018-03-30
井上 純一

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以前にも何巻かご紹介したような気がしますが、けっこう有名な作品ですよね。

五、六巻はちょっと重めでしたが、七巻は楽しい内容です。
それでいてホロっときます。
六巻で子供が生まれる、というラストだったので、七巻は子供関係の内容を期待していた人は多かったでしょうし、私もそうでしたが、それは次巻へ。

その事について文句言う人はいるかもしれませんが、育児漫画なんてたくさんあるけど、今回の月(ゆえ)さんの少女時代のお話は、ずっと貴重だと思います。
月パパさんは、やっぱり面白くて素敵。

内モンゴルで、たくさんの羊の世話をする日々。
たくさんの羊って、けっこう臭いもきついと思います。
幼い月さんにとっては重労働だったでしょう。
ペットを飼うことと家畜を世話することの違いというのも伝わってきます。

月(ゆえ)さんは五人姉妹の末っ子ですが、一番上のお姉さんは食糧事情で小柄だとあったので、一家はもっと貧しく大変な時期もあったのでしょう。

ちなみに私も中国といえば一人っ子政策というイメージだったので、なぜ月さんは五人姉妹なのか疑問でしたが、そういう事でしたか。(罰金制らしい)

どこか子供っぽい作者さんと比べて、ずっと年下の月さんは聡明でしっかりしてるなと思っていましたが、生い立ちが大きく関係していると思います。
これだけ育った環境の違うお二人が、仲良く夫婦している事が凄いと思いますが、お二人とも家族の愛情には恵まれていたのだろうという共通点が大きいと思います。

前半、時系列の関係らしく、五巻で揉めていたK水氏が普通に登場しているのがちょっと違和感ありましたが、後半の月(ゆえ)さんの故郷の内モンゴルを訪ねる話は良かったです。
巻末の月さんのあとがきも好きです。
これからもお幸せに。
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「おっさんずラブ」第三話

2018/05/06 10:41
土曜深夜にテレ朝で、私にしては珍しく大河と朝ドラ以外のドラマを見ているわけですが(大河もうほとんど見てないけど)、第三話まできて、ちょっと危険信号が。
(基本的に楽しく見てますが、絶賛のみではない、というか結局文句が多くなってしまったのでご注意)


今回も笑えましたが、主に田中圭さんの顔芸はじめ演技力(上手いなほんとに。可愛すぎ♡)に拠るところが大きく、脚本的にはどうだろう。
前回あんな終わりだったのに、牧と春田がシレっと同居続けてるのもどうかと思うし。

春田は、おそらく目上の人を無下に出来ない人なんだろうし、(だから前回部長に無礼だった牧にあんなに怒った)、振るのは慣れてないのかもしれないけど、その気がないのに、はっきり部長に断らないのはやっぱり変に思う。
だって告白された時に部長は離婚を示唆していたし、あれから大分たってるのに。

引きながらも、満更でもなかったのか?
それで奥さんに「自分はいい人なんかじゃない」と泣いたのか?
いや牧の事が念頭にあったんだろうな。
しかし部長、両方泣いてたのにまず奥さんの方心配してたよね。
やっぱり奥さんが大事なんじゃないか。

前回の屋上での喧嘩も、笑えたけど非常識ではある。
好きだ好きだと騒いでる割に、春田の気持ちは無視なのか。
ま、あんまり野暮なこといいたくないが、そのあたり入りこめきれない所はある。

今後一番懸念しているのが、武川主任まで同性愛者(またはバイ)で春田が好きかもしれないところ。(予告にて)
予告というのは、ミスリードしてくることもあるので、ただのミスリードであってほしいのですが。
主任は部長の奥さんが好きなんじゃないかなと予想している。
しかし名前が、部長が武蔵で(二刀流)、主任は政宗(別の意味で二刀流)なんだよな・・。

ドラマというのは、いくらハチャメチャであっても最低限のリアリティが必要であり、そこから逸脱するとシラける方向にいってしまう。
主任までそういう人だとなると、あの狭い範囲内で部長、牧、主任と三人も同性愛者がいる事になり、さすがに不自然で、自分はシラける。
タイトルには合ってるかもしれないが、悪ノリしすぎであり、くどくなるし、自分は見限ると思う。

一部のBL好きに受ければいいじゃなく、幅広く受け入れられたいドラマを目指しているなら、最低限のリアリティという土台は踏み外さないで欲しい。

またセクハラまがいのシーンや、過剰な泥沼は、基本コメディ仕立てであっても、見ていて息苦しい。

もちろんミスリードの可能性もあり、そんな展開では全然ないかもしれないし、そうであってほしいと思うけど。

あと細かいことだが、「ペット飼ったらおしまいよね」とか、不快というほどのものではないけど、そんな台詞いるか?
嫌な気分になった人もいるんじゃないか。
私はちょっとなったぞ。
栗林君、テンプレ的な今どきの若者キャラのつもりなんでしょうが、あんな奴実際いるか?
若者を馬鹿にしているのか。

突っ込みどころ、首を傾げざる得ないところもあり、演技力とコメディの勢いで乗り切ってるけど、やや脚本的に雑と思ってしまうところもあり、今後が不安。
終わってみれば懸念だったと思える出来になっていればいいけど。
なんかごめんなさい、文句ばっかりになってしまって。
主任のくだりが一番言いたかっただけなのだが、無駄に長くなってしまった。
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「信長の忍び」12巻 長坂釣閑斎は奸臣か?

2018/05/02 18:06
岐阜城に行ってきました。
ロープウェイで金華山を登りましたが、あの時代通勤大変だったろうな。

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前回6巻までご紹介したと思いますが、いきなり12巻なのは、ここに貼ってあるのとは違いますが、アニメDVDが付いてくるのがあったから。
11巻から、1巻からのアニメDVD付きありますが、1巻は桶狭間の戦いだからな・・・。
いや、桶狭間合戦については、詳しいというわけではないけど、地元に近いだけ学ぶ機会も多く、現地を巡ったりなどもしたので、他に比べれば多少は勉強したとこある分だけ、作品を素直に楽しめない部分もあります。

12巻には、冒頭長浜時代の秀吉が出てくる関係で、石田三成(佐吉)初登場♪
三献茶シーンです。
実話かどうか分からないけど、その辺はまあいいでしょう。
算術が得意で、思ったことをズバっと言ってしまうキャラですが、無双や丸と違って非常識なほど無礼ではないから、まあ良し。
センゴクシリーズの三成に近いかも。
今後出番はあまりないかもしれませんが。

久々に今川氏真登場してますが、悪く描いてるわけではないのですが、やっぱりバカ顔で残念。
蹴鞠披露では、信長が「親の仇の前でやるかなー」とか言ってますが、たしか実際は信長がやれって言ったはず。
もっとも別に意地悪で言ったわけではなく朝廷とかのつながりの方法を模索しての事だと思います。信長、連歌苦手みたいだから。
家康もそういう所を利用したのであり、氏真も自分の相手にとっての利用価値は分かってたと思います。
ちなみに以前ちらっと顔だけ見た信雄もバカ顔っぽかったけど、本当に言われてるほど馬鹿だったのかという事については、以前徳川美術館で見た「天下人の城」展で、異なった見解も示されていた。

この巻と、次の最新刊13巻のメインは長篠合戦なのだが、これが、うーん・・・
いや、たまに歴史について偉そうな事書いてますが、基本にわかであり、自分で一次資料漁ったり現地調査したりして研究したりとかではなく、ネットやテレビ番組、雑誌など他人が書いた書籍中心ですが、同じ人物、同じ事柄についてでも研究者によって、ものによって違いますし、長篠合戦についても、何が正しいのか良く分からないです。

今作では、馬場信春始め、信玄の代からの老臣たちは適切な助言をしているのに、勝頼が気負って突っ走ったのと、側近の長坂釣閑斎(ちょうかんさい)光堅のせいだとしている。
これは、「甲陽軍鑑」によっての事だと思う。
小幡景憲編纂の「甲陽軍鑑」は、勝頼というか、勝頼側近の長坂や跡部勝資を悪者にしているということです。

しかし「甲陽軍鑑」はよく言われているように信憑性に問題があり(全部嘘とかいうわけではないが)、長坂釣閑斎が本作に描かれているような佞臣だったかというと、そういう確証はおそらくないと思う。
徐々に再評価されつつあり、一族や重臣たちが敵に寝返る中、主家滅亡に殉じたという。

「甲陽軍鑑」での釣閑斎はボロクソに書かれているようですが、一次資料や当時の状況と合わない部分も多いようです。長篠合戦敗北もこの人のせいとされてますが、この合戦にいなかった説もある。

知らないけどね。会ったことないし、深く調べたわけでもない。
でも、疑わしいとだけは思っておいた方がいいかも。
仮に長坂がアレな人だったとしても、長篠合戦の時勝頼は30才くらいになっていて、自分で判断できるはず。
本作では跡部は登場しないが、代わりに望月千代女を登場させている。

石田三成もそうですが、家が傾いたり滅亡したりすると、側近が悪者にされてしまう場合は多いと思う。

以前勝頼のせいでもないというような事ここでも書いたと思いますが、かなり気負ってた事はたしかのようですし、強気な書状も残ってますし(ただどこまで本音かは分からないですが)、
馬場たち信玄譜代の老臣たちや、勝頼たちが実際どういう軍議をしていたのかは、今一つ不明瞭。

本作のように、馬場信春たち宿老が撤退を勧め、勝頼側近の長坂(や跡部)が決戦を主張したせいで負けたというのは、自分の知ってる限りでは「甲陽軍鑑」にしかない。
「甲陽軍鑑」は武田滅亡を長坂と跡部のせいにしているが、怪しい記述も多い。

軍艦の記述ほど長坂が無能だったら、信玄が勝頼の側近につけたのが分からないし、側近でい続けられるのも分からない。
信長も評価したほどの勝頼が、長坂の甘言に惑わされ続けたというのもどうかと思う。

武田滅亡は、勝頼と側近長坂と跡部のせいか、勝頼を認めない信玄譜代の家臣たちかで分かれている印象を持ちますが、自分の勉強不足のせいもあってか、勝頼たちと信玄譜代と亀裂、対立があったというのは何を根拠にしてなのか、今一つ分かりません。
一次資料でそういうのを示すのを知らないので。
せいぜい信玄病没後、勝頼から内藤昌豊宛てた起請文が取り上げられてるのをみたくらいですが、亀裂を表すとまでいえるのか?

勝頼の真田幸隆を気遣う書状があったり、長篠合戦では、殿の馬場信春は、勝頼の撤退を見届けての「信長公記」でも絶賛される討死ぶりだったし、高坂昌信は敗走してきた勝頼を迎え、総大将にふさわしい陣構えで甲斐へ帰国できるようにしたという。
本当に亀裂はあったのか。

武田勝頼については、よく持ってる人、あの人は持ってる、とかいう言われ方をされる人っていますが、勝頼はいわゆる「持ってない人」だったと思います。
運のない人ってことですが、全体的にやることなすこと裏目に出てるというか、その辺りやや気の毒だなと思います。
最後の新府城焼き討ちなど残忍な面もありますが。

この作品、家康の正室の瀬名(築山殿)がえらい変な人になってたり、氏真のことといい、従来のステレオタイプ的な人物像から抜け出せていないところも見受けられる。
もっとも築山殿が実際どんな人物だったかは分からないし、あれこれ気にしすぎると何も描けなくなってしまうところもありますが。

この作品自体は高く評価しています。
下手な大河よりよっぽどちゃんとしてるし、「おんな城主直虎」でスルーされた大賀(大岡)弥四郎謀反(のこぎり引き)も、ちらっとだが一応出て来たし。
酒井忠次たちによる鳶ヶ巣山砦の戦いのタイミングも諸説あるようですが、上手くまとめている。
鳥居強右衛門(すねえもん)の活躍もありますよ。
ちなみに岐阜城内で「信長の忍び」アニメ流れてました。

ところで1巻の桶狭間合戦(1560年。この年三成誕生)の時点で、たしか千鳥ちゃん16,7才だったと思いますが、とすると5巻の姉川の戦いの時点で26,7才、12巻の長篠合戦(1573年)で30才近くぐらいになってるのか。
見た目少女のままだけどな・・・。
勝頼と大体同じ年代かな。
※長篠合戦は1575年(天正3年)の間違いでした。すみません。
とすると、千鳥ちゃん12巻で30才超えてる・・・・

歴史人 11月号
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長坂釣閑斎光堅wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%9D%82%E5%85%89%E5%A0%85
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これまでの朝ドラと大河ドラマ(その2)、と他に見てるドラマ「おっさんずラブ」

2018/04/26 21:47
朝ドラ「半分、青い」ですが、くらもちふさこが豊川悦司という衝撃展開。
実話系ではないので、作品は拝借したけど、くらもちふさこがモデルではないのですよ、という事を強調するためか。
しかし偏屈な売れっ子漫画家というのもベタだなあ。
「いつもポケットにショパン」は、最初の方は読んだことあるけど、最後どうなったっけ。
冷たい人のように見えていたヒロインの母親は実は不器用な人だった気がする。

初デートの失敗も若さ故の未熟さの範囲で後味悪くなく、やはりバランス感覚はいい。
障害のあるヒロインの方が、守られていた分もあるのかちょっと無神経な所があるのがむしろ面白い。
漫画家に弟子入りして、という方向へ進むのは分かっているので、農協の内定はいらなかったかなあ。
下手すると、クリエイティブな仕事は偉くて、そうでない堅実な仕事はつまらないみたいな印象で顰蹙を買った「まれ」パターンになってしまう。

大河「西郷どん」第十五話までですが・・・。
井伊たち南紀派が相変わらず悪役みたいですが、それでも本作では自分も南紀派になるわというくらい、主人公サイドがどうしようもない。

井伊による家定遺言改ざんシーンは、「真田丸」を思い出した方も多いでしょうが、まさか石田三成と井伊直弼が、大河で同じような貶められ方をされるとは。
どっちも酷いですが、丸の方は一応主人公サイドだったのにね。改めてあれは酷かった。

「真田丸」は、特に多少期待していた大坂編は、スカスカとよくここで書いてた気がしますが、今作のここ数話は「ペラペラ」という言葉が浮かぶ。

「水戸黄門」みたいな時代劇なら、多少の人情と、勧善懲悪な爽快感が求められているのだから、「あの悪代官の背景や事情は・・」とかいらないわけだが、大河は違うでしょう。
なんであることない事でっち上げられてまで、あんなに井伊直弼が悪役になってるのか。
人物や歴史を重層的に描くという気が全く見えないから、紙みたいにペラペラになるのだ。

だから登場人物の死が、悉く軽い。
鈴木亮平さんは頑張ってるので好意的に見たいのですが、もう見るに耐えない出来になりつつある。

他のドラマはあんまり見ないのですが(ドラマを見るというのは労力がいる)、土曜の深夜に近い時間にテレ朝でやっている「おっさんずラブ」第一話を見たのですが、コメディタッチでけっこう面白かったです。
まず、なんと古田鋼太郎さんが乙女なヒロイン。これがなかなか強烈。

田中圭さんがまた絶妙な三枚目具合で、「女にモテないのも分かるわー」というのと、「デキる上司と後輩両方の男性に惚れられてしまうのも分かるわー」という相反する二つを、見ていて納得させなければならないという難しい役どころを上手く演じている。
不本意な脚本で目が死んでたカンベーの三成とは違って(実はあれはあれでけっこうツボでしたが)、生き生きしておりますね。

同性愛の気は全くないノンケだが、異性には全くモテず、むしろ見下されていたりしてほとんど顧みられない。
そんな中、自分の良さを分かってくれる、好意を持ってくれる、仕事もフォローしてくれて家の事もなんでもやってくれる、しかし同性である。
そんな状況で同性であるというのは、受け入れない理由になり得るのか。
そういうのがテーマ、なのかな?
実際の所、同性愛者と付き合っているノンケさんって、割といるんじゃないかと思う。

ま、同性にも異性にも全くモテない自分には関係ないですけどね。
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これまでの朝ドラと大河ドラマ

2018/04/21 17:22
朝ドラ「半分、青い」、不思議なタイトルですね。
脚本の北川さんはベテランですが、朝ドラは多分初めてだと思います。
でも、朝ドラとしてのバランス感覚は優れているように思います。

子供時代、娘の片方の耳が聞こえなくなった事について、母親は悲嘆にくれるのですが、最初は同情していても、和子さんに「律君の喘息は治るかもしれんけど・・・」とか喘息も大変でしょうに、けっこう酷い事言って八つ当たりする辺りは、もういい加減にしろと思うがそれを見越したように、次の瞬間には反省し、夫に完璧じゃなくていいというセリフを言わせ、謝りに行く場面を入れる。

また担任の先生が、ややヒステリックで無神経な所があり、こういう先生いたよなーって感じなのですが、そうした描写もやりすぎない。

朝ドラという事を配慮して、見ていて不快感を感じさせないようにバランスを取っている気がします。
このあたりの感じ方は人それぞれでしょうが、自分的にはちょうどいい。

律の友達のブッチャーも、イケメン配役されていたら、BL狙ってるのかと言われそうなところを(そういうの好きな人は、あらかさまなBL狙いを嫌う事が多い)配役の妙でなかなかいいキャラになっていると思います。

ヒロインも、子供時代も今も、ちょっと失礼で嫌な所もあるのですが、なかなかリアリティがあって、不快感まではいかないところで調整されている気がします。

子役から交代したとき平成になりましたが、世相は入れても昭和天皇崩御ほぼスルーは、ポップな作風を考えると正解だったと思います。

今の所、恋愛ドラマが得意なだけあるというか、恋バナやるならせめて、このくらいのクオリティはなければね(前作比)。
懐かしアイテムの入れ方はちょっとうっとおしいと感じるところもありますが。
舞台となっている岐阜はけっこう近いこともあり、親近感を持ちます。
良作になればいいなと思います。

大河「西郷どん」第十四話ですが、うーん・・・残念ながらちょっと酷い。
史実どうこう以前に、そのドラマの人物の言動にリアリティや説得力を持たせてほしいのですが、何故次の将軍は慶喜がいいのか、なぜ井伊は西郷をヘッドハンティングしようとしたのかさっぱりだし、主人公側の言動が意味不明。
あんな水戸藩なんかに調子づかせないと思う方が自然でしょう。
幕末の水戸藩というのは、狂気じみていますからね。
紀行でも触れていた弘道館の教育のせいでしょうけど。

前作の主人公の子孫である井伊がすっかり悪役ですが、本作の中ではまだしも一番まともに見えるという有様。
あんなしょうもないようにしか見えない本作の吉之助と慶喜に、なんであんな罵倒されなきゃいかんのか。不愉快極まりないし、彦根の人は怒っていい。

この時期の幕府がそんなに無能で外国に対しても腰抜けだったかというと、そうでもなかったと言われ始めているのだが。
今回は恋バナを入れてたわけでもないのだが、政治の回でこんな状態。
実際の西郷はこの後言動がブレまくるようで、難しい題材だったのかもしれない。

再来年の大河は明智光秀に決まったようで、知名度が高い割に前半生は空白が多いようですし、本能寺の変の動機も諸説あるようですが、説得力のある面白いフィクションを見せてくれるでしょうか。
朝倉があんまり無能描写にならなければいいなと思っていますが。

最新の研究というワードも入ってるようですが、「軍師官兵衛」みたいに、今って平成だよねと思うような手垢のついた俗説まみれ作品になるよりは、そういうのを取り入れるのは結構な事ですが、最新でも専門家によって見解が異なったりしますし、そういう宣伝文句がある事で、逆にこのドラマは絶対に正しいと思われかねない危険性もあったりします。

でも大河ドラマというものは、もう見ないかもしれない。
そんなに思い入れがあったわけではないときは気楽に見られても、思い入れをちょっと持ってしまうと、どうしてもストレス溜まったりする。
「真田丸」はストレスで疲労したしな・・・・。
あれも最新の研究どうのであんなだったからね。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0


「わろてんか」その2と、大河等実話ドラマについて(やや追記)

2018/04/14 20:29
もう新しい朝ドラが始まって二週経つ中、前作「わろてんか」のことなどなかった事にしたいですが、その1と前回書いてしまったので、一応その2。
この作品に好意的な方はスルーで。


大河ドラマや実話系朝ドラといった、実在の人や歴史、実際の出来事などを元にしたドラマを考えるにあたって、絵画も参考になるのではと思いました。
というのは、ぶらぶら美術・博物館での「怖い絵」シリーズで、監修の中野京子さん解説での「ジェーン・グレイの処刑」の絵についてを見たのがきっかけです。

ロンドン・ナショナルギャラリーにあるドラローシュ作「レディ・ジェーン(ジェーン・グレイ)の処刑」という絵画作品は、実在の人物、実際の出来事が描かれています。
が、事実そのままとは微妙に異なります。

舞台美術も手掛けていたという作者は、まさに舞台の一場面のような構成で、実際には黒い服だったというジェーン・グレイに、まばゆいほどの美しい白い衣装を着せました。
その結果若くして処刑される少女の無垢さが際立ち、傑作と呼ばれる作品となりました。
実際白の衣装に一番衝撃を受けたという感想もよく見られます。

このように真実を土台にして、より胸を衝かれる作品にするのが、ドラマでも傑作と呼ばれるものになるのでしょう。

実際と同じように黒い衣装を着せ、特に工夫もなくただ真実を写し取っただけのものは、ドラマでも凡作になったりしますが、場合によっては駄作とまでは言われないかもしれませんし、誠意は感じられるかもしれません。

そしてショッキングピンクの衣装を着せたりけばけばしく見せたり、そういうのをドラマでも改悪とか駄作とか、実在の人への侮辱とか、つまらないとか言われるものになるのでしょう。
大河でもなんでも、史実と違うと文句言うのはそういう時です。
別に何でもかんでも史実通りにしろという意味ではありません。

「わろてんか」ですが、残念ながらまさに改悪、駄作というものになっていたと思います。
恋愛結婚、駆け落ちという改定をしていましたが、駆け落ちなんてけしからんという事ではなく、モデルとなった吉本せいさんの生き方が正解なんだという事でもありません。

親の決めた相手と結婚して苦労を重ね、「貞女二夫に見(まみ)えず」とか、浮気して遊んでばっかりの夫の代わりに働いてとか、偉いともなんとも思わないし、今どき何ら参考になるものでもありません。
が、それが彼女の芯であり、強さであったはずです。
また、時代でもあったはずです。
そこを否定して、なぜ吉本せいをモデルにドラマを作ろうと思ってしまったのか、なぜその時代を描かないのか。
その1でも触れましたが、そこが本気で疑問です。

ドラマはフィクションだからとよく言い訳をしますが、この人がモデルだと言われれば、そういう風に見るものです。

また今回、俳優、女優に漫才は厳しいと思いました。
何故芸人を使わなかったのか。
見ていてイタくて苦痛でした。
笑いをきちんと描かず、馬鹿の一つ覚えみたいに「笑いは素晴らしい」的な事連呼されても、空虚にしか響かない上にイライラするだけでしたよ。

キャラを使い捨てにしておいて最後の週に新キャラを出したり、構成も変でした。
もう迷走して混乱してたんでしょうねえ。
とにかく全体的に、センスがないと強く感じました。
史実の人物に対するリスペクトもなく、登場人物に対する愛情も感じられない。
それでは感情移入しようもない。

興行というのは、綺麗事では済まされない部分もあるでしょう。
成立から黒い影もあったようですし、吉本興業といえば、独立しようとした芸人が干されて餓死したり、札束で芸人を縛ると揶揄されたり、ギャラがどうのとか、今でもクリーンなイメージではありません。
しかしそれでも多くの人を惹きつける魔力のようなものがあるのでしょう。

朝ドラではハードルが高いと言えましょうし、そうしたものを描くという覚悟がどれほどあったのか。
吉田智子という脚本家も悪いですが、制作者の罪が一番深いと思います。
少なくとも、実在の人のドラマを描く資格のない人達という印象を持ちました。

ドラマを見ないため、この脚本家の他の作品は知りませんが、完全オリジナルなら、もっとマシな作品になったかもしれません。
史実の人物をめちゃくちゃにして時代を描く気もないドラマでしたが、一応縛りがあるため、何もかもが中途半端な出来になっていました。

その1でも恋愛ドラマとしても出来が悪いと書きましたが、お互い何が好きなのか全然伝わってこないのに加え、どの恋バナでも、相手を思いやるという事が全然見えまぜんでした。

キャラクターの出来は、伊能栞が特に酷く、存在意義はほぼなかった。
高橋一生さんがキモく見えるとは。
モデルは小林一三と言われていますが、これ本当なんでしょうか。
かすりもしてなかったと思うのですが。

高橋一生さんが長々と意味もなく出演しつづけさせられていたのは、「おんな城主直虎」の小野政次でブレイクしたつながりかもしれませんが、私はあのドラマで一番良かったのは、たしかに高橋一生さんの小野政次とは思いますが、同時に一番良くなかったのもまた小野政次だったと思っている。

というのは、小野政次を、主君を守るため悪役に徹するという、ある意味萌えキャラにしたがために、主人公含む井伊家中が悉くボンクラ化してしまったからである。
萌えキャラとしては秀逸だったと同時に、これは見ていて、愉快ではなかった。
そもそも、悪役を演じなければならない意味もあまりなかったし。

途中で話が逸れましたが、上手く改定創作できなければ史実通りにやるべきだったし、それも嫌、モデルとなった人物になんら共感もリスペクトもできないなら、引き受けるべきではなかったし、託すべきではなかった。


怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
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「信長の忍び外伝 尾張統一記」

2018/04/07 20:04

信長の忍び外伝 尾張統一記 1 (ジェッツコミックス)
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2014-08-29
重野なおき

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テレビが故障してしまった・・・
地上波ならまだワンセグで見られるけど、BSが見られない。
録画も出来ない・・・・

さて、度々紹介した「信長の忍び」ですが、こちらはそのプロローグにあたる「尾張統一記」全三巻。
やはり四コマギャグ漫画ながら、なかなかあなどれない作品です。
「信長の忍び」は1巻が桶狭間の戦いですが、こちらはその前段階、信長の尾張統一についてです。
どうしても桶狭間の戦いから天下へ!という事に注目がいきがちですが、尾張統一があってこそなんですよね。
ここら辺は、ダイナミックに全国展開していく桶狭間以降と比べて、狭い範囲で身内同士でごちゃごちゃ戦ってややこしいので、なんかもう面倒ですが、これは分かりやすい。

そのまた前段階の話になりますが、織田氏はもともと越前の神官の出だったという説がある。

主筋にあたる斯波氏が1400年に尾張守護、1405年に遠江守護となる。
1402年に織田教広が尾張の守護代となり伊勢守家と呼ばれ在京生活。
尾張には在国守護又代として、大和守家を配置。

漫画の方でも織田一族ごちゃごちゃ仲悪いですが、1467年応仁の乱にまで遡り、斯波氏は両軍に分かれ、織田一族も分かれることになる。
その後、岩倉織田氏と清洲織田氏が戦ったり、なんだかんだぐちゃぐちゃしている。

信長の祖父信貞の時代の1500年代前半、斯波は遠江を巡ってなんども今川と戦い、全部負ける。
これにより斯波の権威は下がり、織田が下剋上しやすくなった。
この時代から今川と尾張は戦っており、おそらく後の桶狭間合戦につながっていく。

尾張は生産力が高く、小氷河期の戦国、手に入れたい場所だった。
信長が後に天下を狙えたのも、尾張を手にしたから。

1524年、織田信貞、津島を支配。
これが飛躍の礎となる。
次の信秀も頑張ったからこそ、身分は低め(守護の下の守護代のさらに下。でも戦国で生き残った守護ってあんまりいないかな。)でも金持ちになれた織田は、信長の代での飛躍が可能だったのである。
大河で「織田三代」やってくれないか。
桶狭間合戦で終わりでいいと思う。

ともあれ、あまり馴染みのない信長の尾張統一を分かりやすく描いた「尾張統一記」、面白かったです。
駆け足ですし、このあたり資料の少ない所もあるので、難しい所もありますが。
カバー外した本体にも注目。

この辺りを描いたものとしては、以前ちらっと紹介したこちらも。
特に2巻あたりか。

センゴク外伝 桶狭間戦記全5巻 セット (KCデラックス)
講談社
宮下 英樹

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信長公記では、首巻部分にあたります。

現代語訳 信長公記天理本首巻
デイズ
2018-01-20
太田牛一

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春ですね

2018/04/01 12:02
どうもこの頃億劫になってしまい、更新が滞りがちになってしまいました。
そのうち終了した朝ドラ「わろてんか」について何か書こうとは思ってますが。
(いい事は書かないと思うので、お好きだった方はスルーで。)

昨日名古屋城に行ってきました。
写真の一つでも載せられれば良かったのですが、デジカメ忘れた・・というか、相変わらず億劫癖がまだ抜けなくて。
桜と石垣のコントラストが見事でした。
今年は満開の時期が短く、早くも桜吹雪でしたが。
なんという儚さ。
戦国の家紋などでは桜は好まれなかったのも分かります。
しかし良い時期でした。
桜とお城は、絵になりますよ。

ぶら美でも紹介されていた本丸御殿、修復が終わったところを公開してましたが、白木が美しい。
結構並んでました。
貴重な木材使用ということで、かなり気を使われていました。
写真撮影は、フラッシュ無しならOKですが、つい落としてしまわないように。
名古屋城は空襲で焼けてしまいましたが、資料はけっこう残っているということで復元でき、当時の様子を垣間見ることができました。
残りの本丸御殿完成は、6月の予定のようです。

一部疎開して空襲を免れた襖絵や天井絵などがあり、名古屋城で展示されていました。
金シャチ横丁はかなりの人なので、ここでお昼を、とか思わない方がいいかもしれません。
並ぶことは覚悟しなくてはと思います。

名古屋城といえば天守閣木造復元がなにかと話題で、募金なども募っていましたが、資金だけでない問題も色々あるようで。
こちらのサイトさんにちょっと詳しく載っていましたが。
http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=7328&comment_sub_id=0&category_id=233
さてどうなることやら。
名古屋の貴重な観光資源でもありますが、本丸御殿修復をあそこまで立派にしたのだから、その上狭い天守閣にまでそんなにこだわる必要あるのかなあとは思ってしまいます。

名古屋城について
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
たくさんの人で賑わうといいですね。
武将隊もやっぱり人気ですし。
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これまでの朝ドラ「わろてんか」その1

2018/03/18 10:28
あと少しで終了なので、終わってからと思っていましたが、いきなり傑作になることはないので、もうこの辺りで、ちょっと全体の感想など。
この作品がお好きな方は、スルーして下さい。


まず最大の疑問は、何故この題材を取り上げたのだろう、という事です。
今まで見てきた感想が、これです。
何故制作者はこの題材を選び、何故この脚本家に託し、そしてこの脚本家は何故引き受けたのか。
本気で謎である。

というのは、結局のところ、この作品からは「自由恋愛万歳」しか伝わってくるものがなく、主人公のモデルとなった吉本せいは、本作と違って自由恋愛したわけでもなく、それをしたがってたわけでもないからだ。
本人の心境までは本人にしか分からないけど、少なくともそんな話は出てきてない、と思う。
女興行師という反面、極めて古風な女性らしいと感じる人物でもあるのだが。

では恋愛ドラマとして優れているかというと、その点でも駄目という有様。
史実を曲げて、主人公は親の反対を押し切り、駆け落ちまでしていますが、お互い何故どこがそんなに好きなのか、全く分からなかった。顔?としか。

さらに息子も駆け落ちしますが、朝ドラに駆け落ちは多いものの、こんな何の共感もないどころか嫌悪しか感じなかった駆け落ちがあるだろうか。
隼也自体は、「あさが来た」の千代といった主人公ジュニアよりはよっぽど好感が持てたものの、お相手のつばきは、視聴者のヘイトを一身に集めたのではないかというようなキャラにしかなってなかった。
全体を通して、一番見ていて苦痛だった。
そしてこれもお互い、何故そんなに好きなのかさっぱりだった。

その他にも恋バナは色々出てきましたが、この脚本家は時間経過に伴う登場人物の年齢を全く計算してないのではないかと思えるほど、稚拙で下らないエピソードばかりであった。
やるならせめて、登場人物の年齢に見合った恋愛を描いてくれたらまだ良かったのに。

またとにかくこの脚本家は、金持ちの男と結婚して玉の輿に乗ったり、家のために親の決めた結婚をする事は、とんでもない悪だと思っているようだ。
リリコとつばきのエピからそれが伺えるが、相手がすごく嫌な奴だったら、たしかにそうだなと思えるが、双方とも相手がどんな男性なのか、全く出さなかったので、リリコの場合は藤吉が邪魔をした、つばきは単なる我が儘にしか見えなかった。

また史実では、吉本興業誕生の裏にあったのは、吉本せいの親の決めた結婚があったわけで、決して自由恋愛があったわけではない、なのに脚本家は自由恋愛至上主義。
ここに、なぜ引き受けたという冒頭の疑問がグルグルするわけである。

先週、今週と戦時下の検閲をやってるわけであるが、これもまたなぜか、恋愛描写はいかん、という話に終始している。
恋愛話が至高であり、それを禁止する検閲は悪、というのは、本作の恋バナは素晴らしく、それを批判する視聴者は悪、という制作者側の意図が漏れ出ているように見えて仕方なかった。
大体検閲ってそんなんじゃなく、戦争賛美作品を作らせたかったわけで、それを見て多くの少年少女が洗脳され、軍国少年少女になっていった。
それを恋愛描写がどうのに終始されても、そもそも本作の恋愛描写がお粗末なんだから、検閲されて気の毒だねとも思えないのである。

伊能も、まるでいつの間にか危険人物みたいな事になっているが、恋愛ものを作る事しか頭にない人にしか見えないので、どうにもそんな大した人物にも見えないのである。

全回終了後、また何か書くかもしれないので、とりあえずその1としておきました。
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春一番

2018/03/10 15:40
お久しぶりです。
春の嵐が吹き荒れていますね。
周囲では、花粉症でくしゅんくしゅんいい出している人たちもチラホラ。
私はどちらかというと、秋ですね。
春は、ちょっと目がかゆいような気がする、というくらいです。
梅も咲き出しています。

書くことがないわけではないのですが、(ちょっと前に今更ながらPS4で始めた「戦国無双4」のシナリオについての不満とか・・・)どうにもこうにもやる気が出ず、放置状態になっていました。
週一くらいは何か書きたいと思っているのですが。
とりあえず、生存報告でした。
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「西郷どん」第七話まで

2018/02/24 23:29
前回書いた時、話数を勘違いしていたようで、「背中の母」が第七話ですね。
今回はあまり見られなくて、再放送でと思っていたらころっと忘れていたので、どうしようかなと思ったのですが、今回とあまり関係なく、今まで一つ気になった事だけ書きたいと思います。

これはずっと思っていたのですが、自分の馬鹿さを露呈するようで言いたくなかったのですが、他にも同じような意見をちらほら目にして、自分だけではないようだと安心したので言いますが、吉之介の仲間たちが、大久保正助以外、誰が誰やらで全然区別がつかない件。

第一話の子役パートの最後によると、それぞれ皆重要人物になるような人たちなんでしょ。
それなのに。
薩摩藩士に詳しかったり、公式HPやガイドブックを熱心に読んでたりならともかく、普通に見てたら分かりづらい。

たしかにいい加減に見てますよ。
でも例えば途中までは良かった朝ドラ「ひよっこ」では、これも朝のいい加減なながら見でしたが、乙女寮の面々とかキャラが立っていて、すぐ区別つきましたよ。
ドラマあんまり見ないので漫画とかになってしまいますが、個人的にキャラの立て方が上手いと思う「あさひなぐ」では、誰が主役になってもおかしくないほど多様なキャラクターの描き分けが見事です。
それでいながら両作品とも、決して主人公が埋没していなくて、ちゃんと主人公らしい。

それなのに今作では、主人公の仲間たちは、適当に騒いでいて下さいとしか演技指導されていないかのようだ。
実在の人物でしょう。
薩摩藩士をきちんと描き分けられないで、なんのために薩摩を舞台にした。
個人的に一番の駄作大河「軍師 黒田官兵衛」でも、秀吉も羨むほどの官兵衛の家臣という設定の割には描き分けができていなかったが。

このあたりが今のところ、本作で一番問題かなと思うところです。
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白熱の戦い!女子シングル

2018/02/23 18:50
フィギュアスケートの女子シングル、フリーも無事終了しましたが、いやあ、レベルの高い戦いでしたね。
宮原知子さん、素晴らしかったです!
坂本花織さんも、頑張りましたね。6位入賞、立派です。
あのフリーのアメリ、可愛いですよね。

メドヴェージェワ選手、ショートもフリーも素敵な衣装だったな。

ザキトワ選手、レベル高い!
これはかなわない。
フリーは、後半にジャンプが集中するのは、得点は高くなるけど作品としての構成は・・・とか一部で言われてたようですが、そもそもフリーの曲のバレエ「ドン・キホーテ」は、後半の音楽が盛り上がってくる場面で、クルクル回りまくったり跳びまくったりするので(結婚式の場面なので、浮かれて高揚してるのだ)、構成的にも全然あってると思います。

ルッツ、ループの3−3は、昔安藤美姫さんが得意なジャンプで、世界選手権優勝時の大きな得点源だったのですが、その後回転不足やエッジエラー判定が厳しいルール改正になってしまい、強みにならなくなってしまったんですよね。
しかし次世代のザキトワ選手は、しっかりものにしてますね。
男子もそうそうやらない非常に高難度の組み合わせの3−3を後半に跳ぶとか、凄いですね。

回転不足に関しては、ジャンプというのは、回り切るか降りるか、どちらが優先されるべきかというと、降りる方だと思うのですよね。
ぐらっとしたり、転倒したりははっきり分かりますが、ちょっとグリ降りぐらい、ぱっと見た目にはそんなに分からないじゃないですか。
なのにあまりに苛烈に減点すると、見た目と得点に大きな差が出て、不信感を持たれてしまうと思うのですよね。
もちろん回り切って降りるに越したことはないですし、一時期よりは多少変わってはいるようですが、GOE(出来栄え)での減点に留めるべきでは、と思います。
基礎点から引かれて、さらにGOEで二重に引かれるのは、厳しいですよね。

オズモンド選手も素晴らしかったと思います。
どうしても贔屓目でみてしまうので、宮原さんの方が・・と思ってしまうのですが、(というよりアジア選手が好きだな)公正にみても、納得の銅メダルだったと思います。

コストナー選手は、どうしてもいつも得点が高すぎるような気がするのですが、良く言われるのが、大柄なせいか画面からは良さが伝わりにくいということです。
スケーティングの伸びなどが素晴らしいらしい。
ソチの時のコストナー選手は良かったですけどね。
長年見ていたので、あの銅メダルは嬉しかった。

冬の競技の進化というのは、道具の進化と共にあるようで、スケート靴も、ここ数年大分軽量化され、進化しているようです。
そういう事情等もあるので、たまに聞くソチ五輪に出ていたらとかいうのは、まったく意味がない話だと思います。
トレーニングの方法も数年前より、日々進化していますし、ルールの事も考えなくてはいけませんからね。
バンクーバーの時の男子は四回転冬の時代でしたが、特に回転不足減点が苛烈な時で、若い頃からその対策が出来ているという時期でもなく、四回転の基礎点そのものも今ほど高くなかったと思うので、やるメリットよりデメリットの方が高いという事情もあり、その頃の選手が今より劣っているとか、そういう事でもない。
大事なのは、今ですから。今だからこそできた演技なのでしょう。

今は難しい3−3は女子でも当たり前になりましたが、バンクーバー五輪の時に跳んでいたキム・ヨナさんはやっぱり凄かったと思います。
今と以前では、事情も違いますし、その時は当たり前でない事をやるのは凄い事だと思います。
つまり、あの時代に3Aを跳んだ伊藤みどりさんはやっぱり凄い!

撮影技術も色々進歩しているのですね。
テクニカルの状況が画面上に出るのは、なかなか便利だなと思いました。
しかし、真上から撮影するのを見せるのはやめて欲しい。
真上から見せられても、何も分からないよ。


最後にそんな最中、大杉漣さんの訃報を聞き、大変驚きました。
個人的には、「ゲゲゲの女房」のお父さん役を思い出します。
いい俳優さんだっただけに、残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
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