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戦国武将・石田三成のこと、漫画のことなどを語っていきたいなと思っています
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「おんな城主直虎」第四十五回「魔王のいけにえ」

2017/11/18 15:03
前回については、先延ばしにしていたら記憶が薄れてしまい、その次の回も案の定一週遅れとなってしまいました。

信康事件(築山殿事件)の始まりですが、うーん・・・微妙・・・・・。
タイトルからして信長のせいにする気ありありですが、むしろ徳川のいけにえではなかったかと思う。
この事件については、以前片岡愛之助さん司会の「歴史捜査」でやっていた内容をここでも紹介しましたが、その再放送が23日(木)夜9時BS日テレであるようです。
「英雄たちの選択」でもちょっと前にこの特集やっていたようですが、それは見逃しました。

この事件、信長命令説は今では後退気味ですが、白家康の本作では、信康の死も、更には水野信元の死も、信長の言いがかりなのであった・・・・・
自分の息子より信康の方が優秀だから、信長は危機感を覚えて、という最早誰も支持してないであろう馬鹿みたいな説は、さすがに取ってはいませんでしたが。信忠に失礼ですしね。

またいかにもテンプレ魔王的な信長ですが、そういうのは後世作られたイメージだという事も最近では言われている。

信長が信康の首実検したという話もあり、信長が全然関係ないとは言わないが、あそこまで徳川が織田の言いなりなのは、果たしてどうだろう。
長篠合戦の時は、なかなか援軍を出さない信長に、家康はかなり強気な態度を取ったという話もある。
もっとも出元が「甲陽軍鑑」なのでどこまで本当かは分からないが、当時の信長の状況からして、家康がマジで武田と組んだらかなりヤバイ事になるので、信長だって徳川に気を遣うところもあったと思う。

浜松組と岡崎組の確執をちょっとやってはいたが、徳川と武田の戦をほとんどカットしているのもあって、今一つ分かりにくく、酒井忠次たち浜松組が岡崎組を苛めているみたいな風にも映ってしまった。

岡崎組は何も悪くない可哀相な人たちみたいになっているが、信康事件の4年前、大岡弥四郎事件というクーデター未遂が起こっているのである。
この時岡崎の重臣の多くが関わっていたという。
それを信康が知らなかったはずはないが、家康は関わった者たちは処断したが、この時は信康を処断していない。
信康を処断したくないから、三河の国衆は信康の所へ詰める必要はないとしたのだろう。
信康事件の時は、二度目の謀反だったから見過ごせなかったのだ。

信康達を抱き込もうとしたのは、ドラマのように信長ではなく、多分武田だったと思う。
徳川が分裂して得するのは、同盟してる織田ではなく、敵対してる武田だろう。

本作では信康達が武田と通じているのは無実としているので、信長言いがかりをつけてまで信康を排除しようとする動機が今一つ見えてこず(徳川が大きくなりすぎると困るとかなんとか言ってたが、今一つ説得力に欠けた)、むしろ徳川を怒らせるのはリスクの方が大きいのではないかと思えて(西にまだまだ脅威を抱えるこの時の織田の状況の説明がないから、分かりにくいが)、無理やり信長のせいにしているように見えてしまった。

実際本作のこの回を見て、「そうか、信康の死は信長の言いがかりだったのか」と素直に思った人はあんまりいないと思う。
それくらい無理矢理に見えた。そもそも動機が見えない。
この事件を信長のせいにするなら、信康が本当に徳姫を蔑ろにするか、武田と通じているかしないと意味が分からなくなるのでは。

家康の母だが、家のために子を斬る事も武家の倣いとかなんとかそんなような言ってたが、子を犠牲にする例はさほど多くないと思うけど。
乳幼児死亡率の高い時代、長丸(後の秀忠)が無事に育つかどうかなんて、この時点では分からないし、跡取りを殺す説得力には欠けていたと思う。

家康は信長にいいようにあしらわれた酒井忠次を罵倒していたが、信康を斬る事に関して母親も論破できなかったお前が言うな。
ほんとに今作の家康は、黒い事はみんな人のせいである。
それにしても酒井忠次って、徳川の家老ではなかったか。今作の小物っぷりはどうした事か。

明智光秀を出したのは、本能寺への伏線か。
今作の家老の扱いよ・・・・・

最後、今川氏真が今更ちょっとかっこ良さげになっていたが、この事件に関してどうにもならない事はもう分かってしまっているし、瀬名の父は今川家臣って、その人物を殺させたのは誰だよ。

家康と信康、築山殿母子が本当のところどういう関係だったのかは想像するしかないが、桶狭間合戦後、家康がこの母子を駿河の今川に置いたまま三河独立を果たして二年も放置していた非道をすでに犯しているのである。

非道と書いたが、べつにこの行為を非難しているわけではない。
そういう非道が必要な時もあるだろう。
しかしこの時この母子は殺されていてもおかしくなかった。
何故殺されなかったのかは分からないが、氏真もそれどころではなかったのか、しかし瀬名の両親は死ぬことになったのである。
なのになぜか本作では家康と築山殿の関係は壊れてなかったが。

信康を好青年に描いているのは、悲劇の前に上げて叩き落すことの多い本作らしい。
実際、その方が悲劇性、ドラマ性が増す。
粗暴だのなんだのと徳川側の資料「松平記」に書かれているが、実際はどうか分からず、再評価の意味合いもあってこう描いているのかもしれないけど、ちょっとやりすぎではないかと思う。

再評価はいいが、違う人物(信長や酒井忠次)を下げて事件の本質が分かりにくくなっているのでは、成功とは言い難い。
謎の多い事件なので、本質って何だよと言われると困るが(武田の陰謀があるように思うが)、少なくとも全部信長の言いがかりという今回は、説得力を感じなかった。

この事件をやるなら、夫婦間、親子間の確執は多少入れるべきではなかったか。
好きで妻子を死なせたわけではないと思うが、確執が全くなかったわけはないと思う。
それがほとんどないので、さあ悲劇ですよ、家康可哀相でしょ、とという意図が透けて見えて、個人的になんだかな、と思わざる得なかった。
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三成祭へ行ってきました その1

2017/11/17 16:35
5日に、滋賀県長浜市石田町で、石田三成新暦命日に近い日曜日に毎年開催されている三成祭へ、初めて行ってきました。

名古屋から米原までは、新幹線だと早いのですが、その距離で新幹線を使うのはどうしてももったいないような気がしてしまうので、やっぱりJRで行きました。
ちなみに平日だと直接米原行きというのはないので、大垣で乗り換えることになります。
米原に付いたら、長浜方面行きに乗り換え。琵琶湖が見えてきます。

午前中に法要があり、屋台がけっこう出ていて(うどん食べました)、ステージで色々イベントをやっていたりします。
この日は天気が良くて何よりでした。
そこまで寒くもありませんでしたし。雨降ると大変だろうなと思います。

ほんとに、地元の手作りのお祭りといった感じです。
ほどよく賑わっていて、ご本人や一族家臣の方々も喜んでらっしゃるのではないでしょうか。
画像

ちょっと切れちゃいましたが、こういうのがあって、私も愛知県のとこに貼りました。
やはり関西近郊が多いですが、関東からも多く、また随分遠くから来てらっしゃる方もいますね。泊りがけで、あちこち観光するのもいいかもしれません。彦根もちかいですし。

この場所に来るのは、ゆかりの地を巡る以来二度目ですが、供養塔あたりとか、普段だと小さくても静謐な空気があり、きちんと掃き清められていて地元の方々に大切にされているのがよく分かります。
特別な日の賑やかさもいいのですが、その辺りの普段の静謐さは伝わりにくい気もしたので、コアなファンは普段の日も訪れてみるのも良いと思います。

駅から一本道とはいえ、歩くとけっこう遠いのですが(車でも15分くらいかかったと思う)、駅には自転車のレンタルもありますし、黒壁ガラス館といった観光地もありますし、反対側には、長浜城歴史博物館もあります。
余裕があれば、電車に乗って彦根に行くのもいいなと思います。
佐和山城址まで登ったり。
石田町まで行けば、観音寺(そこは米原かな)までも近いと思います。
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「第3のギデオン」

2017/11/11 21:38

第3のギデオン(1) (ビッグコミックス)
小学館
2015-11-27
乃木坂太郎

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スペリオールで連載中の作品です。

いわゆる、フランス革命もの。
その辺りがお好きな方には、面白く読めるのではないかと思います。
1巻を張っていますが、ちょっと前に雑誌で知ったので、私が読んだのは途中からです。

第3というのは第3身分(平民)で、ギデオンというのは主人公の名前ですが、読み進めていくと、第3のギデオンというのは実は二人の人間が当てはまる、という仕掛けにもなっています。

「ベルサイユのばら」では栄光に彩られた感じで、そしてそういう風に描かれがちなバステューユ襲撃が、そんな綺麗ごとではないように描かれています。

本作は、ルイ16世が大変かっこいい!
イケメンという意味ではなく、。(イケメンのルイ16世は、惣領冬実「マリー・アントワネット」で。)
これまでの頼りないイメージを一変。マッチョで人の嘘を見抜く能力を備えたスタンド使い!
またマリーさん(アントワネットというより、本作の彼女はマリーさんと呼びたい)は、とてもチャーミングに描かれています。

ルイ16世の妹のエリザヴェータは、ちょっと変な人になっちゃってますけど。

二人の対照的な男性を軸に描かれるフランス革命前夜。
親子の愛憎という点も一つのテーマとなっています。

目からウロコな場面もいくつかある本作、なかなかスリリングな作品です。
国王一家の末路を知ってる身としては、その辺りが読んでいて辛いところです。

ルイ16世再評価について
https://bushoojapan.com/scandal/2017/08/02/102820

夫婦で再評価

マリー・アントワネットの嘘
講談社
惣領 冬実

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ベルばらは傑作ですが、あのイメージも、ちょっと古くなってきているかもしれません。
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これまでの「わろてんか」 

2017/11/09 22:53
このドラマがお好きな方はスルーで。



評判も視聴率も今一つのようですが、松坂桃李の藤吉が良くない。
本人より、脚本と演出のせいだと思いますが。

史実の吉本せいさんの旦那さんは、実話もの朝ドラの主人公の旦那では、「あぐり」のエイスケさんとタメを張るクズである。
「あさが来た」の旦那も、最初働かない上に、ドラマでは飛ばされていたが、妻が実家から連れて来た女中とのあいだに子どもまで作っていた。(これを飛ばしたのは、賛否あるでしょうけど私は良くなかったと思っている)。
全く明治の旦那は。

しかし野村萬斎さんも玉木宏さんも、飄々と演じて視聴者からは人気でした。
上手くやれば、ドラマではちょっとダメ男の方が愛されキャラになる。
例えば「おしん」でも、主人公にまつわる男性は二人いましたが、ちょっとダメな方の旦那の方が人気だったと思う。役者も上手かったしね。特に若い頃から晩年までの演じ分けが見事だった。

今回も、もっと軽く演じる事のできる役者が、飄々と、むしろ史実通りにやれば、人気が出たかもしれない。
しかし今回の松坂桃李は、シリアスに演じている上になんかキョドキョドしているので、見ていて苛々する。
史実がクズでも、野村萬斎さんのエイスケはあんなに人気だったのに。

恋愛結婚にしてしまったのも謎ですが、夫婦で邁進するみたいな事にしたいらしいが、史実的にそれは無理がある。
藤吉のキャラクター造形に失敗しているのが、一番の敗因だと思う。

また、この脚本家はちょっと前に書いたことも忘れているのかと思うような矛盾した台詞がぽんぽん飛び出してくるし、ギックリ腰になった人をうつぶせにして腰を揉むという雑な演出も出てくるし。
またこのヒロイン、時にえげつない事をしてまで吉本興業を起こした女興行師としての凄みなど何もなく、ただ始終ヘラヘラしてるだけ。
これも女優より演出が悪いと思いますが。
題材は面白そうなのに、今の所残念な出来になってしまってると思います。
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描き方マニュアル

2017/11/08 22:11
一時期、漫画とかイラストとかに興味があり、描き方関連の本をよく集めたりしていたのですが、見るだけで楽しかったり勉強になったりします。
例えばこういうのとか。

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和装が多めですが、それぞれの構造や部分、小物など、時代ごとにかなり細かく解説してあって、なかなか面白いと思います。

あと、こんなのも。

萌える戦国武将の描き方 (描くBOOK)
誠文堂新光社
コミックスドロウイング編集部

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萌える、というと真面目な方は眉をひそめるかもしれませんが、豆知識的な事も載っていて、なかなか面白かったです。
専門書は敷居が高いという場合は、こんな所から入ってみるのもいいかもしれません。
描きながらだと、覚えやすいですしね。
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「おんな城主直虎」第四十二回、四十三回

2017/11/03 22:06
またしても今更ですが、今回はいつもにも増してちゃんとは見てないので、パスした方がいいかなと思ったのですが、少しだけ。

第四十二回は「長篠に立てる柵」とかいうサブタイトルだった気がしますが、実際の場所は設楽原だと思うのですが。

本作は、事実がよく分かってない所のぼかし方が上手いと思う所があります。
小野政直が悪人だったかどうかも、よく分からないような描き方でしたし。
実際は、井伊直満、直義について今川に讒言してないと思います。
そんな事できる立場にあったのか怪しいし、以前にも書きましたが、当主の井伊直盛が蚊帳の外なのは不自然です。
直満達が今川に謀反を企んでいたのかも怪しいし、この辺りは疑うべきだと思います。

ちなみに讒言とは、ありもしない事を上の者に言うという意味で、単なるチクリより酷く、軽々しく使っていい言葉ではないと思います。
しかし直満、直義の墓に、小野政直の讒言によりって、たしか書かれちゃってた気がするなあ。これもし小野が冤罪だったら気の毒だよ。

あと、南渓が井伊直平の子であるかどうかも分かっていないようで、そのあたりもぼかした描き方してましたね。

で、家康と直政の関係ですが、衆道関係にあったのかどうかは、色々取りざたされていますが、武田信玄や伊達政宗みたいに証拠があるわけでもなく、割と上手くぼかしていると思います。ま、スルーしても良かったかもしれませんが。
ちなみに織田信長と森乱丸についても、別にそういう証拠があるわけではないらしい。
もっともそんな証拠ないのが普通で、実際は分かりませんが。

信長は、前田利家との関係が言われていますが、実際は利家の弟と、ではなかったかな。
ちなみに石田三成はどうかというと、名前はいくつか上がってますが、資料に残っちゃってるのが、戸田内記(重典?)という家臣ですかね。

今でも、あいつ枕営業したんじゃないかと陰口叩かれることもあるでしょうが、当時も、男の嫉妬はどうこう言われるように、実際どうとかいうより、陰口で、という場合も多かったんじゃないかな。
今回の直政は、逆に利用しちゃってましたけどね。
この時代、男色は当たり前とよく言われますが、どこまで当たり前だったのやら。
家康は、秀吉ほどでないにしたも、女好きっぽいけどな。
秀吉は子供がなかなか出来なかったので、下品な言い方ですが無駄打ちしてる余裕もなかったでしょうけど。

第四十三回は、丸々創作でしょうが、森林伐採による被害やら恩賞問題やら、相変わらずニッチ戦国大河。
それは悪くないのですが、あの描き方が正解かどうかは、無知な自分には判断がつかない。
当時の乱伐が酷かったのはたしかで、今の花粉症の遠因との説も聞いた覚えがある。

恩賞問題ですが、自分が社長だと想像して、部下の報酬を一人で判断して決めるのか?下っ端の若者に任せるのか?恩賞をやらなければならない相手に、その若者の親を殺した者もいるのだが、それでもその若者の判断を信用できるのか?
社長でもないので分かりませんが、多少引っ掛かる気がしないでもない。

浜松組とか岡崎組とか、今後の信康事件(築山殿事件)のフラグ立ても。
あの事件は、誰が悪いと一言で言えるほど単純な事件ではないようですね。

本作は、小野政次、築山殿や信康といった、家康に処刑されてしまったがために悪人にされたフシのある人物を良く描こうとしているようで、それは評価できるのですが、反面割を食ってる人物もいますね。
直政の実母の扱いは酷いし、今川、近藤の次は酒井がヒール扱い。
割を食う人物が出るのは、ある程度は仕方ないですが、なるべく誰かを貶めるやり方は避けて欲しいと思います。
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国宝展に行ってきました

2017/11/01 22:46
昨日はお休みだったので、京都国立博物館で開催中の「国宝展」に行ってきました。

http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/tenrankai/kyoto-kokuhou2017.html

平日なので、そんなに混雑しないかなと思ってましたが、いやいや、かなりの混雑ぶりでした。
入場するにも並びましたし、そもそもバス停から混んでいた。

展示替えがけっこうあって、遠方のため一度しか行けず(といってもそこまで遠くないので、行こうと思えばもう一回ぐらい行けますが)、吟味した結果、第V期に行くことにしました。
昨日はちょうど、その始まりの日ということもあって、混雑していたのかもしれません。
特に午前中は混むと思います。

前期で終了した、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や、雪舟作品が見られないのは残念でしたが、長谷川等伯「松林図屏風」やその息子長谷川久蔵「桜図壁貼付」、円山応挙「雪松図屏風」が見たかったので。
そのコーナーは、やはり離れがたかったです。
隣のコーナーにあった狩野永徳「花鳥図襖」も、海北友松展で見たような、迫力ある、また美しい作品で、写真では伝わらないものがありました。

人の多さに圧倒されますが、順番とか気にせず、周囲に気を使いながらも、ちょっと空いた所から強気でいけば、それなりに見ることが出来ます。
書跡や巻物関係は、近づかないと見られないので、なかなか大変ですが、一部垣間見られればいいと割り切るしかないですね。
説明書きなどは、後から図録(重い)で読むことにしました。

愛知からは、徳川美術館からいくつか来ていて、千代姫の「初音の調度」にも再会できました。

一番人気は、通期で展示されている金印で、最前列でみるための列が設けられていました。
以前見に行ったフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の時もそういう列があって、別に後方からでもいいのですが、つい並んでしまいます。
それにしても、金印ちっさ!
今の所最小の国宝ということで、小さいだろうなとは思っていましたが、実物は想像以上の小ささでした。
しかし思った以上にキンキラしていて、存在感ありました。
多分持ったらそれなりの重さはあると思います。
考古コーナーでは、縄文のビーナス土偶に会えたのも良かったです。可愛かった。

他には、書跡類が思いのほか印象に残りました。
あんまり読めないのですが、書も芸術だな、と。

図録の明治政府による日本の文化財破壊に関する文など、なかなか考えさせられるものがありました。
自らの国や海外、それぞれの文化を尊重していくことが、これからも大切だなと思います。
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「わろてんか」第四週まで

2017/10/28 20:51
朝忙しくなってきたので(寒くなってきたため起きるのが遅くなってきただけですが)、これから見るかどうか分かりませんが、とりあえず。
このドラマがお好きな方はスルーで。



特にモデルとなった方について調べたりはしてませんが、実話ものだと、それ関連の記事など多く出る。
なのでネット上で見かけたり、週刊誌で見たり(お孫さんが語っているのを見かけた)するのですが、とりあえずここまでの内容、史実と全然違うじゃん。

いや、朝ドラですし、史実通りにしろとは言いませんよ。
しかし、これまでのところ、納得できる改変、創作になってない。
「あさが来た」では、納得できない所もありましたが、序盤の、主人公の複雑な生い立ちを省略したり、実際は早くに亡くなった姉を生かしてダブルヒロイン制にしたり、といった改変、創作は納得できましたよ。

今回何?なんで恋愛結婚にする必要があったの?
第三週まで、丸々いらなかった。
第四週も、夫に許嫁がいたとか、なんでそんな事にする必要があったの?
そんなのいる??

全体的に、普通にドラマとしても突っ込みどころが多いし、レベルが低い。
前作「ひよっこ」の終盤の雑さも残念だったが、それより数倍酷い。
ましてや今作は、実話もの。もうちょっと責任を持ってほしい。

モデルとなった方は、典型的な明治の強い女性、といった印象がある。
それをこんなゆるいキャラにしてしまって、自分が身内とかだったら、今の所のこの朝ドラには、失望しかないでしょう。
この脚本家は、吉本や大阪が嫌いなのだろうか。
これから良くなればいいのですが。
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「おんな城主直虎」第四十一回

2017/10/21 15:01
いつもながら今更ですが、いつもながら少しだけ。

何度も言ってますが、苦心して話を作ってるのは分かります。
苦労されてると思います。

戦国大河と言えば、有名武将たちの迫力の合戦、合戦、謀略、謀略ですが、そればかりでない戦国大河という点でも、好みは分かれると思います。
まだ草履番を引っ張るのか、とかまた材木の事をとか、何と言うか、戦国大河のニッチな所を狙ってきてるのかな、と。
それは悪くはないと思います。
何しろ合戦で活躍した人物が主人公ではないので。

長篠合戦について、鉄砲が話題になっても、あの馬防柵の丸太どうやって用意したのかな、なんて他の大河ではまずやらないでしょうし。
あれが正解かどうかは置いておいて。

ただ、直虎がまだ井伊谷にいるという有り得ない設定で、領主のはずの近藤康用はかなり立場ない事になってるし、直政の実母であるしの(ひよ)の立場もないな。
万千代はおとわを罵りながらも「息子が・・・・」とか完全におとわが母である物言いだし。
母というより以前直虎が言っていたように、父と思ってるのかもしれませんが、いずれにしても、しの、実母としての存在感まるでなし。

最近では例の新資料の信憑性も高まってるようですし、直虎=氏経息子説に傾いている今、直虎と直政はほとんど接点がないと見なされていて(そもそもそれ以前から、直虎は直政の養母というのは疑問視されていた)、しかし今それを言っても仕方ないわけではある。

しかしせめて、しのを、なつぐらいはちゃんとした女性にして(なつも亥之助改め万福の母らしい描写は少ないが)、協力して直政を育てていくみたいな形にしても良かったと思う。
おとわは万千代の乳母でも守役でもなく、前当主という立場であり、おとわのみが万千代の指導をしてるみたいな描き方は、ちょっとこれは史実のひよさんが気の毒な気がしてしまう。
ひよさんがどんな人だったかなんて全然知りませんが。
いっその事、死んじゃった事にした方がマシだったかもしれない。

とはいえ、おとわは直虎だった頃よりずっと有能だし(それはそれでどうかと思うが)、当主より誰かのフォローする方が合ってたのかもしれない。
おかっぱより今の方が柴咲コウさん、美しいしね。
面白くない事もないのですが、どうしても割を食ってる人が出てきてしまってますね。
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「おんな城主直虎」 第四十回

2017/10/14 21:06
今さらですが、またちょっとだけ。

当てにならない通説では、直虎とその母、南渓、虎松母で、虎松を徳川に仕えさせ、井伊復興を目指したとかになってると思う。
なのでその線でいくかと以前は思っていましたが、むしろ井伊再興は迷惑。生きてる人間の事も考えろ。死んだ奴の事なんてどうだっていいだろ(そこまで言ってません)と、井伊再興の野望に燃える虎松改め万千代を諌める主人公。
戦国思考らしからぬという批判もあるかと思いますが、この創作は嫌いではない。

万千代が松下に恩を仇で返すような事までしてなぜ井伊にこだわるのかは、なんか色々言ってたが今一つ分かりにくかったが。
まず母と養父、そして井伊谷で暮らす直虎(おとわ)にきちんと筋を通さず、コソコソ小賢しい真似してる時点で共感できないが。

何故松下姓から、家康が井伊に改めさせたかは知らない。
二次資料では色々あるかもしれないが、本当の所は分からないと思う。
なので、今まで井伊を助けられなかった罪滅ぼしとか、瀬名のためとか、万千代はドM・・・いや、厳しい境遇の方が伸びるのでは、とかいうことにしたのは、まあいいのではないか。

実際にはどうかというと、個人的には、ドラマでもちらっと言ってたが、家格、という点にあると思う。
武田の山県昌景、馬場信春、上杉の直江兼続、事情は違うけど、もともとその家の者ではなく、滅びた、あるいは滅びそうになってる名家の姓を主君からもらったり受け継いだりして重臣となったと思う。そういう例はけっこうある。
直政は井伊と縁もゆかりもないわけではもちろんないけど、ひょっとして、全く無関係のお気に入りの小姓に井伊を継がせた、という可能性もないではないかもしれない。
この辺りの井伊の家系図というのは曖昧で、あとから手を加えられてる可能性もある。

とにかく井伊はちっぽけな国衆みたいに描かれてるが、そうはいっても何代も続いた名家ではある。
徳川(松平)は、由緒正しきというわけでもなく、素性はけっこう怪しい。
今川の国衆だったとはいっても、いまや当の今川氏真も徳川にいるわけだし、家格ある家臣が欲しくて、家康が命じ、松下にもそれなりの見返りをもって説得したのではないか。
いや全部単なる想像ですけどね。なのでドラマでどう描こうと、それはいい。

ただやっぱり個人的にどうかと思ったのは、このドラマは家康を、戦を好まない優しい平和主義にしたいのか、と思った事。
それで気賀一揆もあの有様だったのか。
それはどうだろう・・・・・無理があると思う。
今後の事も、全部家臣か織田か武田かのせいにしていくつもりか。
そりゃ望まずそうなったという事も時にはあるだろうが、みんな人のせいな当主ってどうだろう。

みんな人のせいと言えば、しのですが、なんか自分も息子も悪くない!お友達が悪いんだ!とか言うイタイ親に見えてしまう。
お前の息子だろう。
殴り飛ばしてでも、またそんなに恩ある松下を捨てて井伊を再興したいなら、この母を殺してから行け、ぐらいの事言え、とまでいわないが、文句ばっかり言う前に自分で息子ともうちょっとぶつかっていったらどうか。
前みたいに、おとわに当たり散らさないだけマシですが。

最初から個人的にいい印象なかったのは、おとわ母。
自分では何にもしないくせに、勝手な願望だけは主張するのね。

結局万千代を諦めた松下さん。
いい人というより、こんなお人好しいたのかな、と思ってしまった。

最後の万千代の草履投げ。あんな事出来ないだろうし、むしろ失礼じゃね?という声多数。
手裏剣投げる忍びにでもあるつもりか?
ああいう技もあるにはあるらしいが、この時代にはなかったと思う。
そもそも草履番って、ああいうのなの?
つまり、ひとりで大勢の草履の世話するものなの?
普通主君の草履のみ管理するものだと思うけど。
あれじゃあむしろ非効率というか、実際下駄箱に名前貼って自分で管理した方が簡単だろう。

ものすごく今更だが、紀行のナレーションの声が軽くて好きじゃない。
いやずっと言いそびれていたもので。
ナレーションがどうとか気になったことはなかったのだが、これは違和感があり、いまだに慣れないでいる。
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「わろてんか」第二週

2017/10/14 12:35
今回はさらにちょっとしか見られなかったので何ですが、うーん、やっぱりあんまり面白くない。
何故かなあと考えるに、これというオリジナリティに乏しいのかな。
なんとなく雰囲気が「あさが来た」っぽいし。
「辛いときこそ笑う」とか、いい台詞っぽいけど、既視感があるというか、そんな台詞だったら素人でも書けそう。

人物描写もなあ。女中のトキだっけ、何あれ。うぜえ・・・(失礼)。
もうちょっとおとなしめに、女中らしく演じてくれればそれほどでもないのかもしれませんが、役者がはりきって演じるほど裏目に出る例になってる。
遠藤憲一さんは、朝ドラでは「てっぱん」以来二度目の父親役だと思いますが、好きな役者さんだったはずだが、「真田丸」のキモいお屋形様で個人的にイメージが悪くなってしまったせいか、ちょっと苦手になってしまった。

あと時代ものなら、その時代らしさが欲しい。
新一兄さん、評判は良いようですが、綺麗ごというだけの無責任な人に見えてしまう。
てんの婚約は金のためか、と父親に詰め寄っていたが、はっきり言ってそれのなにが悪いのか。
相手の男が凄い嫌な奴だったらともかく、知りもしないのに。
てんに「好きなように生きれば」とかも言ってたが、明治は家制度で、女性が好きに生きるなんてそもそも難しいだろう。
本気で好きに生きればというなら、社会のあり方から変えねばならんぞ。
好きに生きるのが幸せとも限らないしね。
妹思いもいいが、跡取り息子なら、家の事ももっと考えたらどうか。

婚約者の伊能さんが「西洋の自由恋愛に興味があり」だったっけ、そんあような事言ってたが、「マッサン」の時も思ったが、この頃西洋って自由恋愛とか自由結婚とかしてたか?
してないと思うけど。
英国とか、もっと厳しい階級社会だったんじゃない?

あと、随所に笑いというテーマを取り入れてるが、ことごとく滑ってる気がする。
特に首つりを笑いに絡めてくるシーンとか、笑えない上に不愉快だという声多数。
無理矢理赤毛のアンの世界と絡めて滑っていた「花子とアン」をちょっと思い出したのだが、
女芸人のドラマではなく、女興行師のドラマのはずである。
センスがないなら、無理に笑いを取り入れなくてもよろしい。

私が小学生の頃、土曜日は学校から帰ってきたら吉本新喜劇見ながらお昼、というのが定番で、いつも楽しんでいたわけだが、別にこういうドラマに新喜劇的ズッコケを入れなくても。
滑ってますよ。
特に新喜劇を見る習慣のなかった地域の人とか、さむくて見るに耐えないのでは。
モデルとなった人物を普通に誠実に描いたドラマが見たいのだが。

高橋一生演じる伊能さんは、本当かどうかは知りませんが、小林一三がモデルという噂がある。だとしたらこちらと結婚しても平坦な道にはなりませんが、しかしもっと婚約者は堅い人物に設定すれば、てんが藤吉を選ぶのも説得力があったと思うのですが。

モデルとなった吉本せいの事についてはよく知りませんが、今の所史実ともかけ離れているらしい。そして面白くない。
同じような事また言ってしまうが、センスがないなら無理に創作せず、史実に忠実に作ればいいのではないかと思うのだが。
視聴率は第一週より下がってるようですし。
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朝ドラ「わろてんか」スタート

2017/10/11 21:38
吉本興業創設者、吉本せいをモデルにした朝ドラ、始まりましたね。
BS先行放送で出かけにながら見してるだけなのであまり言えませんが、
今の所、正直あんまり面白くない・・・・・

第一週の子役パートで、(直虎の時と同じ子役さんなのだが、高橋一生はこの子が成長した女性とは結婚できない運命にあるらしい)高座を滅茶苦茶にしておきながら、観客は怒りもせず大ウケで、それを見て笑いの力が・・とか言ってたが、それってどうなの。
それでいて松坂桃李の藤吉が間違って舞台に出ると大ブーイングだったし、何なの。

なんか今は、全体的に、イケメンに囲まれて羨ましいぐらいにしか思えず。
これから化ければいいのですが。

実話系で、こういう功績のある人がモデルですよと言われれば、期待するのは恋バナとか中途半端な人情ものでのごまかしではなく、その仕事部分のはず。
そこをここから先どうきちんと描くかで、決まってくるでしょうね。
実話系でなくとも、こういう仕事をする話ですよ(パティシエとか)と言われれば、そこをきちんと描くドラマがいいなあと思います。

「花子とアン」から実話ものは、程度の差こそあれ傑作といえるものは出てないので、この辺りでそろそろ、と期待したいです。
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「おんな城主 直虎」第三十九回

2017/10/06 22:39
今さらながら、ちょっとだけ。

菅田君の万千代は、面白いと思います。
15歳・・・まあ、セーフセーフ。
演技は賛否あるかもしれませんが、後の人斬り兵部、井伊の赤鬼っぽさが出てるんじゃないかな。
家康との草履番エピとか、全部創作でしょうが、どうせ実際の出会いなんて二次資料しかないようなので分からないので、自由に創作すればいいと思います。
まるで恋愛王道漫画かドラマのような、出会いは最悪状態には笑いました。

井伊を再興できれば松下家はいいのか、良くしてもらってるのに、しのの立場は?とか思うけど、まあ史実でなくとも、面白ければ創作でもいいわけであるが、一方不自然なヒロイン上げには「それはたしかな史実ですか?」と言いたくなる。

今までの話で綿花栽培とかしてたが、直虎が実際にそういうことして潤わせていたか知らない。ちょっと時代的に早いような気がするのだが。
まあそれはいいのだが、この時期の井伊谷がどんな状態だったのか、本当に豊かだったのか知らないが(今川がなくなった後、武田と徳川との草刈り場状態だったんじゃなかったっけ)、直虎(今はおとわか)のおかげで豊かとか・・・・・
前にも書いたが、乗っ取られた後もその場に留まり、しかも影で采配ふるってるとか、さすがにそんなわけないだろう。
この頃の直虎がどこでどうしていたか分かってないので(そもそも直虎の正体すらはっきりしてないのだから)、自由に創作すればいい。
が、リアリティがなさすぎる不自然な主人公上げは、さすがにシラける。

ここからは関係ないですが、遠江も大変ですが、近江もこの時期浅井が滅んだりして大変。
佐吉は万千代の一つ上ですが、この時期石田家がどうしていたのかは分かっていない。
浅井といえば、今日ヒストリアで浅井長政をやっていて、録画機が壊れてしまったのでぶらぶら美術・博物館と交互に見ていたためいい加減にしか見られませんでしたが、信長が一方的に悪者になってたような。
見方の視点が変わると、物事は変わってきてしまいますので、そういったことも念頭におく必要がありますね。
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朝ドラ「ひよっこ」終了

2017/10/01 14:21
以前この作品を好意的に見ていたこと書きましたが、うーん、終盤ちょっと残念な出来になっちゃってましたね。

高度成長期の影の部分もあると聞いていたので、お父ちゃん失踪もその辺に絡めてくるのかなと期待していたのですが、記憶喪失で女優に囲われていたという、なんだかなな結果でした。
戦後というのは、「三丁目の夕日」っぽくノスタルジックに語られる事が多いような気がしますが、環境破壊、公害があり、少年犯罪といった犯罪率も今よりずっと高くて殺伐とした部分もあったようなのですが。

この作品でこの時代の影の部分って、せいぜいすずふり亭の奥さんが過労死したという話ぐらいしか思い当たりませんが、いまだって過労死する人いますしね。
別に朝ドラで、社会派的な重いものやれとは言いませんが、ちょっと期待外れだったかな。

序盤は丁寧に描いているような印象でしたが、終盤なんかすごく雑な印象を受けた。
もうやっつけ仕事的な。

漫画家コンビがヒロインみね子ちゃんをモデルに漫画を描いていたのですが、編集者からロボットか何かにしろと言われて結局そうしちゃうって、普通の女の子じゃ作品にならないと、作り手側が本作を否定したようなものじゃないか。

ヒロインの家の経済状況がよく分からなくなってるのも残念な点でした。
これなら、借金とかあるわけじゃないけど、子供三人農業だけでいい教育受けさせるには大変なので出稼ぎに行ったけど、事故か何かで亡くなってしまい、みね子が集団就職に、にした方がまだ納得いったけど、借金まである状態だったよね。
新しい花栽培は、結果がでるまで大変じゃない?
それかみね子が女優になってひと稼ぎする話とか(時代的に見せ方がトットチャンネルみたいになるかもだし、親友も女優志望のままだと、あまちゃんともかぶるかもしれないが)、文学少女でもあり小説書いてみたらあたったとか、そんな話にするとか。

普通の女の子の話は悪くないと思うよ。
工場内作業やウェイトレスなど、軽く見られがちな仕事をきちんと最初のうちは、描いていたと思うし、そういう作品は今まで無かったと思う。
工場内作業とか、自分もやったことあるから、みね子が心の中で毒づくシーンとか、リアルでよかった。
だから谷田部家の経済的な事情をうやむやにしてしまったのは残念だった。
登場人物の描き方も、終盤雑に感じた。

現代的(現代の話じゃないけど)だなと思ったのが、ヒロインがシンデレラストーリーなど信じてない事。
表向き相手とその家族のためという事になっていたけど、身分的につり合わない男性と結婚して玉の輿に乗っても苦労するだけだと知っていたような気がする。
結局自分につり合った相手を選んだ。
お父ちゃんも、記憶は戻らなくても女優といい暮らししていた生気のない感じより、奥茨城の貧しいけど、本来の自分に合った暮らしの方を選んだように。

あと、ヒロインは戦後生まれだから、戦争の直接の描写はないのだけど、それでも戦争を感じさせるものは描けるんだな、と思いました。
この頃はまだ戦争が今よりずっと身近だった事も伝わりましたし。
今は、私が小学生ぐらいの頃よりさらに戦争は遠くなっている。
これからもどんどん遠くなっていくのでしょう・・・・

役者さんは皆さん良かったと思います。
ベテラン勢はもちろん、若手では乙女寮の面々と、三男を演じた泉澤祐希さん、上手くて好印象でした。さおりさん(米子)の伊藤沙莉さんも良かったです。なんでそんなに米子が三男の事好きなのかが分からなくて残念でしたが。
好きになるエピソードとか何か入れれば良かったのに。
あと、由香役の島崎遥香さんも、なんかあんまり評判は良くなかったようでしたが、個人的には可愛く見えましたし、頑張ってたと思います。
今後の活躍に期待しています。

半年間の長丁場のドラマを描ける脚本家が枯渇しているのか、何か他に理由があるのか、後半駄目になるパターンが多いような気がします。
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「おんな城主直虎」 第三十七回、三十八回

2017/09/29 21:54
いや、もうやめとこうかなと思っていたのですが、ほんとにちょっとだけ。
このドラマに好意的な方は、スルーで。
文句言うならブログやるなとかいうのも却下。
そういうのは、もう削除でいきます。


とりあえず、龍雲丸と、堺に行くとか行かないとかでダラダラ揉めていましたが、そもそも乗っ取られた旧領主がそのまま旧領に百姓になって留まってるなんて、あり得るの??
実際の直虎がどこへ行ったか知りませんが、関口氏経息子説なら、多分父親のところへ戻ったのでしょう。
その後何かで討死したとかいう記述も見つかったとか聞きましたが。
うろ覚えで適当ですが、「井伊と小野が反目していると見せかけていたように・・・」だからそれ、結局何の意味があったの??「井伊と近藤が反目しているように見せかけては・・・」井伊ってどこ??
もう領主じゃないのに、何を出しゃばっているのか。
近藤って本作では、井伊を乗っ取り政次を嵌めた人物だよね。
なにを共存しているのか。すごい違和感。
結局政次とは何だったのか。その存在の軽さに泣ける。

おとわ母「孫を抱きたいのです」
びっくりした。今更何を言うか。鬼畜だな。
あと大体、今でいう静岡と大坂だよね。新幹線に乗って行き来するの?

高瀬、いまさら武田の間者であることが露呈。
高瀬姫って、実在の人物だよね。こんな設定になんの意味が?
井伊谷に来て何年経ってるんだよ。武田も気が長いな。

しつこいが、今川氏真を馬鹿みたいに描くのはやめろ。
散々今川を貶めておいて、女主人公だからって寿桂尼だけ持ち上げるのは毎度うんざり。

家田畑焼かれてケロッとしている民に唖然。
戦国描く気なんてやっぱりないんだな。

低迷している原因の一つに、井伊谷からほとんど動かないというのがあるように思いますが、タイトルがおんな城主だから、乗っ取られた後ですら、なぜかそこを動けないとか言って領主気取りさせざる得ないのかな、そして無能のように見せないために、武田軍の井伊谷侵攻をあんな甘くしちゃったのかな。
仕方ないと言えば仕方ないですが、なんだかな。
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「歴史人」9 No.81 戦国武将の暮らし

2017/09/22 19:35

歴史人 9月号
ベストセラーズ
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本屋で見かけて、購入してみました。

戦国武将というと、合戦についてばかり言われますが、今回は、合戦ではなく「暮らし」に焦点を当てたものとなっていて、なかなか面白かったです。

当時の身分構成、伊達政宗を例とした一日の過ごし方、「孫氏」など教育について、娯楽、食事や医療、宗教、経済、暦、結婚、情報伝達、名前と官名について、等々。

けっこう幅広く、読みやすいです。
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「信長の忍び」

2017/09/16 15:51

信長の忍び 2 (ジェッツコミックス)
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重野 なおき

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なんだか久しぶりのような気がします。
秋っぽくなってきましたね。
相変わらずニコ動で「きかんしゃトーマス」見てたりします・・・・

さてこの「信長の忍び」、なんとなく知ってはいたのですが、また信長ものか、とか、どうせ四コマギャグマンガ、とか思っていたのですが、2巻まで読んだだけですが、意外と本格的な内容で驚いた。
絵も割と丁寧ですし。

秀吉は、「センゴク」初期でも思いましたが、このままの可愛さでいてくれれば、と思う秀吉であった。

1巻は主に桶狭間合戦。とその他諸々。
秀吉はこの頃織田家にいないよなあとか、やっぱり氏真が馬鹿息子っぽくて残念だったりしますが。
ほんとに馬鹿息子だったら、廃嫡すれば済むことですからね。
長男=跡継ぎというのは、江戸時代入ってからじゃないかと思う。

この2巻は、稲葉山合戦、その他諸々。
個人的にこの巻で感心したのは、ヒロイン千鳥ちゃんが、斎藤龍興に言った事。
現代人感覚でいえば、龍興の言ってる事の方がごもっともに聞こえるのですが、千鳥の言葉は、なぜこの時代に戦をするのかということを、正解かどうかは置いておいて、ここまで簡潔にはっきりと納得させてくれたのは初めてと感じるものだった。
それまでのものは、戦なき世のため、と言いながら他国に侵略しまくるのを胡散臭く思っていただけだったので。
彼女は戦災孤児という設定なので、余計説得力があるというか。
この場面の信長もかっこよかった。
そして龍興の本気は、ここからなのであった。

もちろんこの千鳥ちゃんは架空の人物ですが、全体的に史実と創作の組み合わせ方が上手いですね。

お市さんが浅井家に嫁ぎますが、女は政略結婚の道具、という古臭い言葉を入れるのはちょっとな。
相手を選べないのは男だって同じですし、男女合わせて時代を乗り切る必要があるので、この言葉は変なんじゃないかと思います。

今、12巻ぐらいまで出てるのかな。
さて、石田三成の出番はあるのかどうか。
あるとすれば、秀吉の毛利攻め辺りだと思いますが、そこまでいくにはかなりかかりそうですし、本能寺の変まであと少しになるんだよなあ・・
12巻の時点で長篠合戦みたいですし。

アニメ化もされていて、まだちらっと配信されているものを見ただけですが、なかなか良い出来ではないかと思います。

この作者は黒田官兵衛もの、真田もの等他にも色々あるようで、また本作の外伝「尾張統一記」というのもあるようです。
信長といえば、桶狭間合戦後についてのものが多いですが、それ以前の若き日の尾張統一も、その後の戦いぐらい大変なものであったのですけどね。
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どうでもいい近況

2017/09/08 21:46
なんだか秋めいてきましたね。
朝とか寒いときもあります。
涼しいのはいいですが、私は秋の花粉症なので、ちょっと辛い日々になってきました。
このところは、ニコニコ動画で「きかんしゃトーマス」を見てばかりで、あっという間に時間が過ぎる毎日という。
いやけっこう面白くてね。
ネット、動画って時間泥棒ですね。
なんであんなに時間が過ぎるんだろう。

週に一回は何か書こうと思ったら、こんなどうでもいい近況になってしまいました。
集中力や努力する力が欲しいです。
もう中年近くなり、気ばかり焦る毎日です。
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「おんな城主直虎」第三十五回 

2017/09/05 20:26
ちょっとだけ。
いつもながら、このドラマがお好きな方はスルーで。


大沢って、最後まで今川に忠義を尽くし、降伏する時も氏真にわざわざ許可を取って、という立派な忠臣話を聞くけど。
今川側って、ことごとくろくな扱いを受けないね。
公正でない描き方だね。

気賀虐殺に酒井、寛容だけでは・・・って、虐殺とかしたら恨まれて治めにくくなるだけだと思うけど。
この件は、気賀一揆とも呼ばれているようだけど、本作では一揆の体裁をとってなかったよね。だから、余計やってる事も言ってる事もおかしい事になってるのだが。

今川氏真、呑気な事言うの早いと思うのだが。
北条に身を寄せた後、まだ駿河奪還の機会を窺ってたはずだけど。
こういう心境になるのは、牧野城主解任後辺りからではないかと思うのだけど。
本人じゃないから心境まで知らないけどね。
後の長篠合戦にも参加するので、戦と縁が切れたわけではない。

戦でなく蹴鞠で・・のあたりは、この氏真だって本気で言ってるわけじゃないので、そこをどうこう言うつもりはないが、今川氏真=蹴鞠というイメージ付けは、もういい加減にしてほしいのだが。
別に蹴鞠を馬鹿にするわけではないが、それは氏真の一面であって、全てじゃないぞ。
剣術だって強かったし、内政だってやる事やってたのだ。
この脚本家って、氏真と言えば蹴鞠しか知らんの?
ちょっと出の脇役ならともかく、このドラマの主要人物ですぞ。

ちなみに以前BSの番組で見たが、古代のどこぞの国では、民族間同士の争いは、何やら球技らしき試合をして、負けた方の大将が首刎ねられて終わるそうだ。
ふわっとした記憶で申し訳ない。
解死人とかでなく、上の身分の者がきっちり責任取るというのは感心した覚えがある。
戦だと土地が荒れて作物が駄目になるからもったいないよね。
それよりはマシかもしれません。
スポーツが国威高揚に利用されると、旧東ドイツに代表されるようなドーピング問題も起こるわけですが。

三人衆の井伊谷乗っ取りも、幼い子含めた小野処刑も、気賀虐殺も、背後に家康がいて指揮をとってたはずである。
何この、自分知らん、みたいな家康。
戦が好きなのではなく、せねばならぬよう追い込まれているだけ、あたりはとりあえず三成と秀頼は怒っていいと思う。
好きと得意は、必ずしもイコールではないけどね。
しかしそんな家康だと、秀吉死後キャラ変せねばならなくなるぞ。
本作ではそこまでいかないけどね。

家康の人物像については、実はぼんやりしている。
だから影武者説も出るし、掴みどころがないからこその天下人といえるかもしれない。
自分は、家康は家康で尊敬している。
不自然に白くしようとしなくてもいいじゃないかと思うのだが。
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堀川城の戦い

2017/09/01 23:05
「おんな城主直虎」で、堀川城の戦いとか気賀の悲劇、気賀一揆とか言われている回がありましたが、前回も触れましたが、私は全く詳しくないので、武将ジャパンでの記事を紹介。

https://bushoojapan.com/iinaotora/2017/08/30/103603

「軍師 黒田官兵衛」で、黒田官兵衛の黒歴史とも言われる城井(きい)谷の悲劇(宇都宮一族制裁)を黒田長政のせいにしていたドラマの作り方は、批判が多かったと思う。
あの時代凄惨な一揆制圧は何人もの武将がやっている事であり、描くならちゃんとやるべきではと思います。
本当の真相は何かは、なかなか難しいかもしれませんが、少なくともあの回は無理があるでしょう。
今川側によって領民が無理やり連行され、家康が救出しようとするも、酒井忠次が勝手に暴走した・・・・??
詳しくなくとも、さすがに違和感があった。

このドラマですが、そもそも通説となっている土台がおかしいので、色々迷走しているのではないかと思います。
井伊といえば徳川譜代の家臣というイメージですが、直虎までの井伊と直政からの井伊は別物であり(直虎は直政の養母ではない。年代的にもおかしい)、彦根二代目の直孝からまた別物になってる感じ(直孝は本作と関係ないですが)なのですが、全部地続きという土台でやってるので、史実の出来事を入れると「???」という事になってくるのでは・・・
とにかく徳川家康を悪者にしないように、今川側を悪者にするように、という意図があらかさまです。
堀川城って方久から強奪したわけではなく、元々今川の城だよね?

名の知られた人物というのは、何かしら普通でない所があるもので、善の部分しかないなんて有り得ません。戦国武将ならなおさら。
石田三成贔屓の自分ですが、戦国武将なのですからいい奴だったとか黒い部分はなかったとは思っていません。
ちょっと論が飛躍しますが、国だって同じです。いい所しかない国も悪い所しかない国もありません。長い歴史の中、色々あるはずです。
いや、自分の子供の頃と比べて、都合の悪い部分はなかったり曲げたりしようとする風潮が感じられるので、どうもね。
昔は実際にその場にいて証言していた方も、どんどん亡くなり(やなせさんも水木さんも亡くなりましたし)、そういう部分は言うのも憚られるようになり、一時期ほどではないにしても、ネット上や巷でもヘイトに満ち溢れ・・・
議論したり触ったりする気はないですが、ヘイト的な文は見ていて気分悪くなります。
民間分野でも、交流的な話の方が好きです。

・・・何の話でしたっけ。
立ち位置や見る角度によって色々変わってくるのですが(幕末とか特にそうかな)、よって人物評価も、維新の英雄だ、いやテロリストだ、と色々変わりますが(個人的にやはり英雄扱いは違和感ある)資料の読み方一つとっても、人によってそんな解釈する?という場合があったりして難しい、から面白いのですが。

いつも以上にとっちらかった文章になりましたが、大河ドラマというのは他の分野より責任ある枠だと思うので、その辺り公正にお願いしたいと思います。
国も歴史上の人物も、黒い部分もあって当然です。なかった事にするのは良くないです。
余計みっともない。
多少の主人公補正は前からあっても、伊達政宗の撫で切り(撫で切りとは皆殺しの意味)や武田晴信の残忍性など、十分でないにしても隠してはいなかったはず。
今回徳川家康は主人公ではないけど、主人公側の人物ですからね。
かえって下の者を統率できない人物みたいになってる。
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