Cantabile

アクセスカウンタ

zoom RSS 悲報 司馬遼太郎「関ヶ原」映画化

<<   作成日時 : 2016/09/17 13:55   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6

その前に、「真田丸」第36回における超高速関ヶ原は、大きな反響を呼んだようですね。
大谷吉継役の、片岡愛之助さんもがっかりした様子。

http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%e3%80%90%e7%9c%9f%e7%94%b0%e4%b8%b8%e3%80%91%e7%89%87%e5%b2%a1%e6%84%9b%e4%b9%8b%e5%8a%a9%e3%82%82%e8%a1%9d%e6%92%83%e3%80%8c%e9%96%a2%e3%83%b6%e5%8e%9f%e3%81%ae%e3%83%ad%e3%82%b1%e6%a5%bd%e3%81%97%e3%81%bf%e3%81%ab%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%ab%e2%80%a6%e3%80%8d/ar-BBwfKLf?ocid=spartandhp#page=2

「花燃ゆ」の井伊直弼の最期より酷いですよねえ。
大谷吉継役をもらえば、最期をどう演じるか、気合を入れるのは当然だと思いますし。

次回遡って補足があるとは思いますが・・・・

ちなみに、本来なら泣けるはずの関ヶ原の大谷刑部で爆笑させられたのは「天地人」。
さすがお笑い大河。

主人公が本選にいない関ヶ原の戦いをどう描くかは、意見が分かれるところでしょうが、石田三成と大谷吉継は、主人公と関わりの深い人物であると宣伝されていたのに。
実際は、関ヶ原だけでなく、全編通して意味もなく毎回登場していただけだった気がする。

「かっこよく演じて下さい」と言われても、じゃあまともなものを、ちゃんと書けよとしか言いようがなかろう。

さらに「第二次上田合戦」、真田昌幸の奇策の数々といった見せ場は、ほとんどなかった模様。一体この大河は何がしたいのか。敗者貶めでしょうか。
といっても、徳川や東軍が良く描かれているようにも思えませんが。




前置き長くなりましたが、司馬遼太郎「関ヶ原」の、石田三成への評価における功罪について。
たしかに、三成贔屓は増えたかもしれない。佞臣イメージも、やや薄まったかな。

しかし、江戸時代に根付いた三成=横柄といったイメージを、そのまま魅力的にみせてしまったせいで、今に至る三成といえば、横柄、ツンデレ、不器用といった描写が多い元凶にもなった作品だろうという気がする。

作家、漫画家といったクリエイターほど、この司馬遼太郎「関ヶ原」の三成に縛られている気がしてならない。
もういい加減、この作品の縛りから脱却するする必要があり、それが出来て、初めて、真の石田三成再評価が始まると思う。

なのに、今更こんな古臭い、俗説の塊みたいな作品を映画化するとは、そんなことに何の意味があるのか。
再評価が進んでいると言われていますが、結局のところ、この作品の時代から、ほとんど進んでいないのでは。
あの三成が好きな人は、あえて進ませたくないのかもしれない。
そうした人たちが、真の再評価を妨げていると思う。

大体、あれの映像作品なら、加藤剛さんが三成を演じた良作があるではないか。
あれ以上のものになるとは思えない。
なんであんな今となっては「古いよ!」と思われる描写が多い小説映画化するのか。
歴史好きの人とは思えない。

どうせなら、岡田秀文「関ヶ原」を映画化すればいいのにと思う。
感想はまたいずれ書くと思いますが、
これは北政所視点の関ヶ原で、タイトルからして司馬遼太郎「関ヶ原」の反証を意識していると思う。そう明言してるわけではないですが。

そりゃ司馬遼太郎の方と比べてしまうと、ボリューム、力量どうしても落ちるものがありますが、少なくともこちらの方が新しいですし。

もっとも、岡田准一さんが石田三成を演じるというのは、少し楽しみでもあります。
以前から、岡田さんの三成は見てみたいと思っていたので。
できれば違う作品でが良かったけど。
何となく岡田さんは、作品に恵まれてない印象があるので、今回もどんな出来になることやら。
「軍師官兵衛」で最凶の三成が描かれた大河に主演していた岡田さんが、あれからそう年月も経ってないうちに三成を演じるというのも大きいと思います。
あの三成のイメージ払しょくには貢献するとは思いますが、しかしやっぱり、もっと違う作品で、が良かった。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
 なんか、江戸時代の俗説に基づいた50年以上の司馬遼太郎作品を超える作品を描けない(描いたとしても話題にならない)というのは、結局現代の歴史系クリエーターが弱体化しているという話なんだと思うのですね。50年以上たってもなんの進歩もなく、司馬遼太郎作品に負けている。情けないことです。

 岡田秀文さんの「関ヶ原」は読んでみたいと思います。ご紹介有難うございます。
ごん
2016/09/17 18:02
ごんさん、コメントありがとうございます。
石田三成に関する小説は、いくつか出てはいるのですけどね。
三成の三女辰姫の存在が認知されてきて、そのおかげで、北政所と三成不仲説も薄れてきているようです。辰姫が主要人物になっている作品は、近年ではこの岡田秀文「関ヶ原」の他に、岩井三四二「三成の不思議なる条々」や葉室鱗「津軽双花」があります。
どれも一長一短あるといったところですね。
特に「津軽双花」は、はっきり言って陳腐に感じました。
司馬遼太郎「関ヶ原」に及ぶものは未だないといってよく、あの作品の呪縛はなかなか解けそうにないようです。残念ながら。
杏奈
2016/09/18 00:09
 原作あるいは映画化なる言葉を如何に受け取り、消化しますか? 原作どおりの映画なんて面白いですか。しかも司馬さんは自分の小説はほぼフィクションであると述懐している。例えば原作どおりだと小早川秀秋はおバカ武将だが、原田監督の見方はどうか。東出昌大を起用しとことんおバカ武将を演じさせるのか。司馬関ヶ原に及ぶものはないなんて私は思わない。
仁平
2017/04/06 21:50
仁平さん、コメントありがとうございます。
ちょっとよく分からなかったので、トンチンカンな事言ってたら申し訳ないですが、フィクションであると言えば、何をしてもいいというわけではないと思っています。
タイムスリップものやギャグ色の強いものならともかく、特に大河ドラマや、司馬作品は本格歴史劇に見えるので、影響力は昔から大きく、これが本当だと思う人も多い。
自分としては、この作品から、関ヶ原合戦についても石田三成についても、大きく変容しているのに、何故今この作品を映画化するのか、その意味がどうしても分からず、結局この作品の時代から、関ヶ原合戦や石田三成の一般認識は変わってないのかと落胆せざる得ない所です。
原作通りの映画は面白いか・・・・原作通りにやらないなら、何故その原作を使う必要があるのでしょうか。
特に今となっては古いと指摘される個所の多いこの原作を。
所々監督独自の描き方は入るかもしれませんし、そこは見どころかもしれませんが、大きくは変わらないでしょうし、変えるならこの原作を使う意味が分からない。
本文に書いた通り、この「関ヶ原」による三成観縛りは未だ大きく、どんな映画になるにせよ、この原作を今更使うという事自体に失望を抱かざる得ないわけです。
新しい認識の関ヶ原合戦の小説も色々出てますが、個人的には、司馬遼太郎「関ヶ原」に及ぶものは思い至りませんね。
あれを超える新しい認識の関ヶ原小説が出てきてくれればと思いますが。
この辺りは個人の認識の違いかもしれませんが、やはりいまだに、関ヶ原といえば司馬遼太郎の「関ヶ原」をイメージする人は多いと感じます。
杏奈
2017/04/07 20:15
レスポンスありがとうございました。司馬遼太郎について講釈を垂れる気力はありません。つい、また司馬遼!との思いで貴重なスペースを汚しました。ごめんやすでございます。
仁平
2017/04/10 17:02
いえいえ、文章力もないもので、つい要領を得ない感じになってしまって、なんか申し訳ないです。
もし不快な箇所があったらごめんなさいです。
この「関ヶ原」のどこが問題かは、またそのうち触れようと思ってはいるのですが、なかなか・・
ではでは、よろしかったらまたいつでも。
杏奈
2017/04/11 21:16

コメントする help

ニックネーム
本 文
悲報 司馬遼太郎「関ヶ原」映画化 Cantabile/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる