プリンスアイスワールド2019テレビ放送

プリンスアイスワールドがBS東京で、町田樹withA(町田樹解説、アナウンサー板垣さん、野沢さん)で昨日2時間半にわたって放映されました。

実際行かれた方は、どうしても不満な所はあるでしょうが、それが分かるのも、生で見た者の特権でしょう。

最初のチーム演技「白鳥の湖」。
樹君の解説に共感しました。
スケートの特権であるスピード感を出している時は、たしかにバレエ群舞より動的な感じが出ているけど、そうでないとき、「四羽の白鳥」っぽいところなんかは、どうしても粗が見える。
実際、不安定な氷の上でバレエの美しさを出すのは、かなり難しいでしょう。
バレエを見慣れている者からすると、きつく言えば汚く見えてしまう。
ここは訓練が必要ですね。

ゲスト、本田望結さん、華のある本田姉妹の中でも、見せ方が抜群に上手いですね。
高難度ジャンプを若くして跳ぶことで評判の妹、紗良さん。
難しいセカンドループに言及する樹さん。
スパイラルもうちょっとうまくなるといいね。

山本草太君、怪我から復帰、うまくいくといいですね。
「ユーアービューティフル」で、中庭健介さんの事に言及。
中庭さんは、こういう曲抜群でしたからね。
「ニューシネマパラダイス」も印象深かった。
彼は、世界選手権に縁のない人でもありましたね。全日本で台乗りしたときは枠がなく、枠ある時は僅差で行けず。

宇野昌磨君、バックヤード含め、楽しそうで何より。
歌舞伎メイク、歌舞伎というよりゴールデンボンバーと思ってしまいましたが。
小柄で手足短い分、アップテンポも上手ですよね。かっこいいです。
一種不思議な空気感がありました。
後半では違うナンバーも披露。どちらも素敵でした。
完全無欠の宇野昌磨、語呂いいな。

昌磨君は、個人的に勝手に思うことですが、前のマイペース発言の方が好きでした。
なんか、先輩リスペクトかどうか、言動は羽生君寄りになってきてるのがどうも。
羽生結弦は二人もいらない。(個人的考えです)。

メイクの話で思ったのが、ノービスやジュニアの女の子のメイク、濃すぎではないか、必要あるのか、いや、作品世界を表現するためだから必要なのだ、と色々言われてますが、濃すぎと思うことはある。
そう思うということは、作品世界や、その子に合ってないのだと思う。
その年齢のその子にあった作品とメイクが必要だと思います。

評判の村上佳菜子さんの「シンドラーのリスト」
振付の平山素子さんは有名なコンテンポラリーダンサーで、地元の方なので、私も昔舞台見に行ったこととかあります。
たしか佳菜子さんは以前にも振り付けてもらっていたと思います。
こういった作品なので、町田君の解説を期待していた声も多かったですが、むしろ解説は邪魔になると思ったのか、それともなんとも言いようがなかったのか、平山素子さんの簡単な紹介と、シンプルな照明なので影が印象的という事だけでしたね。
影あんまり見えなかったので、今回全体に言えることですが、もうちょっと引いて欲しかったな。
解説聞きたかったきもしますが、見るものに解釈は委ねる系なので、これでよかったかもしれません。

非常に評価が高いですが、個人的には正直ちょっと苦手系。
平山さんらしい作品ですが、私が苦手なコンテンポラリー、辛気臭い曲で辛気臭くクネクネする、やってる方は気持ちいいかもしれんが、というコンテンポラリーが苦手で(というか、コンテンポラリーって大体そういうの)、ちょっと引いてしまった。
椅子を使った作品というのは、昔モダンバレエで流行っていたと思いますが、そういう意味でもやや古臭さをかんじてしまった。

もっとも佳菜子さんの、町田君っぽく言えば相貌は、新たな魅力を発散していたと思いますし、ジャンプのないコンテンポラリーダンスを氷上でやっていたという意味では興味深かったですが、スケートでやらなくても良かった気もしてしまった。逆に、地上でこれを踊る佳菜子さんが見てみたいと思いました。
実際彼女の相貌は、コンテンポラリーに向いているかも。
地上ではザハロワがやっていたか。平山さん自身も踊ってたかな。
昔見たおぼえがあるなー。「Revelation」。
個人的感想なので。もうちょっと遠くで、生で見たら印象が違うのではないかと思います。影とか良く見えなかったしな。

実際佳菜子さんは、地上で踊るとしたら、クラシックとかより平山素子さん的コンテンポラリーが合ってるように思います。

チーム演技で、良質な2Aに関して、4回転時代に、そうではない1回転とか2回転とかバカにする向きもありますが(低く見る、とかでなくバカにする、と言い捨てるような口調)、工夫によって表現手段になる、のあたり、樹君の「ドン・キホーテ」とダブル・ビル「楽興の時」で、シングルジャンプをとてもおしゃれに、効果的なアクセントとして使っていた事を思い出しました。

ゲストスケーターとチームの衣装の色を青系にして統一感を持たせ、絡みを多くとったりは、なかなか良かったです。

先輩の本田さんには丁寧(重厚なバラードもいいけど、軽快な本田さんが久しぶりに見られて、ケンジ先生GJ)、後輩の刑事君や友野君には、愛あるいじりだったり、(二人ともかっこよかった。友野くん、オーディエンスに伝えようとする意欲、そう、それが彼の魅力ですよね)ジュニアにはあたたかく(真凛ちゃん頑張れ)、キッズにはメロメロで(笑)、チームには、時に厳しかったりユーモア交えたり(この会社働かなさすぎですねーwwしかし小平君は可愛いな)シンクロをこなす彼らへのリスペクトを感じたり、今回も楽しい解説でした。
樋口新葉さんのパワフルな演技も合ってましたね。

「なるほど」にもバリエーションがあって面白かったです。
今回のベスト賞は「シンクロナイズドスケーティングは、身体の交響」ですね。
これ言いたかった感がひしひしと伝わってきました(笑)。

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