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zoom RSS 「おっさんずラブ」最終話その3

<<   作成日時 : 2018/06/10 11:04   >>

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※牧君好きな方はスルー奨励


もう一週間過ぎてまだこの事を・・・・といった感じですが、ちゃちゃっと。

武川主任まで同性愛者にしてしまったのは、割合の面でリアリティが・・、と書きましたが(あんな面白キャラになるとは思いませんでしたが)、メインからモブに至るまで同性愛に偏見がない人達だらけだった点は、リアリティがどうのという気はない。
ドラマの中ぐらいそういうファンタジーがあってもいい。

中でもちずちゃんのフラットな目線は、かっこよく映った。
特に最終話の、そういう事に関するモブをはじめとする無関心ぶりは痛快なくらいだった。
そもそも今どき、自分や身内に降りかかったならともかく、赤の他人のそういう事にわざわざ攻撃的になる人なんているのか。
いるんだろうけど、そんなにはいなかろう。

割合の件ですが、線引きは昔は曖昧だったと思う。
ルネサンス期の、ダ・ヴィンチはじめヴェロッキオ工房に同性愛者と言われる人が多いのは、当時女性の画家、彫刻家は認められておらず、周囲が男性ばかりという事もあっただろう。
女性画家も出てくる印象派になると、同性愛者と言われる画家は多分ほとんどいない。

戦国武将は秀吉除き、ほとんどバイですが、女性と男性の領域が分けられていた事もあったでしょう。
当時は避妊方法がないというのも多分あった。
薩摩に男色話が多いのは、やはり領域が分けられていたからでしょう。
本人のもともとの性質がどうのというのは、そんなに関係なかった。
しかし現在は、男性と女性の領域の境がなくなってきているので、そんな中ではやはり同性愛は特殊なものとなってくる。

今回黒澤部長素敵だなと思ったのは、公私混同がなかった事。
本社から春田の上海行きの話が出たとき、なかった事にすることも出来たはず。
東京に留まる事を選んだことについても、本当に仕事に愛を持っているのだなと分かって、さすがこの営業所を成績トップにし、部下たちに慕われているだけの事はある。
牧に対しても一度も嫌がらせとかなかったし。

部長さんのキャラですが、インパクト重視だかで無理にヒロインだの乙女だの、イロモノみたいな扱いにしなくても良かったのではないか。
なんだか扱い悪く感じてしまった。
吉田鋼太郎さんを知ったのは、評判となった「花子とアン」の九州炭鉱王役で、ドラマ自体はイマイチでしたが、あの鋼太郎さんは本当にかっこよかった。
あれも相手を若いイケメンに取られる役だったな・・・・

乙女ヴァージョンと上司ヴァージョンの切り替えも見どころの一つではあったのですが、吉田鋼太郎さん自体は素敵な方なので、普通にずっと渋くてかっこいい上司だったら、もっと黒春派は増えたのではないか。
最初は部長可愛いと思っていたが、正直時々ちょっとキモ・・いや引くときも。

部長さんのジェンダーというのもよく分からんな。
蝶子さんと暮らしていた時は乙女なインテリアとかなかったのに。
蝶子さんの時も積極的だったのは部長の方だったらしいので、乙女なのが本性だったら、それを隠す必要はないと思うので、どっちが本当の姿とかではなく、どっちも共存していたのだろう。
蝶子さんをずっと騙していたとは思いたくない。

今回、おっさんずラブといいながら、おっさん二人は振られて終わる話だった。
面接であんなグダグダだった牧君を一人前の社会人にしたのは武川主任だし、春田さんを助け続けていたのは黒澤部長だった。
なのに結局は、にいさんずラブなエンドかよ。
タイトル詐欺じゃないか。
ラブとは(哲学
もっとマシなタイトルはなかったものか。
まあ愛って頑張れば手に入るというものではないからな。

しかし部長可哀相、幸せにしてあげてというのは、むしろ部長に失礼な気もする。
幸せって何だって話になるが、誰かとくっつくだけが幸せではないし、そういうのは独り身の人に失礼だ。
主任はまだ出会いがあってもいいかもしれないけど。
ちなみに振られた者同士がくっつくというのはドラマでよくあるでしょうが、屋上シーンで冗談にしたのは英断だったと思う。
そんな余りものくっつけたみたいな雑な扱いをして欲しくない。
ほんとに爽やかなシーンで、可哀相呼ばわりはやっぱり失礼かな。

つまり、ラブ(愛)=誰かとくっつく事、ではない、と解釈した。
それならタイトル詐欺ではない。哀しい事だが。

牧君は魔性だったな。
めんどくさい奴。
見た感じ主任の時も積極的だったのは牧君だったが、どっちも相手がその気になったら振ってしまい、そのくせ自分がおめめをウルウルさせるだけの子という印象しか持てなかった。
家族は良さげだったし、同性愛に偏見もってる人も作品中出てこなかったので、もっともその辺りは脳内補完も必要かもしれないが、ただ自己否定が強い子だったな。
最終回も結局ほとんど何もしなかったし。
ドラマ的ご都合主義で連絡が取れなかったとき、もさっさと諦めちゃったし。

たしかに部長も色々大概だったが、牧だって、第一話最後のシャワーキスシーン、あれ強制わいせつだろう。
その後でも、急に不意打ちでキスするの、あんまり好感持てなかった。

彼も第二話最後で振られているはずだが、何故あの後出て行かなかったのか分からん。
正直この子の魅力が分からんかった。まあツボじゃなかったってやつだが。

それでも牧春でもいいかというくらいには嫌いではなかったのだが、第六話で牧君への株が大暴落した。
そんな覚悟もなしにノンケを誘惑したのか。酷い奴。
第六話のあれは、相手の幸せを願ってじゃなく、相手の人生を背負う覚悟がなかっただけだろう。
それが何が「ただいま」だよ。

最初の数話はゲラゲラ笑いながら見ていたのだが、最終的に後味悪くなってしまった。
個人的にね。

コンプレックスといえば、まいまいもかなりあっただろう。
鉄平兄に会いに来た時、春田がいると知ると帰ろうとしたのは、自分などと付き合ってると知ったら鉄平兄は恥ずかしい思いをするだろうと思ったからだろう。
まいまいを選んだ鉄平兄は賢いよ。

同性愛者側が家事をするという点においてはテンプレ的だったが、これはプロデューサーがこの作品をつくるきっかけとなった出来事が、世話を焼いてくれた人が同性(女性)だったという事なので仕方ないかな。

「月に吠えらんねえ」を以前ご紹介したつながりで、実在の折口信夫と、藤井春洋(はるみ。女性みたいな名前ですが男性)を始めとした、そういう関係にあった弟子たちで、生活能力のないのは同性愛者の折口信夫の方で、世話を焼くのは藤井春洋たち弟子の方であった。
弟子たちは藤井春洋以外、のちに他の女性と結婚しているので、同性愛者ではない。
藤井春洋(後に養子入籍して折口春洋)も多分違うと思う。
つまり本来は同性愛者=家事担当ではない。

このドラマの田中圭さん演じる春田創一は大好きだけど、現実問題として私はこの人とは結婚はできない。
今の時代生活能力が皆無というのは致命的。
それをカバーできるほどの甲斐性があるかも怪しいし。
「可愛い」で許してしまえるほど結婚生活は甘くない。
ちずちゃんと結婚しても、多分続かなかったと思う。
美味しそうに食べてくれるのはポイント高いが。
下手に家事手伝ってくれるより、感謝してくれた方がいいかもしれない。

牧には捨てられ、女性との結婚も難しい状況で、部長との結婚話が出たとき、好きになれるよう努力する気はあったと思う。
だから、流されて部長と結婚とかテレビ誌で書いてあると、黒春派としてはちょっと悲しかった。
50%は流されてかもしれないが、100%流されてあんなウエルカムボード作ったり式やったり出来ないよ。いくらなんでも。
流されて流されてとよく言われるが、彼なりに頑張って必死に考えている。
あの状況で、何人の人が彼ほど誠実であろうとする事が出来るのか。

誓いのキスという場で元カレを思い出してしまい、本当の気持ちに気付いてしまい、さらにそれを相手に悟られてしまったと知った時の春田さんの絶望は、あの「ごめんなさい」と嗚咽に現れ
ていたが、部長も可哀相だが春田さんも可哀相だった。
そんな風に傷付けたくなかっただろうに。
あの指輪どうしたんだろうな。
披露宴はキャンセルしたと嘘をついて、春田の負担を少しでも軽くして送り出す部長男前。
個人的に納得いかなくても、せめて最後に部長をヒーローにしてくれたことには感謝しないとね。

BLや腐女子狙いではないという事でしたが、若いイケメン二人の牧春牧エンドで、なんだ結局はBLかよという思いが個人的にはぬぐえない。
こういうテーマを扱ったものとしては、萌えとか関係ない少し前にBSでやっていた「弟の夫」の方が評価は高いと思う。
今作はコメディ要素もあるからこんな感じでしたが、続編とかいらないよ。
にいさんずがイチャイチャしてるだけだろうし。
はるたん以外の人と恋に落ちる部長とか見たくない。
ドラマとしては綺麗にまとまったのだから、後は好きに妄想する方が楽しかろう。

万人が納得する結末なんてないし、思い通りでないからって文句言うのは良くないとは分かっています。
あのエンドの方が遥に需要が多いのはSNSなど見ても分かってた。
だからそういうエンドにしないと、DVDとかも売れないだろう。
牧春派が席巻する中、黒春派を見つけるのは大変だったが、そこそこいたのは嬉しかった。
こっちだって需要あるんだよ。

だから私も勝手に違う黒春エンドを妄想すると、続編は一人で突っ走りがちな部長を春田がコントロールしていく術を覚えていきつつ、そういうのを背景に普通の不動産ドラマを展開させていくというのが、自分勝手な妄想である。
妄想は自由さ。公式に文句言うのは良くないさ。
牧春に文句いうのも良くないさ。分かってるけど、自分のブログなので言ってみた。
公式サイトとか、そういう所に文句言うのは駄目です。

いや最初はほんと何派とかなかったんだけど、田中圭さん受けくさい顔だし(個人的見解です)、やっぱり年上との方が・・
牧君ドSという設定だったらしいけど(公式?)あんまりそういう要素も感じなかったしな。

最後に、多分脚本だけ読んでいたらそこまで好感はいだけなかっただろう春田創一を愛され男子にしてくれた田中圭さんに拍手。
この人を可愛いと思ったことはなかったが、今回こんな可愛く見えるとは。
やっぱり上手い俳優さんだな。
もはや黒歴史であろうヤンデレ三成も、真摯に演じぬいてくれたことはインタビューからも分かっているので、あれも愛してますよ。

あー長かった。多分大体吐き出せた、かな。
春田さんの会社での付き合ってる宣言は、アウティングといえるかどうかけっこう議論になってましたが、それまで語るとさすがに長くなる。

不快になった方ごめんなさい。苦情は受け付けぬ。あくまで個人的感想なのですみませんね。

ところで何だか、町田樹君がアイスショーで「あなたに逢いたくて」で滑る動画見てたら、切なくなってきてしまった。まっちーが乙女になっとる。やっぱりすごいよあの子。
いやご本人の解説は読んでないのですが、「相聞歌」というコンセプトがあるのかな。
でも自分にはそう見えたので。
エロいプログラムで素晴らしい。ぜひ見てみて。なんかね、部長を思い出しちゃった。

ちなみに後続ドラマの原作って「ニャアアアン!」(字数は合ってないかも)の人か。
ウェブで見ても、この人はエッセイ漫画の方が面白いんだけどな。
猫ちゃんたちのために、「ヒモメン」もよろしく。

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