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zoom RSS 「おんな城主 直虎」 第十八回まで

<<   作成日時 : 2017/05/14 12:16   >>

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このドラマがお好きな方はスルーして下さい




非常に今更な上に、またしてももう触れない詐欺になってしまいましたが・・・・
相変わらず同じような事の繰り返しになってしまうのも申し訳ない。
今作がお好きな方はスルーで。苦情は受け付けぬ。


同じ事やっていても、勝者と敗者では評価が違う。
伊達政宗や細川幽斎が文化人としても優れていても、軟弱ものとは言われない。
それは敗者じゃないから。
毛利元就が、和睦しておきながら殺害しても、さすが知略家となる。
敗者じゃないから。
同じような事今川氏真がすると、だから駄目なんだと言われる。
敗者になったから。

今川氏真は、塚原ト伝から剣術を学んでいて免許皆伝の腕前で、けっこう強かったらしい。
功績も上げているようですし。
蹴鞠だってスポーツですから、インドア派とは言えないのではないか。
歌は当時の武将誰でも嗜んでいますし。
ちなみに歌は大して上手くなかった模様。

桶狭間敗戦後は、今川のために奔走しており、寿桂尼に頼りきりで何もしてなかったかのような描写はおかしいと思う。
駄目な当主は追い落とされる時代である。
そもそも寿桂尼って言うほど影響力あったのか?
氏真は病弱でも子供でもなかったし、ちゃんと氏真を描写して欲しかった。
尾上松也さんは肖像画の氏真そっくりでちょっと笑いましたが。

尾上松也さんはインタビューで、今川家をだめにした印象しか持たれていないかもしれません。しかし最終的に家を絶やさなかったということは、葛藤しながらもその時々に柔軟に対応し、必死に生を全うした人物ではないかと思います、と仰っていて、せっかく役者さんがそういう気構えでいるのですから、これからでも(多分最後まで出てくるんじゃないかと思う。何気に長生きしているから)そういうところを描いて欲しい。

関東ジュニアでは、武田勝頼が再評価されていて、今川氏真はいまだ再評価への道は険しいようですが、どちらがどうとか比べるのは意味ないし好きじゃないですが、そんな現状だからあえて今川氏真の方が上と言いたい。
双方正室は北条の姫ですが、妻子も守れず死なせた勝頼に対し、氏真は家族は守りましたからね。
大大名としての今川は滅びましたが、家名は残し、江戸時代も高家の待遇でしたし。
まさに戦国ファンタジスタ。
優れていたとはいえないものの、残忍でも暗愚でもなかったと思う。
今川義元の領地経営が優れていただけに、桶狭間でいったん崩れると立て直しは難しかっただろうと思う。
武田と徳川に挟まれるという、後世から見ればお気の毒な立場でしたし。

結果から逆算し、敗者はダメな奴だからそうなったんだ、的な単純な考え方は、現在では見直しの傾向があります。
それに対応できていない、今作の今川氏真という点だけでも、この大河は自分的にはがっかりな大河です。
別に、実は優れた人物で、彼は全然悪くないとか言ってるわけではなく、史実を無視して馬鹿に描きすぎ。これは改悪と自分は見る。つまらん。


あと、小野政次の描き方。
高橋一生さんが今作の小野政次にハマっている事は否めませんが、おかしいと思う。
史実の小野政次(道好)が佞臣かどうかは意見の分かれるところ。

石田三成が、単に家康と敵対したから後に豊臣政権の暗黒面の黒幕にされたのだろうというだけではなく、いろいろ照らし合わせてみると、どうも三成黒幕はどれもおかしいとなっているのと同じように、小野親子も、単に政次が家康に処刑されたからだけではなく、やっぱり専横していた悪人とするには腑におちないところがあるから、彼らによる讒言、専横、横領はなかったのではないかという説もあるわけです。

小野政次を単なる悪人としていないということは、再評価の狙いがあるのかなと思っていました。
が、井伊を乗っ取ろうとしているにしては腑に落ちないという理由に、政次が結婚しようとしないということを上げていた。これはいただけない。
小野政次に妻子がいたのはれっきとした史実です。
幼い息子も家康に処刑されていますから。

たくさんいたはずの弟をいないことにしたのは、まあいい。
結婚してないのは時代を考えればおかしいですけど。
何故結婚しないのだろう(直虎母)って、それはだれも縁談の世話してやらないからだろう。
そもそも井伊は、二度も政次の縁談を反故にしているのである。
なのに何故結婚しないのかって、馬鹿?よくそんな事言えるもんだよ。

結婚相手って自分で見つけてくるものなのか?
このドラマの設定では、今川が政次に縁談を持ち掛けないのも変ですけど。
寿桂尼などは、このドラマでは、明らかに政次を完全には信用してないと思うし。
大体兄より弟が先に結婚するのも変ですけど。

それでも、妻子がいないことにするだけなら、まあいいとしても、それを井伊乗っ取りを否定する材料に使うとは。
これもう、小野政次じゃないよね。あの人物誰?
史実を改変するには、ルールがあるように思う。
これは、史実じゃないのでシラケるというレベルの改悪。

史実を改変するにあたっては、それによって面白くなるか、ドラマ上必然性があるか、ドラマとしての説得力があるか、これはこれでアリだと思わせてくれるか、色々あると思うが、個人的にはどれも該当せず、よってこのドラマに対してシラけてしまった。

悪人とはしないなら、無理に直虎や井伊家中と対立させる必要など全然なかった。
以前にも違和感その2かなんかやらで何度か書いた覚えありますが、この設定不自然に見えて仕方ありません。
多少物言いがアレな事はあっても、さほど偉そうにしたりしてるわけでもないのに、なんで小野はこんなに嫌われているのか、信用されてないのか、さっぱり分からない。
この違和感は、政直存命からずっとあった。
実際は、対立していた証拠はないと思う。二次資料以外は。

後見に執着し、井伊乗っ取りを訝しむなら、こんな大変な状況の井伊を乗っ取っても大して旨みがないのに、とか、こんなに人望がない(それも不自然ですが)のに、乗っ取ってもその後どうするのか、とか、子がいない意外にいくらでも理由付けできただろう。

今回信長、信玄に先駆けての顔見世となった武田義信ですが、義信事件にしても、義信一人が幽閉、廃嫡というだけでなく、連座者は80名以上にものぼったようで、つまりそれだけ義信側についていたということで、家中の下剋上は自分側に付く人がある程度見込めないと出来ないわけです。後が続かないから。
このドラマの状態の政次が井伊を乗っ取ったところでどうしようもなく、そこを訝しむとかで良かったのではないか。

ところで間違ってたら申し訳ないが、義信事件が出て来たので、今ドラマでは1567年かという記述をどこかで見たが、幽閉されたのは1565年(永禄八年)だと思う。
幽閉、廃嫡後すぐに殺したのだか自害したのだかではないという事になっているので。
自害だか何だか、とにかく亡くなったのは1567年、という事になっていますが。
実際には分からないけど。本当は幽閉するふりして殺害してたという説も。
とにかく、義信事件は武田にとっても、すぐに家中立て直し、駿河侵攻は困難なほど大きなお家騒動であった。

あとさ、武田四郎勝頼が織田から嫁もらったこともやれよな。
これも今川にとっては衝撃だったんだから。
歴史背景描写少なすぎ。
まあこれはそのうちやるかもしれませんが。
義信幽閉と多分同じ年だったと思う。
織田からのお嫁さんは、男子出産後亡くなってしまいますが。

話を戻して、いたはずの人物をいない事にするのは、ドラマを煩雑にせず進めるには仕方ないところはある。
「武田信玄」では、信玄の三男、五男はいなかったし、義信と正室との間の子も、なぜかいない事になっていた。
まあ、あのドラマの本質とは関係なかったから、まあいい。
今作でも、直満とともに誅殺された直義(だったっけ)は省略されていたし、しつこいが政次の他の弟が省略されていたのも、まあいい。

政次の妻子がいないのも、不自然だけど、まあそれならそれでもいいよ。
しかし、それをドラマの大事な部分に絡めてくるとは。
これでは小野政次の再評価にならないし、一体何のために悪人としなかったのかも分からない。
敵を欺くにはまず味方からって、直虎たちが勝手に安易に政次が裏切ったと決めつけていただけではないか。
味方を欺いていたら、必要な情報が入らず、守りようがないではないか。
欺く必要性が分からない。

直虎と政次の関係が今の所のこのドラマの見どころかもしれないが、自分には不自然さしか感じない。
柴咲コウさんや高橋一生さんには好感もってますが歴史ドラマとしてどうかと思うし、そもそも、ドラマとして破綻してると思う。

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