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zoom RSS 「真田丸」第二十二回「裁定」

<<   作成日時 : 2016/06/08 21:26   >>

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今回は、ちょっと良かった、所もあった。
三谷氏の良い所が、多少出ていたように思います。

最初に愚痴を片づけてしまうと、
これほど北条攻めを避けたがる三成には、やはり違和感がある。
朝鮮出兵なら分かる。
そちらは反対していた記録もあるし。
でも、北条攻めは違うだろう。

すっ飛ばされていたが、南の九州征伐はしているのに(四国征伐も)、こっちはやりたくないとはどういうことか。
少なくとも、名胡桃事件の後では、率先して北条攻めを唱えてもおかしくない。
自分が頭を下げて、真田に折れてもらったのに、自分も豊臣も面子を潰されたわけで、あれだけ言ってた総無事令、私闘禁止を破ったわけである。
なのにまだ、書状を・・・とか眠たい事言ってる場合か。

逆に利休に、北条を潰せとか言わせてる意味は良く分からない。
黒利休と言われているが、利休の方が普通に見える。
無理のある対立フラグを、何故立てる。

予告だが、忍城攻めやるのか・・・・
真田昌幸参加してるので、避けては通れないとは思っていたが。
いや、正しくやってくれるなら、ぜひやって欲しいですが、予告見る限り、その望みは薄い。
ミスリードならいいなと仄かな期待はあるけど、視聴意欲を削がれる予告であった。

裁定シーンはもちろん創作で、三谷氏こういうの得意だと思うし、それなりに面白かったのですが、色々交渉していたのは昌幸だと思うので、やはり割を食わされてるなと思うわけです。
実際は信繁特に何もしてないと思う。
本作の昌幸って、戦上手だが、それ以外は残念な親父っぽい事が多いように思うのですが、昌幸の実像としては、正しくないと思う。
詳しいわけでは全然ないので、偉そうな事言えませんが。

真田信繁は、若い頃などは言われるほど何かしたわけではないのですが、それは父昌幸が偉大だったからでしょう。
しかも長男でもないし、父親が存命中は影が薄くならざる得ない。
そんな中主人公を際立たせようとすると、やはり昌幸が割を食うことになるということかもしれません。(そもそも三谷氏の昌幸像に問題がある気もしますが)

とはいえ、主人公補正行き過ぎゾーンにギリギリ入ってこないバランス感覚はありますね。
そこはやはり、偽善者かねたん、お花畑脳GO、ぼんくら官兵衛といった死屍累々戦国大河とは違います。

色々頑張った信繁ですが、結局出来レースだったので意味なかったというオチに。
三成(もどき)も、今更信繁に文句言うなら、あらかじめ言ってあげれば良かったのではないか。
お家の大事なんだから、必死になるのは当たり前だろう。
本作の三成は、初登場から思っていたが馬鹿なんじゃなかろうか。
いや、キレ者っぽい描写はあるものの、説明不足、言葉足らずの上に、難しいことは出来るのに簡単なことは分からず出来ない、というタイプか?

この裁定シーン、主人公がとにかく偉そうにがなり立てたら、なぜか相手は納得し「サスガカンベージャ」になる悪夢を思い起こした人はけっこういたのではないかと思いますが、そこは三谷氏、さすがにそんな下手は打ってこなかった。

良かったところは、これだけ立場も思惑も全く違う登場人物たちがいて、全員に大なり小なり感情移入出来たというところでしょうか。

惣無事令、私闘禁止、そして乱世終結へ。
それまでぼんやりと、いい事なんじゃない?としか思ってませんでしたが、時代をそうやって作り変えるということが、いかに大変なことだったか、当時の三成たちの苦労が改めて偲ばれますし、自分たちの揉め事は、自分たちで武力で解決するのが当然だったのが、その手段を奪われることが、いかにもどかしく、屈辱的であったかということも伝わってきました。

特に北条のような名門大名は、簡単には受け入れ難かったのではないか。
豊臣を相手にする恐れも微かに滲み出ていたような気がしますが、それでも受け入れられない。名門だからこその滅亡だったのかもしれない。

たしかに氏政の行為は自殺行為で、愚かに見えますが、気持ちは分からないでもないと思わせるものがある。
敵側で主人公陣営の昌幸も、同じようなジレンマを抱えているという見せ方をしているから。
「お父さん、時代が変わったのですよ」と言ってくれる息子は氏政にはいませんし。
いても聞くかどうかわかりませんが。
板部岡江雪斎お気の毒に。

「何度も救いの手を差し伸べてやったのだ。もう北条を攻める」という秀吉にも、ごもっともと思わせるものがあった。
この小田原攻め、なかなか北条側は凄惨なことになります。

今回妙に賢かった秀次や、あれだけ喚き散らすばかりだった氏直が普通になっていたり、相変わらずキャラが安定しないなと思いますが。
最初に酷く描くのはやめればいいと思う。

こうして乱世終結と思われたが、海を越えて戦をするという悪夢が待っているのであった。

今回、もちろん史実に照らし合わせていけば、色々変な所はあるでしょうが、ドラマとしてはなかなか上手いと思わせるものはありました。

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