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zoom RSS あさが来た8 明治という危うい時代

<<   作成日時 : 2016/01/01 18:04   >>

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「鬼灯の冷徹」16巻で、巫蠱という虫を使った呪いのことが出ていて、壺の中で競わせて強い虫を作って使うというもので「セキガハラ」5巻で如水がやろうとしているのもこれだと思う。
関ヶ原という場所を壺、武将を虫に見立てて。
・・・・呪詛返しされそう。

さて「あさが来た」折り返し地点に来ていますね。
五代さん、人気あるみたいなのですが一番リアリティに欠けるし、かすれ声とかなんか耳障りで個人的にそんなに好きではないのですが。
そもそも独身みたいな扱いになってるのは何なんだ。
ガイドブックあらすじにはあった「国元に奥さんもややこもいてはるのに」というセリフがカットされてたし。
このあたりの人物の女性関係の派手さについて今更隠すこともなかろうに。

次週は恋バナなの?うーん・・・・・
あさが東京行った週もただの観光みたいなことになってたし、もう少しビジネス面を描いてほしいところ。

炭鉱編は、演じた長塚圭史さんには悪いけどサトシ(松造)は完全にいらないキャラだった。
あんな話もいらない。
新次郎にトラウマを設定して、商売嫌いから変わっていくようになるきっかけ作りかと思ったけど、大して変わってないし。
そういう作りにするにしても、他にやりようがあったと思う。
史実の事故の悲惨さを思うと、不快な改悪だったと思う。
サトシに対する新次郎には、好感度上げるどころかイライラした。

ドラマ内では女性の地位向上をよく叫んでいるけど、実際は明治というのは「家制度」で女性の権利は悉く奪われ、歴史上この上なく女性の地位が低くなった時代でもある。

東京での週は新しい時代のキラキラ感と共に大久保利通暗殺も入り、光と闇が混在した明治の世が表わされていたと思う。
五代たちは西洋に負けない強い日本をと富国強兵的なことを叫ぶが、未来人であるこちらからは痛々しく響いてしまう。
それが日清、日露、満州事変から日中、太平洋戦争へと続く日本崩壊へとつながるようにどうしても聞こえてしまうから。
もちろんそんなつもりで五代たちは言ってるんじゃないことは分かりますが。
今生きてる時代の事なんて、後からじゃなければ分かりませんから。

富国の面からも女工哀史的なことや足尾鉱毒事件といった悲惨な犠牲を引き起こした。
それは戦後も公害や原発乱立など、同じようなことを繰り返している。

ヒロインは日本初の女子大を作るわけだが、女性も男性も「やわらかい心」を忘れていく。
教え子でもある平塚らいてうの男女同権の主張に浅子さんは批判的だったようだが、日本から「やわらかい心」がなくなっていく危機感があったのかもしれない。
戦争は男性のせいで女性は犠牲になったと腑抜けたこと言ってる人もいますが、
「はだしのゲン」でゲンの彼女の光子さんも言ってたとおり、女性も十分加害者なんだよ。
一緒になって戦争したんだよ。
歴史みても、戦争しまくってた女帝なんていくらでもいるし、戦国時代だって「江」みたいな腑抜けた大河と違って積極的に女性も関与していたわけだ。
それの何が悪いのか。戦国はそういう時代だったんだよ。
なのに「戦はいやでございます」ばっかり延々やるから・・・・

ヒロインの考えていた女性のやわらかい心は、残念ながらその後なんの役にも立たなかった。男女問わずそんな心はなくなっていったから。
女子大なんかに通えた人って、人口の何割だろう。
明治生まれのおしんは、女だからではなく貧しさで小学校にも通えず、幼くして働いていた。
もっと時代が下った「おひさま」でも、貧しさで小学校をやめて奉公にでなければならないヒロインの級友の少女がいた。
特に北国は悲惨で(もちろん北国だけではないが)最下層ともいうべき人たちが、少し前に復刻されて話題になった「親なるもの −断崖ー」の女郎部屋に売られた少女たちではないだろうか。
大不況もあり、貧富の格差が後の崩壊へと繫がっていったように思う。

今回武家ではなく商家からの幕末、明治というなかなか面白い視点のドラマですが、被支配階級といえど多くの一般庶民ではなく、やはり一握りの豪商であることは頭に入れといた方がいいと思う。
結局ドラマとはあんまり関係ない話になってしまった。
一部の富者のために下層階級を虐げると、結局国は崩壊するというのが明治から昭和の流れである。
上っ面に国を豊かに見せるために人柱を立ててはいけないということ。
ドラマとは関係ない話ですが、明治というのは色々危険で考えさせられる題材でもある。
司馬遼太郎先生が生前「坂の上の雲」の映像化を許可しなかったのも分かる気がする。


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