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zoom RSS 「あさが来た」 ※ネタバレあり

<<   作成日時 : 2015/10/08 21:07   >>

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朝ドラ「あさが来た」、ちらちら見ておりますが、
公式ガイドブックで、途中までのあらすじをパラパラ読んでしまったので
ネタバレ含んでしまいますので、知りたくない方は読まれない方がいいです。



朝ドラ初の幕末からということで、大河ドラマのように言われることもあるようですが、
そういう見方は危険だと思います。
大河ドラマは、この時代のこの人物を描く、という謳い文句ですが、
朝ドラは実話系でも、この時代のこの人物をモデルに描く、ということで
一部を除き人物名なども少し変えて描かれています。

また、大河ならではの文法、朝ドラならではの文法というものがあります。
子あさの五代へのジャンピングや惣兵衛でのスライディングは、朝ドラだからセーフなのであって、大河ではアウトでしょう。
今年の「花燃ゆ」の当初の批判の一つに「まるで朝ドラのよう」であったように、
朝ドラだったら許容範囲内だったのだけど、という部分があったと思います。
今や朝ドラとしてもダメダメですが。

朝ドラを馬鹿にしてるというわけではなく、それぞれの特色というものがあるわけです。
重大事件スルーとか、朝ドラなら良くても大河は誰が主役でもアウトです。
大河ドラマは歴史ドラマという大前提があるからです。

実際の浅子さんと姉の春さんは、実は正妻の子ではないのですが、そこを改変したのも大河だったらアウトでしょう。
浅子さんの夫は、浅子さんが連れてきた女中との間に4人ほど子供をもうけるのですが、
それが朝ドラで描かれるかどうか分かりませんが、そこをやめてしまったとしたら、
大河だったらやっぱりアウトです。

今のところ概ね好評なのは朝ドラだからであって、
これがそのまま大河ドラマだったら、やっぱり批判されていたでしょう。

大河と朝ドラの違いはこの辺でやめておくとして、今のところ秀逸だと思うのは
あさと、正反対として設定されている姉のはつをダブルヒロインにしたことでしょう。
姉の嫁ぎ先が倒産するのは事実ですが、それ以外やその先などは、おそらく創作だと思います。
史実系朝ドラは、度々創作部分が面白くなかったりします。
そんななら事実に忠実にやればいいのに、とか思ったりします。
「花子と呼んでくれりょう」はしつこすぎて胸やけしそうだった。

で、今回の創作であるダブルヒロイン設定ですが、どちらの生き方も否定しない描かれ方がされるようです。
それはとてもいいと思います。
お姉さんの方は可哀相と以前書きましたが、たしかに過酷な運命が待ってはいますが、そんな言い方は失礼だったかもしれないと思わせるものがあります。
彼女には彼女の、ヒロインとは違った強さがあることが描かれる。

実は嫁ぎ先は当初逆だったというのも、逆だったらどうなっていたんだろうと色々想像できて面白い発想だと思います。

また、こうしたドラマで陥りがちな、女=善、素晴らしい、強い
男=悪、駄目
という感じではなさそうなのも良いと思います。
そういう図式は、同じ女性から見てもげんなりします。


ヒロインを理解したり手助けしたりするのは男性である舅だったり五代氏であったりして、女性である姑は理解者ではありません。
姉を虐げるのも男性である夫や舅ではなく、女性である姑です。
(朝ドラ名物、姑の嫁イビリ・・・・)
子供の頃は面白くていい奴だったという、男性である姉の夫を能面、白蛇にしてしまったのは
女性である母親です。
女性である母親に対し「男なんてお家のための道具としか思ってへん」
自由がないのは男性も同じであることを示しています。
お家のための道具、男性の女性に対してのセリフとしては新鮮ですし、戦国大名が言ったら「この現代脳が」と思う所ですが、この時代だとさほどの違和感はない。
どうでもうすぐ潰れるし、時代も変わるしな。

実際、現状の自分のそれまでの生き方に誇りを持って生きている女性にとって、あさのような女性はそれを破壊する存在として見えることもあるでしょう。

役者さんについてですが、ドラマで見ると今のところ好印象な新次郎さんですが、文章で読むと、驚くほどつまらない男です。
惣兵衛の方が俄然面白みがある。
これが好印象に見えるのは、玉木宏さんのキャスティングが上手くはまった結果でしょう。

「おひさま」ではヒロインの純朴で人のいい幼馴染を演じていた柄本君(その時の両親役は、本物の両親だったな)が、今回の白蛇さんこと惣兵衛。
これからどう変化していくのか楽しみです。

役者として演じ甲斐があるのは惣兵衛のほうでしょう。
能面の下には別の顔があることが分かってきますし、
あさへの暴言も理由無きことではないことが、なんとなーく分かってきますし。
ていうか年下の女子から「笑え」とか言われたらなんかむかつきません?
こっちにだって笑えなくなった理由があるんだよ。
新次郎が会いに来たのも「あのじゃじゃ馬の差し金か」と、けっこう鋭いというか、決して馬鹿ではないことが伺える。
家は潰しますが、むしろそこからが彼の勝負所。
はつへの態度等少しずつ変化していく分演じるのも楽しいと思う。

新次郎は難しいと思う。
玉木さんにしかできないでしょう。

ヒロインの波瑠さん、そうですね・・・・じゃじゃ馬には見えても賢そうには今のところあんまり見えないような。頑張ってほしいです。
朝ドラの場合、ヒロインはフレッシュさ重視で脇に芸達者を並べて、というパターンが多いので演技力はそんなに厳しく問われない傾向にありますが、「カーネーション」や「マッサン」は尾野真知子さん、玉山鉄二さんの好演が大きかったことを思うと、うん、やっぱり頑張って欲しいです。
宮崎あおいさんは、さすがもはやベテラン。
彼女がヒロインだった「純情きらり」では、逆に父親の死で経済状況の悪い家のためにキモ系男に嫁いだおとなしいお姉ちゃんを連れ戻したりしてたな。
あの男はたしか手をあげてたからな。DVはいかん。

惣兵衛はDV男ではないし根は悪い奴ではないことが分かってくるので大丈夫。
むしろ姑が・・・・
きらりでは上のお姉ちゃんが今回のお母さんである寺島しのぶさんでしたな。
困ったお姉ちゃんであった。

前作「まれ」が酷い出来で、幕末ものの今年の大河「花燃ゆ」も惨憺たる有様ということもあり余計期待が大きいようですが、突っ込みどころはけっこうある。
が、概ね面白ければいいのだ。
時代が進んで女子大が創設されても、全然朝が来ない最下層の人たちもいたわけで
そのあたりのことまた書くかもしれませんが、あらすじ読んだ限りダブルヒロイン制が上手く機能しているように思うので、期待しています。

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